宅建試験一発合格済みの宅建士Kiryuです(*^o^*)
今回は宅建試験対策の「WEB講座」についてまとめます。
「WEB講座とは何か?」「具体的にどんな講座があるのか?」といったトピックから、あなた自身が講座を選ぶときに大切にしてほしい「比較基準」、最後に管理人の「おすすめ講座」まで。
この記事を一読していただければ「宅建のWEB講座」のことがバッチリつかめるはずです。
ぜひ参考にしてみてください。
宅建のWEB講座とは?
宅建のWEB講座とは「宅建試験の合格や宅建士の資格取得を目的とした資格対策講座のうち、WEB(=インターネット)を通じて学習できるもの」を指します。
もう少し広い視点から言うと、資格対策の講座は「通学講座」(学校に通うタイプ)と「通信講座」(学校に通わないタイプ)に分けられるのですが…
WEB講座は「通信講座」の一種だと考えて良いでしょう。
従来の通信講座はテキスト・問題集やDVDといった教材が郵送されて、それを使って学習するのが一般的でした。
近年、そういった伝統的な教材は、インターネット上で利用できる「WEBテキスト」「WEB問題集」や「WEB講義動画」に置き換わってきています。
このように「WEBを通じて勉強ができる仕組み」を取り入れた通信講座がWEB講座なのです。
代表的な宅建WEB講座をリストアップ
宅建のWEB講座はいくつもの会社が提供しています。代表的な講座を3つのカテゴリーに分けてみました。
- 大手スクール系WEB講座
- LEC、TAC、日建学院、資格の大原など
- 大手通信教育系WEB講座
- フォーサイト、ユーキャンなど
- ベンチャー系WEB講座
- スタディング、資格スクエアなど
「大手スクール系」に分類しているのは、有名な資格対策予備校のWEB講座です。
資格対策予備校は一種の学校なので、通学講座をメインに提供しています。その一方、通学を選ぶのが難しい人向けに通信講座もやっていることがよくあるんです。その多くがWEB学習を取り入れた形、つまり「WEB講座」として開講されています。
「大手通信教育系」に分類しているのは、有名な通信教育の会社のWEB講座です。
昔から通信教育に専念してきた会社が、最近になってWEBへの転換を急速に進めています。従来の通信教育との親和性は高く、それまでの通信教育で蓄積してきた合格ノウハウがWEB講座でもそのまま活用されています。
「ベンチャー系」に分類しているのは、はじめからWEB講座に主眼を置いて立ち上げられた会社のWEB講座です。
比較的新しい講座が多く、実績や知名度は大手の会社には及びません。その代わり「AIなどの最新技術を導入した宅建講座」を展開したり、「価格破壊と呼べるほどの安価な講座」を実現していたりします。
代表的なWEB講座について、以下でもう少し深堀りします。具体的には「特徴」「講座詳細ページ」「お試し利用または資料請求ページ」を記します。特徴のところには私が気づいた注意点も含めています。
※必要な場合、講座詳細ページからお申し込みページへ移動することも可能です。
LECの宅建WEB講座
- WEB講座の数が多く、それらの中から自分に合ったものを選べる
- 動画ダウンロード・音声ダウンロードに対応
- 動画ダウンロードの回数制限に注意 [参考]
TACの宅建WEB講座
- 教材の「コンパクトさ」が最大の魅力
- 「宅建士スマトレ」アプリで学習できる
- 受講料のほかに別途入会金が必要
(※上記ページ中段で「スマートWeb講義の体験視聴」と「テキスト・問題集のサンプル確認」も可能です)
日建学院のWEB講座
- 不動産系資格に強い日建学院のWEB講座
- 7,000分以上の動画講義と約1,000問の問題演習
- 学習期間は「約9ヵ月」必要
(※上記ページで「動画体験版 [用途制限]」も視聴できます)
資格の大原の宅建WEB講座
- 「合格確実圏内の40問正解」を目指す講座
- 「合格Webアプリ」で講義動画をダウンロードできる
- 他資格の講座は合格実績の掲載があるが、宅建士講座は無い
ユーキャンの宅建WEB講座
- 30年以上続く宅建講座の一部をWEBに移行したもの
- WEBテキスト(デジタルテキスト)をスマホやタブレットで利用できる
- 2020年現在、講義動画はあるにはあるが、限定的
(※上記ページから資料請求ページにも移動できます)
フォーサイトの宅建WEB講座
- eラーニングアプリやYouTubeにかなり力を入れている
- 紙のテキストや問題集もあるが、WEBだけで学習を完結させることも可能
- オリコンの「通信講座 宅建のランキング・比較」にて2018年・2019年連続で1位を獲得 [参考]
資格スクエアの宅建WEB講座
- 宅建士・行政書士・司法書士に合格済みの講師
- AIを活用した予想問題「未来問」が人気
- 問題集・問題演習機能が含まれていない
スタディングの宅建WEB講座
- WEBテキスト・講義動画・過去問演習システムが充実
- 紙の教材不要、スマホ1台で学習が完結
- 高品質なのに圧倒的に価格が安い
無料の宅建WEB講座はあるの?
