フォーサイト宅建士講座を受講した宅建士Kiryuです(*^o^*)
今回はフォーサイト宅建士講座の過去問題集をレビューします。
この記事を読んでいただくと、フォーサイト宅建士講座の過去問対策が充実しているかどうかが分かります。
なお、実際にフォーサイト宅建士講座の過去問対策を受講したうえで書いていますので、信頼性は抜群です。
ぜひ参考にしてみてください。
フォーサイト宅建士講座の過去問題集とは?
「フォーサイト宅建士講座の過去問題集」とは、フォーサイト宅建士講座のバリューセット1および2に含まれている「過去問講座」の問題集のことを指します。
冊数は全部で5冊。大きさはB5版です。
ページ数は次の通り。
巻 | ページ数 |
---|---|
宅建業法A | 288ページ |
宅建業法B | 144ページ |
法令上の制限 | 176ページ |
その他の法令 | 144ページ |
権利関係 | 272ページ |
以下ではこちらのテキストを使う「デメリット」について先に触れ、その後「メリット」について深掘りしていきます。
フォーサイト宅建士講座の過去問題集を使うデメリット
フォーサイト宅建士講座の過去問題集を使うデメリットは、本試験の予行演習ができないという点です。
予行演習ってどういこと?と思われたかもしれません。説明します。
私の経験上、宅建試験の過去問対策においては、「問1から問50まで、試験1回分全50問を、2時間以内に解く」という予行演習のような訓練を、何度も何度もやっておくのがよいです。
これをやるかやらないかで、合格するかしないかが7~8割決まります。
ところが、フォーサイト宅建士講座の過去問題集は「令和元年度の問1~問50」「平成30年度の問1~問50」「平成29年度の問1~問50」…という構成にはなっていないんです。
つまり、「年度別」の過去問題集ではないんですね。
ではどのような構成になっているかというと、各年度の問題をいったんプールして、分野ごとにグループ化するという「分野別」の構成になっています。
つまり、「宅建業法の問題をグループ化して2冊に」「法令上の制限の問題をグループ化して1冊に」「その他の法令の問題をグループ化して1冊に」「権利関係の問題をグループ化して1冊に」という構成です。
問題が「年度別」にまとまっているわけではないので、「さぁ今日は平成30年度の問題を解く!」というような予行演習的な解き方はできない、ということになります。
これは少し困った事態ではあるのですが、安心してください。
次の3つの方法で、この問題は解消できます。
デメリット解消法1: 再現問題集を使う
フォーサイト宅建士講座の過去問講座に含まれている「再現問題集」を使うことで、試験本番の予行演習ができます。
「再現問題集」は、前年度の問題を本番そっくりに再現したものです。問1~問50まで、試験1回分の問題が含まれています。
再現問題集を使えば、制限時間内に解くための訓練ができます。
ただ、試験1回分だけだとちょっと物足りません。
そこで、次です。
デメリット解消法2: 模擬試験を使う
フォーサイト宅建士講座の過去問講座に含まれている「模擬試験」を使うことで、試験本番の予行演習ができます。
「模擬試験」は、フォーサイトオリジナルの模擬試験です。問1~問50まで、試験1回分の問題が含まれています。
模擬試験と、先にお伝えした再現問題集とを合わせれば、試験2回分です。制限時間内に解くための最低限の訓練ができます。
なお、私のおすすめは、「試験10回分くらいを予行演習として解いておくこと」だったりします(^^)
そこまでやっておきたい人は、次の解消法も実施してください。
デメリット解消法3: 市販の予想模試を使う
夏頃になると、市販の「直前予想模試」が書店やAmazonに並びますので、それを使って試験本番の予行演習ができます。
1冊あたり試験3~4回分くらいの模試が含まれています。
価格は1冊あたり2,000円程度。少し追加費用がかかってしまうとはいえ、それほど大きな金額ではないですよね。
直前予想模試を利用して、残り8回分程度の予行演習をやっておきましょう。
フォーサイト宅建士講座の過去問題集を使うメリット
次に、フォーサイト宅建士講座の過去問題集を使うメリットをご紹介します。
デメリットに比べてメリットははるかに多く、全部で8つです。
- 分野別タイプだから知識がつきやすい
- 学習効率を重視したレイアウト
- 充実の「過去問13年分」対応
- 解説まわりのクオリティが高い
- 過去問への「取り組み方」もサポート
- テキストに完全対応→並行学習が可能に
- 過去問講座(講義動画)で問題の解き方を学べる
- スマホアプリでいつでも気軽に過去問演習ができる
以下で順番に説明していきます。
分野別タイプだから知識がつきやすい
