宅建試験に一発合格した宅建士杉山貴隆です。
今回はユーキャン宅建士講座の口コミ・評判10件を紹介します。さらに私が実際にユーキャン宅建士講座を購入・受講してわかったことをもとにそれらの評判が正しいのかどうか確かめた結果もお伝えします。
ユーキャン宅建士講座の受講を検討している人や、購入に迷いを感じている人、購入前に注意点を知っておきたい人に役立つ実際に試したからこそわかる情報を凝縮しました。
デメリットや注意点、購入方法にも言及していきます。受講を検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
※2022年4月追記:この記事でレビューしているのは、ユーキャン宅建士講座の「本科講座」の内容です。これに対し、ユーキャンは4月1日から「短期合格講座」を提供しています。両講座の内容は完全に一致するものではないことをご了承ください(短期合格講座のほうが絞り込まれたカリキュラムです)。主な違いは後述しています。
ユーキャン宅建士講座の教材と口コミ・評判
はじめにユーキャン宅建士講座の教材に関する口コミ・評判をチェックします。その前提としてユーキャン宅建士講座の教材の全体像をざっくり把握しておきましょう。
ユーキャン宅建士講座を購入すると次のような箱に入った教材が届きます。
ユーキャンの教材一式を簡単に説明すると次の通りです。
- 『ガイドブック』
- ユーキャン宅建士講座の教材の使い方や学習の進め方をアドバイスする薄い冊子
- 『基礎テキスト』1~3
- インプット学習(基礎理解)用のテキスト
- 『実戦テキスト』1~3
- アウトプット学習(問題演習)用のテキスト
- 『添削課題集』
- 基礎テキスト・実戦テキストを1冊終えるごとに取り組んで提出する問題集
- 『完成テキスト』
- 本試験問題のタイプごとに解き方を学び、合格点を取るための戦略を習得するテキスト
ユーキャン宅建士講座の教材がおおよそどのようなものかを確認しました。以下では各教材の口コミ・評判を取り上げつつ、受講経験者である私の評価も付け加えていきます。
ガイドブックの口コミ・評判
最初に取り上げるのはガイドブックに関する口コミです。
実は、2年連続で独学で失敗してしまいました。妻や子どもにガマンを強いているので、さすがに3年連続で落ちれないと思い信頼感のあるユーキャンを受講したのですが、大正解でした。
ユーキャン宅建士講座は勉強の進め方を的確に指導してくれます。
それによって自分には何が足りなかったのか理解できたんです。本当に大きな収穫でした。
ユーキャン宅建士講座のガイドブックでは受講生が採るべき学習の進め方が具体的に示されています。
ガイドブックに指示されている通りに学習すれば着実に力がついていき、合格レベルに到達できるという内容です。
もしあなたが宅建試験の初心者であれば何をどう学習すれば合格できるのか検討もつかないと思います。そんな状態で市販の独学用教材を購入した場合、見当違いの勉強に終始してしまい不合格の結果に終わるでしょう。
でもユーキャン宅建士講座を受講すれば最初の段階で「こんな順番でこのようなことを意識して学んでいきましょう」と教えてもらえるのです。だから迷うことなく学習を開始し、要領良く実力を高めていくことができます。
以上のことから先に取り上げた「的確な学習方法を教えてくれる」という口コミは真実だと思います。
基礎テキストの口コミ・評判
次に取り上げるのは基礎テキストに関する口コミです。
学校で優しい先生が教えてくれるような雰囲気のテキストで、とってもわかりやすかったです!
最初は通学も考えていたのですが、ユーキャンのテキストを読めば講師の授業を受けたのと同じだと感じました。
それでいて料金は通学の半分くらい。かなり得しました!