宅建のWEB講座の中には、無料で提供されているものもあります。
といっても、基本的には「一部だけ無料」という感じです。
入門的な講義の部分をネット上で無料公開しているので、気に入ったら他の部分を買ってくださいね、というものが多くなっています。
代表的なものを以下に挙げます。
タキザワ宅建予備校
- 全48時間の講義動画とテキストをインターネット上で完全無料公開
- 「質問掲示板」も無料利用可能
- 宅建基本講座以外の講座は有料
宅建みやざき塾
- 日建学院で長年教鞭をとる実力派講師
- 講義動画をYouTubeで公開、登録不要で誰でも視聴可
- 東京などで開催される生講義やDVD・問題集等は有料
宅建WEB講座の比較のポイント
ここまで見てきたように数多くの宅建WEB講座がありますが、あなたがそれらを比較検討する際に基準にしてほしいポイントが3つあります。
- 無料のものを選ばない
- WEBで学習が完結するものを選ぶ
- ランキングや口コミは参考程度(無料体験を活用しよう)
以下で順番に見ていきましょう。
無料のものを選ばない
まず、無料のものを選ばないようにしてください。
無料のWEB講座を選ぶべきでない理由は少なくとも2つあります。
1つ目の理由は、無料のものは結局のところ「合格に必要なものがパッケージになっていない」ということです。
先にも少し触れましたが、基本的な講義だけ無料で、その他の応用的な講義や問題集・模試といったものは別途有料になっているというパターンがほとんど。
最初は無料でも、後で個々に手に入れていくと高くついたりしますし、どれが必要でどれが必要でないかを考える時間や、購入するための手間もかかります。
宅建試験の受験をすると決めたのなら、必要なものを1回で購入して、その後は試験勉強に集中したいもの。
そのためにも、最初から必要なものがパッケージになった有料講座を買うのがおすすめです。
2つめの理由は「お金を払わないで得たものに対しては、あなた自身が必死になれない」というものです。
人間って不思議なもので、タダで手に入れたものには執着しません。
逆にお金を払って手に入れたものについては、その金額分の利益を回収しようと食らいつき、吸収できるものを全て吸収しようとします。
人間の心はそういうふうにできているんです。あなたもそんな経験があるのではないでしょうか。
「宅建試験に合格して、宅建士になる」というゴールを改めて見据えたとき、そこへたどり着くのに最も効果的なのは「お金を払ってでも、自分の心を本気モードに変えること」です。
無料の教材では、私たちの心は本気にはなりません。
自分のためだと思って、ぜひ今回はお金を使ってください。
そうして入手した有料WEB講座で、心の導火線に火をつけましょう。
WEBで学習が完結するものを選ぶ
宅建のWEB講座を比較する際の2つ目の基準は、「WEBで学習が完結するものを選ぶ」ということです。
「WEB講座」という名前がついていても、実は紙の教材が大量に付属する講座が結構あります。
それ自体は構わないのですが、問題は「そういった紙の教材と同等のものがWEB上で利用できるか」という点です。
WEB上でオンラインテキストや問題演習機能が利用できればベスト。紙のテキストや問題集を持ち歩かずとも、スマホまたはタブレット1台でいつでもどこでも学習できるようになります。
というのも、「いつでもどこでも学習できる」というのは試験勉強の進捗や効率をかなり左右するわけでして…
たとえばあなたが通勤に往復1時間かかっているとして、これからは通勤中もスマホを使って「ながら学習」すると考えたらどうでしょうか。
1週間で5時間、1ヶ月で20時間もの学習時間を確保できますよね。
20時間あれば、テキストを何十ページも読み進められますし、過去問だって数年分は解けるでしょう。
これとは逆に、「WEBで提供しているのは講義のみで、テキストや問題集は紙ベースでの利用」というタイプの講座だと、通勤時の学習はそう簡単ではなくなります。
多少なりともハードルが上がりますので…おそらく、継続は無理でしょう。
そうなれば結果的に他の受験生に差をつけられることとなり、その積み重ねが不合格という結果につながっていきます。
ということで、WEB講座を選ぶ際は「テキストや問題演習などの教材をWEB上で利用できるか」という点を重視するようにしましょう。