フォーサイト宅建士講座の過去問題集を使うメリットの1つめは、分野別タイプなので知識がつきやすいことです。
先に、分野別であることをデメリットであるかのように書きましたが、実は分野別であることが学習に良い影響を及ぼす側面も大いにあります。
具体的には、「同じ論点の問題をまとめて解けるので、知識がつきやすい」という点です。
例として、過去問題集の第1巻「宅建業法A」を例にとってみましょう。最初に出てくるのは「宅建業の免許」に関する問題です。
「免許」の問題が2つ並んでいますよね。実はこの後にも同種の問題が続いており、全部で6問の「免許」に関する問題を全族で解くことになります。
類似した問題を集中的に解くことで、その問題の論点(先の例だと「宅建業の免許」)に関する理解がドンドン深まっていくんです。
あまりピンとこない人は、小学生の頃、宿題で「算数のドリル」を解いたことを思い出してください。
ドリルではたいてい、同種の問題を繰り返し解きましたよね。同種の問題を解くことで、基本的な計算のやり方を身に付けたはずです。
また、中学生や高校生になっても、数学の時間は「例題」のあとに「練習問題」を解いて、次に「演習問題」を解いて、さらに「類題」を解いたりしたことと思います。
私たちの脳は、同じテーマの問題を解けば解くほど深い理解に至るという性質を持っているんです。
フォーサイトの過去問題集を使う場合、学校で解いた算数ドリルや数学の類題と同様、類似問題を短期間でまとめて解くことになります。
これにより効率良く理解が深まり、知識が自然に定着していくというメリットがあるのです。
学習効率を重視したレイアウト
フォーサイト宅建士講座の過去問題集を使うメリットの2つめは、学習効率を重視したレイアウトになっていることです。
フォーサイトの過去問題集のページをめくると、見開きの左ページが問題文、右ページが解答・解説という構成になっていることに気が付きます。
このレイアウトであれば、左ページを見て問題を解いた後、即右ページで解答・解説をチェックできます。
それのどこがメリットなのかは、市販の過去問題集と比較して考えてみるとわかります。
市販の過去問題集では、解答・解説が巻末にまとまって掲載されていることがよくあるんです。
この場合、1つの問の解説を探すのに大量のページをめくらなければならず、勉強の効率が悪いです。
フォーサイトの過去問題集のレイアウトであれば、左ページと右ページを交互に見るだけですから、最もムダが無いということが分かると思います。
「でも、見開きの左が問題文、右が解答・解説だと、問題を読んでいるときに正解が目に入ってきちゃうんじゃない?」
そんな不安の声が聞こえてきそうです。
でも全く問題ありません。私も実際に使ってみて分かったのですが、フォーサイトの過去問題集には「答えが目に入らない」ための工夫がなされており、回答が先に見えてしまうことは一度もありませんでした。
工夫は3点あります。
1つ目の工夫は、非常に目立たない部分に正解が記載されているということです。
次の画像を見てみてほしいのですが、そもそもどこに正解が書かれているの?と感じてしまうのではないでしょうか。
実は正解は見開き右ページの一番右下に、やや薄い字で書かれています。
全く目立たないので、問題文を読んでいるときには少しも目に入ってきません。
どうしても気になる場合は、右ページの下に手を軽く手を置いて隠すこともできますし、それが簡単にできる位置でもあります。
2つ目の工夫は、選択肢の正誤が○や×などの記号で記載されていないということです。
市販の問題集でよくあるパターンですが、4つの選択肢の解説部分に「○」「×」が目立つ色で書かれている場合があります。
それだと問題文を読む前に「○」「×」目に入ってしまい、ある程度答えが分かってしまい良くありません。
この点、フォーサイトの過去問題集は選択肢の○×が明記されておらず、解説を一読しなければ正誤が分からないようになっています。
3つ目の工夫は、目隠しシートです。
「右ページに解答・解説があるとわかっていると、絶対に見てしまう…」という人のために用意されたアイテムです。
このシートを使うと、解説文はもちろん、右下の回答まで全てを覆い隠して見えなくできますので、もう100%絶対に正解は見えません。
しかもこれを過去問題集に挟んでおくと、「しおり」の代わりにもなるという優れモノです(^^)
以上のように、フォーサイトの過去問題集のレイアウトは、学習する人の立場になって考え抜かれています。
実際の過去問題集の雰囲気をもう少し確認したい場合は、フォーサイト宅建士講座の公式サイトでサンプル問題集を確認してみてください。
⇒ 【フォーサイト公式】宅建士講座「サンプル問題集」を確認する
充実の「過去問13年分」対応
フォーサイト宅建士講座の過去問題集を使うメリットの3つめは、充実の「過去問13年分対応」です。