ユーキャン宅建士講座のインプット教材(基礎知識を脳にインプットするための教材)は非常にわかりやすいという評判をよく聞きます。
基礎テキストという名称で「1.権利関係」「2.宅建業法」「3.法令上の制限/税・その他」の3冊に分かれています。中の様子は次の画像のような感じです。
色はフルカラー。文章はいわゆる講義調、つまり講師の先生が受講生に語りかけるような文体で書いてあります。
ところで講義調で書かれている点は書店で買うことができるユーキャンの独学用テキスト『宅建士速習レッスン』とよく似ています。
では「ユーキャン宅建士講座の基礎テキスト」と「ユーキャンの市販テキスト」の違いは何でしょうか。
私が感じたところでは通信講座のテキストのほうが内容を噛み砕いてあって、より優しい言葉でよりわかりやすく説明しています。市販テキストもわかりやすいのですが、通信講座のテキストのほうがさらに数段上です。
たとえばユーキャン宅建士講座(通信講座)の『基礎テキスト2 宅建業法』の冒頭はこんな感じ。
宅建業法という法律がなぜ必要なのかを「自動車と運転免許」のたとえを使って2ページ以上のページを割いて説明しています。最も重要な法律なので丁寧に伝えているわけです。
一方で市販テキスト『宅建士速習レッスン』の宅建業法の章の冒頭はこんな感じ。
「なぜこの法律が必要なのか」の説明は一応あるもののわかりやすいたとえ話はなく、ややカタい文章でサラッと述べて終わってしまいます。
比較してみると、両者のわかりやすさは全くの別物。通信講座のテキストのほうが納得しやすい内容になっています。
以上見たようにユーキャン宅建士講座の基礎テキストは理解しやすさ重視の教材です。先に取り上げた「ユーキャン宅建士講座のテキストがわかりやすい」という口コミに私もかなり納得できました。
基礎テキストのレビュー記事を書きました。基礎テキストのメリット・デメリットを列挙し解説しています。そちらもぜひチェックしてみてください。
実戦テキストの口コミ・評判
次に取り上げるのは実戦テキストに関する口コミです。
仕事で今後不動産関係の知識がかなり必要なので、受講しました。
ちなみにユーキャン宅建士講座の一番良いところは、実は「過去問対策」です。やってみればわかります。
ユーキャン宅建士講座では実戦テキストを使って過去問対策を行います。
(注:パッと見では基礎テキストと同じように見えますが異なるテキストです。表紙デザインも少し違います)
実戦テキストも「1.権利関係」「2.宅建業法」「3.法令上の制限/税・その他」の3巻構成です。各巻でユーキャン独自の学習スタイルがとられています。
どの章もはじめの部分でCheck! Pointに目を通します。たとえば次の画像は民法の時効の章のCheck! Pointです。
Check! Pointの内容は基礎テキストで一度インプット学習が済んでいるのですが、実戦テキストでも改めて学びます。復習が済んだらそのテーマに関係している肢別過去問を解きます。
肢別過去問は過去の本試験の出題から特に重要度の高い選択肢を抜き出して設問にしたものです。問題を解いた直後にわかりやすい解説が読めるようになっています(上の画像の下段部分)。
まとめると実戦テキストは問題演習用テキストであるにも関わらずCheck! Pointで要点を復習し、その後すぐに過去問を解きます。この学び方の良いところはいちいち基礎テキストを読み返さなくても実戦テキストを進めていくだけで自動的に復習ができることです。
一般的な過去問題集ではこのような復習はしませんので自分でテキストの該当箇所を探して読む必要があります。でもユーキャンの実戦テキストならその余分な時間を無くせるので効率的です。
また復習直後に問題を解くのでたいていの問題はそれほど悩むことなく解けます。過去に本試験に出題された問題を自分の力で解けるので楽しいですし、自信もついてきます。
万が一問題が解けなかったとしても、解説を読んだりCheck! Pointを見返せば次は解けます。したがってわざわざ基礎テキストに戻る必要がありません。
ユーキャンは一度学習し終わった基礎テキストへの手戻りをなるべく起こさないことを重視しているようです。私の学習経験から言っても一度学び終わった教材を開くのはストレスに感じるものなので、ユーキャンの実戦テキストの方針は良くできていると感じます。
以上のことから「ユーキャン宅建士講座は過去問が良い」という口コミも妥当なものだと判断できます。
実戦テキストのレビュー記事を書きました。実戦テキストのメリット・デメリットを列挙し解説しています。そちらもぜひチェックしてみてください。
添削課題集の口コミ・評判
次に添削課題集に関する口コミです。
定年退職を迎えました。近々、退職金で不動産投資に挑戦したいと考えています。その布石として宅建士の資格を取ろうと考え、ユーキャン宅建士講座を取り寄せました。
「添削課題集」というものが数回あります。そのたびに問題を解いて郵送し、返信を待ちます。宅建士講座のスタッフの方とやり取りできることで、勉強を継続できました。
ユーキャンの宅建士講座には全7回の添削課題がついています。
各回は25~50問。宅建試験を模した問題を解いて提出するという内容です。
(添削というと作文を書いてそれを直してもらうようなイメージを持ってしまうかもしれませんが、ユーキャン宅建士講座の添削課題はマークシートにマークして提出するだけなのでそれほど手間はかかりません。)
全7回の内容と実施時期は次の通りとなっています。
回 | 内容 | 実施時期 | 問題数 |
---|---|---|---|
第1回 | 権利関係 | 基礎テキスト1終了後 | 25問 |
第2回 | 権利関係 | 実戦テキスト1終了後 | 25問 |