ランキングや口コミは参考程度(無料体験を活用しよう)
宅建のWEB講座を比較する際の3つ目のポイントは、ネット上にあるランキングや口コミは参考程度にとどめるべき、ということです。
インターネット上の情報は、確かに有益なものもありますが、無益なものや、ウソ・誇張・偏見も大量に混じっています。
そして、一読しただけでその情報が本当に価値のあるものかどうかを見極めるのは困難です。
ランキングや口コミといったものも全く同様であると私は考えています(実際、私からすれば信じられないくらい質の悪い宅建講座が大絶賛されていることも珍しくありません)。
なので、ネット上のランキング・口コミに関しては「そういう意見もあるのね」という程度にとどめておきましょう。
対照的に、最も重視するべきなのは、あなた自身の体験です。
具体的には、あなた自身が無料の教材サンプルや無料のお試し講座を使ってみるのです。そして、心の中に湧いてくる感情や感想を大切にしましょう。
3つ、4つ程度のWEB講座を体験利用してみると、明確に違いのあることが分かるはずです。同時に、いかにWEB上の口コミがあてにならないかということも。
そして、おそらく10講座も試さないうちに「この講座なら、きっと私の合格を任せられる!」と心から思うものに出会えます。
いくつか試した上で「信頼できる」と分かった講座であれば、高い意識をもって勉強に取り組めますし、試験が間近になっても自分と講座を信じて努力を続けられるでしょう。
他人に惑わされず、自分の心の声に耳を傾けてください。
そうするためにも、サンプル教材の確認や講座のお試し利用に、可能な限りの時間を割きましょう。
管理人のおすすめ宅建WEB講座
最後に、このブログを書いている宅建士Kiryuのおすすめの宅建WEB講座を紹介します。
というのも、私自身はこれまでに次のWEB講座を購入して利用した経験があるんです。
- フォーサイト宅建士講座
- スタディング宅建士講座
- ユーキャン宅建士講座
- オンスク.JP宅建士講座
- 資格スクエア宅建士講座
※体験利用ではなく、自腹を切って購入し、受講しました。
その結果としてお伝えすると、「フォーサイト宅建士講座」と「スタディング宅建士講座」がWEB講座として圧倒的に質が高く、合格が目指しやすい内容になっており、おすすめです。
詳細については、それぞれのレビュー記事に譲ります。ぜひ以下の記事を読んでみてください。
【フォーサイト宅建士講座の記事】



【スタディング宅建士講座の記事】



ちなみに、フォーサイト・スタディング以外の3つの講座のレビュー記事は以下です。
【その他の講座の記事】



ここだけの話ですが、私はフォーサイトとスタディングは、サンプル教材や体験利用をした段階で「良さそうだ」と感じていました。
実際に使ってみたら、やっぱり良かったです。
その他の3つは、サンプル教材や体験利用の段階で「微妙かも」と思っていました。
実際に使ってみると、やっぱりフォーサイトやスタディングに比べると微妙な点が多々ありました。
先にお伝えした「サンプル教材やお試し講座を利用しよう」という主張は、そんな私の経験に基づいています。
もちろん、あなたの感じ方が私と異なっている可能性は大いにあります。
なので、くどいようですがぜひ、体験利用をした上で講座を決めてくださいね。
この記事のまとめ
今回は「宅建のWEB講座とは?代表的10講座と比較基準・おすすめ講座」というテーマでお話ししてきました。
復習すると、宅建のWEB講座とは「宅建試験の合格や宅建士の資格取得を目的とした資格対策講座のうち、WEBを通じて学習できるもの」を指します。
WEB講座の代表例としては、LEC・TAC・日建学院・大原・ユーキャン・フォーサイト・資格スクエア・スタディング・タキザワ宅建予備校・宅建みやざき塾が挙げられます。
比較する際に意識してほしい基準は以下の3点です。
- 無料のものを選ばない
- WEBで学習が完結するものを選ぶ
- ランキングや口コミは参考程度(無料体験を活用しよう)
上記を踏まえた上で、管理人のオススメWEB講座はフォーサイトとスタディングとなっています。
長くなりましたが、今回は以上です。
宅建のWEB講座について知るための参考になれば、幸いです。
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