宅建試験一発合格済みの宅建士 Kiryu です(*^o^*)
今回はスタディング宅建士講座の冊子版オプション(紙のテキスト)をレビューしていきます。
冊子版オプションは買うべきか?買わざるべきか?あなたに判断材料を提供するのが目的です。
なお、この記事は冊子版オプションを購入して実際に読んだ上で、リアルな情報を書いています。
参考にしてみてくださいね。
※以下の内容は、記事執筆時点の最新版である2020年版の冊子版オプションに基づいています。
スタディング宅建士講座の冊子版オプションとは?
冊子版オプションは、スタディング宅建士講座のオプションとして追加できる「紙のテキスト」のことです。
スタディングは「スマートフォンやタブレット1台で学習が完結する」のが特徴です。
そのため、原則として紙のテキストが無く、WEBテキストを使用することになっています。
しかしながら、「テキストだけは紙のものを使いたい!」という受講者の声があることから、紙のテキストである「冊子版オプション」が用意されています。
仕様
冊子版オプションの仕様は以下の通りです。
- 4巻構成(宅建業法、法令上の制限、権利関係、税その他)
- A5版
- 表紙はカラー、中身はモノクロ
A5版といっても想像がつかないかもしれないので、600ミリペットボトルと一緒に撮ってみました。
高さは600ミリペットボトルとほぼ同じ、幅はペットボトル2個+少々となっています。
内容
冊子版オプションの内容は、WEBテキストと同じです。
なので、WEBテキストの以下の特徴はそのまま引き継がれています。
- 読みやすく、頭にスッと入ってくる文章
- 図解やイラストが適宜添えられている
- 「学習者が求めているもの」を十分に考慮した構成
- 「実際の試験では何がどのように問われるか」を重視
WEBテキストは別の記事で詳しくレビューしていますので、ぜひそちらも読んでみてください。

冊子版オプションのデメリット
私はスタディング宅建士講座の冊子版オプションを実際に使ってみて「割とハッキリしたデメリットもあるな~」と感じています。
具体的には次の3つです。
本文がモノクロ
まず、WEBテキストがフルカラーであるのに対し、冊子版オプションは本文がモノクロです。
といっても、文章の部分はモノクロでもそれほど気になりません。
気になるのは、図解やイラストの部分ですね。
白黒の図解・イラストは、やはり少しだけ見づらい感じがします(^^;)
統計情報は含まれない
宅建試験には毎年「最新の統計に基づく出題」がありますが、冊子版オプションには統計情報が含まれていません。
もちろん、スタディング宅建士講座の受講生が最後まで統計情報にアクセスできないというわけではないです。
夏頃には、ウェブの「基本講座」で統計情報がリリースされるので、そちらで対策をする形になります。
価格が高い
冊子版オプションは、価格がやや高めです。
2020年版は、6,480円(税抜)。
市販されているテキストが税抜で3,000円程度であることを考えると、冊子版オプションは倍近くすることになります。
送料は無料なのでありがたいのですが、その点を込みにしても、やはり割高である感が否めません(^^;)
* * *
以上見たように、冊子版オプションには複数のデメリットがあります。
でも、冊子版オプションを使うことによるメリットも大きいです。
以下ではメリットについて順番に見ていきましょう。
冊子版オプションのメリット
私がスタディング宅建士講座の冊子版オプションを使って「これはメリットだな~」と感じた点は、次の5つです。
持ち歩いても邪魔にならない
最初に指摘したいのは、冊子版オプションはコンパクトなサイズであり、持ち歩いてもジャマにならないという点。
市販の宅建士のテキストは、A5版ではあるのですが700~800ページくらいあり、分厚いです。持ち歩きには適していません。
それに比べて、スタディング宅建士講座の冊子版オプションは各巻が200~300ページほど。1冊だけなら薄くて軽い! 持ち歩いてもほとんど気になりません。
スキマ時間で合格を目指せるというのがスタディングの重要なコンセプトなのですが、冊子版オプションはそのコンセプトを見失うことなく設計されていると感じます。