宅建試験に合格したいのであれば、最低でも10年分の過去問を勉強する必要があると言われています。
市販の過去問題集を見ると、最近では12年分の過去問題集も増えているようです。
そこで、フォーサイト宅建士講座の過去問題集は何年分の過去問が収録されているのかが気になると思います。
そこで過去問題集に含まれている問題の数を数えてみました。
タイトル | 問題数 |
---|---|
01A 宅建業法 | 159 |
01B 宅建業法 | 81 |
02 法令上の制限 | 105 |
03 その他の法令 | 103 |
04 権利関係 | 191 |
合計 | 639 |
全部で約640問です。これは過去問13年分(650問)にほぼ等しい数字です。
10問ほど足りていないのは、過去問題集に含めてもほとんど意味をなさない「年次統計」に関する出題を除外しているためだと考えられます。
以上のことから、フォーサイト宅建士講座の過去問題集には13年分の過去問が収録されていると結論づけられます。
これは市販の多くの問題集よりもさらに1年分多い数字です。
フォーサイトの過去問題集を利用すると、ライバルたちよりも多くの過去問に触れることができます。
充実した過去問演習をしたいと考える人は、フォーサイト宅建士講座の過去問題集をぜひ利用しましょう。
解説まわりのクオリティが高い
フォーサイト宅建士講座の過去問題集を使うメリットの4つめは、解説まわりのクオリティが高いことです。
過去問題集は、過去に本試験で出題された「問題」と、その「解答」および「解説」から構成されているのが一般的です。
「問題」と「解答」は基本的にどの過去問題集も同じになります。
そのため「解説」や「解説に付随する部分」の質がその過去問題集の良し悪しを決めてしまうと言えます。
フォーサイト宅建士講座の過去問題集の解説まわりは、次の3つの理由から高く評価できます。
第一の理由は、簡潔でス~ッと頭に入ってくる「文体」です。
実際の解説を見てください。
選択肢1つに対して1つの解説がついています。解説の長さは、多くの場合2~3行程度。
短い言葉で的確に論点を突いており、さらに重要部分が目立つようマーカーが入っています。
学習者にとって、とても使いやすい構成です。
第二の理由は、肢ごとにテキストの参照ページが付されていることです。
各解説の末尾には、「テキスト P82」などと記されているのがわかると思います。
解説を読んだ後に「もう少し詳しく知りたい」「復習したい」と考えた人のために、テキストの該当ページが記されているのです。
どの問を解いていてもすぐにテキストに戻って詳細を確認できますので、非常に便利です。
第三の理由は「捨」マークがあることです。
「捨」マークは、その選択肢は「捨て肢(あし)」であり、○×が分からなくても気にしないでOK!ということを意味しています。
宅建試験では、普通は知られていないようなマニアックな知識が問われることもあります。
このようなマニアックな知識は、たとえ覚えたとしてもその後の試験で出題される可能性は非常に低いです。
だから思い切って捨ててしまうほうが効率的ということで、選択肢によっては「捨」マークが付されています。
おかげで、学習者はムダな時間を省いて、他の重要度の高い選択肢に意識を集中できます。
以上のように、フォーサイト宅建士講座の過去問題集の解説まわりは、学習の効率を高められるよう、いくつもの配慮がなされています。
過去問への「取り組み方」もサポート
フォーサイト宅建士講座の過去問題集を使うメリットの5つめは、過去問にどのように取り組めばよいかをサポートしてくれることです。
今回受験する宅建試験が初めての国家試験の受験である、という人は多いと思います。
私もそうだったので分かるのですが、初受験の人は次のような悩みに陥りがちです。
- 「過去問を解けといわれても、どのように解いたら良いか分からない…」
- 「過去問を繰り返せと言われても、何回繰り返せば良いのか分からない…」
- 「同じ問題を何度も間違えてしまうので、どうしたら良いか分からない…」
でも、あなたがフォーサイト宅建士講座を受講するなら、そんな悩みを抱くことはないでしょう。
なぜなら、フォーサイト宅建士講座の過去問題集を読めば、過去問演習への取り組み方が明確に書いてあるからです。
過去問題集の冒頭部分の1ページをご覧ください。
過去問はこうやって解きましょう。○回繰り返しましょう。同じ問題を何回も間違えるならこうしましょう…学習者の「分からない」に先回りして答えています。
フォーサイトを利用する人は、それらの指示に素直に従って実践すればOK。
「過去問対策の進め方をきちんとサポートしてもらえる」ということが、お分かりいただけたかと思います。
テキストに完全対応→並行学習が可能に