自分だけのテキストに成長させられる
冊子版オプションは、余白への書き込みや付箋の貼り付け、マーカーで線を引くといった工夫を凝らすことで、テキストをいわば「成長」させて「自分専用のテキスト」を実現できます。
学習を続けていると、テキストに書いていないことについて知識を得ることも出てきます。それをテキストの余白にメモとして残したくなることも頻繁にあります。
WEBテキストの場合は「余白に書き込む」というのは当然できないわけですが、冊子版オプションであれば可能です。
また、繰り返し参照する部分には付箋を貼って探す手間を省くようにしたり、特に重要と思える部分にマーカーを引くといった工夫もできます。
そうやって自分なりにテキストをカスタマイズしていくと、自分だけのオリジナルテキストとも言えるものが出来上がっていきます。
試験直前まで使える「自分専用テキスト」を作れるというのは、冊子版テキストを使う上での大きなメリットです。
スマホに別タスクを割り当てられる
冊子版オプションが手元にあれば、スマートフォンには別タスクを割り当てることができます。
たとえば、手元で冊子版オプションを読みつつ、脇に置いたスマートフォンではYouTubeを表示して好きな音楽を流す、といったことです。
「スマートフォン1つでWEBテキストを読みながら同時に音楽も流す」というのも不可能ではありませんが、スマホ上で必要な操作が多くなって逆に非効率的です。
それよりは、テキストは冊子版、音楽はスマホ、と分けてしまったほうがスマートかなと。
もっと単純な例として、手元で冊子版オプションを読みつつ、スマホは電源につないで充電しておくことができます。
冊子版オプションが無い場合、充電中のスマホでWEBテキストを読まざるを得ませんが、普通に読みにくいです(^^;)
以上のように、冊子版オプションがあれば、スマートフォンには資格対策以外のタスクを担わせられるというメリットがあります。
進捗を読み誤らない
冊子版オプションを使っていると、テキストの進捗を読み誤ることがありません。
どういうことかというと…
紙でできている冊子版オプションには「物理的な厚み」がありますよね。
なので、自分がこれまでにどのくらいテキストを読み終わっていて、今後どのくらい読まなければならないのかが、視覚と触覚で明確に把握できます。
一方、WEBテキストには「厚み」なんてありません。そのため、自分がこれまでに読んだ分量とこれから読む予定の分量は、いまひとつピンと来づらい。
「多分、残りはこのくらいだろう」と思っていたら、それよりずっと多かったということが起こっても不思議ではありません。
「あとどのくらいでテキストを読了できるか」を把握することは、試験勉強を計画的に進めていく上で結構重要になります。
いつまでもテキストに時間をとられて問題演習ができなかったら、本試験では絶対に合格点を取れませんので…。
ということで、「テキスト学習の進捗を正しく把握できる」ということも、冊子版オプションのメリットのひとつです。
眼が疲れにくい
これは実際に読んでみて思いますが、やはり紙のテキストは目が疲れにくいです。
WEBテキストの場合はスマホやタブレットやPCで読むわけですが、これらの機器のディスプレイは画面自体が発光しています。ブルーライトもガンガン目に入ってきます。
目を発光体に晒し続ければ、目が疲れるのは当然です。1レッスンあたり30分で読んだとして、約40レッスンありますので、単純計算で20時間。疲れないわけがありません。
でも、紙のテキストであれば目に入ってくるのはやさしい反射光です。ブルーライトが目を直撃することもない。
仕事柄、日中はPCに向かって長時間作業するという人も多いと思います。少しでも目をいたわるために冊子版オプションを用意しても、誰もあなたを責めないでしょう。
結局、冊子版オプションは買うべきか?
ここまで、冊子版オプションにはデメリットがある一方、試験勉強を充実させてくれるメリットもあるということを確認してきました。
結局のところ、冊子版オプションは買うべきなのでしょうか?
私の結論は、「迷ってないで、買うべき!」というものです。
迷う理由は「デメリットがあるから」だと思いますが、冊子版オプションのデメリットは、ほとんど無視しても良いものではないでしょうか。
まず「本文モノクロ」についていえば、脳内で色を補完すればいいだけです(^^) 週刊誌のマンガだって、白黒で読んでいますよね。同じことだと思います。
統計情報が無いという指摘もしましたが、広い試験範囲の中で取り上げていないのはごくわずかな範囲なんだ、という見方もできます。
9月になれば基本講座で情報周知がありますので、困ることはありません。
※ちなみに、もしあなたが5点免除対象者なら、そもそも統計問題は解かなくてよい範囲です。
最後に「価格が高い」というデメリットですが、市販書籍との比較をするから高いと思うのであって、深刻になるほどの値段ではありません。
ちなみに、2020年版の冊子版オプションは前述のように税抜き6,480円です。これを、ひと月あたり・1日あたりで考えてみましょう。
宅建試験で4ヶ月勉強すると考えれば、ひと月あたり1620円。
1日あたりなら、たったの54円。缶コーヒー1本の半額程度に過ぎません。
そして、毎日54円分の投資をするだけで、先に挙げた5つのメリット全てが手に入ります。
それで勉強が効率化して合格しやすくなるのであれば、そちらのほうが断然良いですよ。
迷っていないで、買いましょう。
冊子版オプションの入手方法
冊子版オプションを手に入れるための手順について説明します。
別に難しい手順ではないのですが、3通りくらいあります。適切なものを選んでください。
通常のコースと同時購入する
通常の「宅建士合格コース」の購入手続きの中で、オプションとして「冊子版オプション」を付けることができます。
まだスタディング宅建士講座を購入していない人で、冊子版オプションを同時購入したい人は、このやり方をとると良いです。
具体的な手順は以下。
まず、コース一覧ページで「宅建士合格コース」を選びます。
「宅建士合格コース」でとりあえず購入手続きを進めていきます。
途中、オプションを付けられる画面が出てきます。
このページでは、選択した講座のカスタマイズができます。オプション講座や各種商品を一緒に購入したい場合は、以下のリストからご希望されるものをチェックしてください。
こちらの画面が出たら、一番下の方へスクロールしましょう。
「冊子版」の項目があるので、チェックマークを入れて次に進みます。
その後、送付先住所を入力する画面なども出てきます。
間違いのないように適宜入力して、購入手続きを完了すればOKです。
冊子版オプションが自宅に届くのを待ちましょう。
コース購入後にオプションのみ購入する
「宅建士合格コース」をオプション無しで購入済みの場合は、冊子版オプションを追加で購入できます。
「冊子版は買っていなかったけど、やっぱり買う気になった!」という場合は、このやり方で購入します。
具体的な手順は以下。
商品選択画面で「冊子版オプション」を選択して手続きを進めていきます。
購入品の確認の画面などが出ますが、問題無ければ進んでください。
送付先住所を入力する画面なども出てきます。
間違いのないように適宜入力して、購入手続きを完了すればOKです。
冊子版オプションが自宅に届くのを待ちましょう。
「冊子版テキスト付パック」を購入する(キャンペーン時のみ)
「冊子版があらかじめセットになった宅建士合格コース」が販売されていることもあります。
どういうことかと言うと、「冊子版オプション付きで少し安くなってますよ~」というキャンペーンがごくたまに実施されているんです。
キャンペーン実施中の場合、通常とは少し異なる買い方となります。
まず商品選択画面は「宅建士合格コース」で進みます。
すると、通常の「宅建士合格コース」か、それとも「宅建士合格コース 冊子版テキスト付パック」か、選ぶ画面になります。
※キャンペーン名や対象講座名は、キャンペーンごとに変わる可能性が高いです。
「宅建士合格コース 冊子版テキスト付パック」を選んで、購入手続きを進めます。
その後、送付先住所を入力する画面なども出てきます。
間違いのないように適宜入力して、購入手続きを完了すればOKです。
冊子版オプションが自宅に届くのを待ちましょう。
この記事のまとめ
今回は「スタディング宅建士講座の冊子版オプションとは?メリット・デメリットを紹介」というテーマでお伝えしてきました。
冊子版オプションのデメリットとメリットを復習すると、次の通りです。
【デメリット】
- 本文がモノクロ
- 統計情報は含まれない
- 価格が高い
【メリット】
- 持ち歩いても邪魔にならない
- 自分だけのテキストに成長させられる
- スマホに別タスクを割り当てられる
- 進捗を読み誤らない
- 眼が疲れにくい
最後に1つだけ注意点を挙げておくと、冊子版オプションは例年、割と早い段階で売り切れになっています。
市販の書籍ではないので、あまり多くは刷っていない様子です。
購入するのであれば、早めに動いておくことをオススメします(*^o^*)
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