フォーサイト宅建士講座の過去問題集を使うメリットの6つめは、テキストと過去問題集が対応しているので、並行学習が可能になっていることです。
「フォーサイトのテキストの目次」と「フォーサイトの過去問題集の目次」とを比較すると、対応関係がわかります。
下の画像はテキストの目次です。
「業務全体を通じての規制」「開業するための準備をしましょう」「営業活動を開始しましょう」…といった見出しが並んでいることが確認できると思います。
次に、過去問題集の目次を下の画像で見てみましょう。
テキストの目次とほぼ同じ見出しが並んでいますよね。
目次の比較からわかるように、フォーサイトのテキストと過去問題集の内容には対応関係があります。
テキスト・過去問が対応していることにより、並行学習が可能です。
つまり、「テキストのこの範囲を勉強したから、力試しで同じ範囲の過去問を解いてみよう」という使い方ができるということです。
インプット学習で新鮮な記憶を保っているうちに、問題を解いてアウトプット。問題がスムーズに解けるので気持ちが良いですし、理解した内容を忘れにくくなります。
並行学習ができることで、過去問を解く勉強は楽しいものに変わっていき、合格力をいっそう高めることへつながります。
過去問講座(講義動画)で問題の解き方を学べる
フォーサイト宅建士講座の過去問題集を使うメリットの7つめは、「過去問講座」(講義動画)で問題の解き方を学べることです。
宅建の過去問対策をしている人からは、よくこんな声が聞こえてきます。
「問題を解くときのコツを知りたい」
「引っかけ問題に引っかからないためには何に注目すればいい?」
「誰かに励ましてもらえたら、もっと頑張れるのに…」
でも、フォーサイト宅建士講座を使っている人からは、上記のような声は聞こえてきません。
なぜなら、フォーサイト宅建士講座は映像と音声による「過去問講座」を提供しているからです。
過去問講座では、講師が問題を1問ずつ解いてみせてくれます。
その中で、本試験で役立つ回答のコツや引っかけ問題の対策をそのつど提供してくれますし、学習者を励ます言葉も多くかけてもらえます。
過去問を解いていくとき、自分一人で孤独にやりぬくのは精神的に大変で、効率が良くありません。
宅建試験を知り尽くした講師から、細かい指導を受けましょう。そのほうが楽しみながら学べますし、合格もしやすいです。
eラーニングアプリでいつでも気軽に過去問演習ができる
フォーサイト宅建士講座の過去問題集を使うメリットの8つめは、eラーニングアプリで過去問演習ができることです。
過去問を解くために机に向かうのって、正直言って少し面倒くさいですよね。
外出先で過去問を解いたり、過去問講座が見れたりすれば、スキマ時間で過去問演習ができてよさそうです。
フォーサイト宅建士講座は、スマホやタブレットで使えるeラーニングアプリ「ManaBun」でその要望に応えてくれます。
ManaBunについては別途レビュー記事を用意しています。

ぜひ参考にしてみてください。
アプリが提供されていることで、フォーサイト宅建士講座の過去問対策はとても進めやすくなっています。
アプリをインストールしておけば、外出先でもいつでもどこでも、過去問を解くことができます。
ちなみに、アプリを使って過去問講座(講義動画)を視聴することも可能です。
スキマ時間をアプリで有効利用して、少しでも合格に近づきましょう。
この記事のまとめ
今回は「フォーサイト宅建士講座 過去問題集のメリットとデメリット」というテーマでお伝えしてきました。
この記事のポイントを以下にまとめておきます。
【デメリット】
- 本試験の予行演習ができない
(→再現問題集などを使えば解消可能)
【メリット】
- 分野別タイプだから知識がつきやすい
- 学習効率を重視したレイアウト
- 充実の「過去問13年分」対応
- 解説まわりのクオリティが高い
- 過去問への「取り組み方」もサポート
- テキストに完全対応→並行学習が可能に
- 過去問講座(講義動画)で問題の解き方を学べる
- スマホアプリでいつでも気軽に過去問演習ができる
以上見たように、フォーサイト宅建士講座の過去問題集にはデメリットもありますが、それをはるかに上回るメリットがあります。
「この教材があれば、宅建合格に向けて質の高い学習ができる」というのが、実際に使ってみた私の率直な感想です。
フォーサイト宅建士講座の過去問題集のことをもう少し知りたい人は、ぜひ資料請求で無料サンプル教材を取り寄せてみてください。
⇒ 【フォーサイト公式】宅建士講座 資料請求(無料サンプル教材)
過去問題集の抜粋版が届きますので、この講座が自分にあっているかどうかを見極めるのにとても役立ちますよ。
今回は以上となります。
宅建合格に向けて、これからも前進していきましょう。
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