第3回 | 宅建業法 | 基礎テキスト2終了後 | 25問 |
第4回 | 宅建業法 | 実戦テキスト2終了後 | 25問 |
第5回 | 法令制限・税 | 基礎テキスト3終了後 | 25問 |
第6回 | 法令制限・税 | 実戦テキスト3終了後 | 25問 |
第7回 | 模擬試験 | 全テキスト終了後 | 50問 |
第1回から第6回は各テキストの終了後に解きます。第7回は模擬試験になっていて、宅建本試験と同じ出題数・出題順序です。予行演習として活用すると良いでしょう。
なおこの冊子自体には解答・解説は付属していません。解答・解説は添削課題を郵送で提出した後、返信で自宅に届くようになっています。
さてこの添削課題ってそんなに良いものでしょうか。個人的にはインターネットがこれだけ発達した現代において郵送でやり取りすることにあまり意義を感じません。何日もかかってしまいますし…。
とはいえ先の口コミの方のように節目節目で課題を解いて誰かに送り採点を受けるスタイルのほうが勉強が継続しやすいと感じる人もいるのだと思います。そういう人にはお勧めできます。
実際に添削課題に取り組んでみました。添削課題の解説記事でお伝えしています。
特に肯定的な印象は持っていなかった添削課題ですが、やってみると意外に良かったです。合格力に直結しますので積極的に取り組むことをお勧めします。
完成テキストの口コミ・評判
教材に関連する最後の口コミとして完成テキストに対するものを取り上げます。
このタイプの問題に対してはこの解き方、という感じで問題の種類ごとにやっつけ方を知ることができました。
それがわかってからは明らかに問題集や過去問の正解率がアップ。
独学していた頃の自分が知らなかったのはこれだったんだなと、目からうろこが落ち続けています(笑)
ユーキャン宅建士講座は独自の合格戦略を受講生に伝えるための完成テキストを用意しています。
この冊子では出題パターンごとの解法がかなり深掘りされています。どういうことかというと、まず前提として宅建試験は四肢択一式の出題形式です。
ひとくちに四肢択一といっても事例に基づいて解く問題・消去法で解く問題・判決文を読み込む問題・個数問題など、いくつかのパターンに分類できます。
そこでユーキャン宅建士講座は出題パターンごとにどのような思考・手順を経て正解を導いていけばよいのかを明示しているのです。
この完成テキストを使ってパターンごとに最適な解法を身に付けておけば、試験本番でも1問1問冷静にパターンを見極め、スムーズに解答できると考えられます。
なるほど。私は今までいくつもの宅建試験の通信講座をレビューしてきたのですが、出題パターンとそれに応じた解法という観点でまとめられた教材は初めて見ました。
思わず「さすがユーキャン、着眼点が良すぎる」と唸ってしまうほど。これはユーキャン宅建士講座を受講する方にとってかなり強力な武器になりそうです。
完成テキストのレビュー記事を書きました。完成テキストの内容をもう少し掘り下げて紹介しています。そちらもぜひチェックしてみてください。
ユーキャン宅建士講座の教材に関する口コミは以上です。教材に関してもっとよく知りたい方は公式サイトも一度チェックしておきましょう。
オンライン学習支援「デジタルサポート」の口コミ・評判
ユーキャン宅建士講座の受講生はオンライン学習支援ツール「合格デジタルサポート」をスマホやPCで利用できます。
現代の通信講座にはいつでもどこでも学べるオンラインツールは欠かせません。さっそく合格デジタルサポートの口コミをチェックしていきましょう。
スケジュール機能の口コミ・評判
最初にスケジュール機能に関する口コミを紹介します。
スケジュール機能が自分にはとても合っていました。学校から自宅に帰ったら今日のスケジュールを確認して、単純にそれに従って解いていくことを毎日の習慣にしました。
受けたことも無い国家試験の受験計画を立てるのって、到底無理って感じがするじゃないですか。なのでスケジュールをサポートしてくれるのは本当に助かりました。
後輩も来年宅建を受けるらしいので、ユーキャンの良さをオススメしようと思います。
オンライン学習支援サービスのスケジュール機能は、試験日までの残日数から日々達成するべき課題を割り出して今日は何をどこまでやれば良いかを明示してくれる機能です。
表示されている課題を日々コツコツとこなしていけば試験日までに無理なく学習が終わる仕組みになっています。
自分自身で計画したり学習時間を計算したりしなくてもシステム側で計算・管理してくれるので確かにとても助かります。
特に日々仕事や学業で忙しくしている方は講座側でスケジューリングしてもらえれば涙が出るほど嬉しいはず。ユーキャン宅建士講座ならそんな願いが叶います。
また資格通信講座のユーキャンが自分を導いてくれると思えるのでかなりの安心感があります。スケジュール機能の評判が良いのはそういう心理的な部分にも理由がありそうです。
○×チェック・肢別過去問の口コミ・評判
次に○×チェックと肢別過去問についての口コミを取り上げます。
スマホで大量に問題が解けるのが良いです!
毎日、スキマ時間で25問、寝る前に一気に25問、合計で50問解くのを日課にしてました。
問題を解きまくると知識が増強されていきます。
筋トレと同じで、毎日少しずつでもいいから続けることこそが大事なんだとわかりました。
○×チェックは基礎テキストと連動している一問一答形式のドリルです。
練習問題を解いていくことでテキストの内容を理解できているかどうか確かめられます。また問題を解いた後は解説を読むことで知識の定着を図ることができます。
肢別過去問は実戦テキストに掲載されている過去問です。
実戦テキストに収録されている過去問を通勤中などのスキマ時間を使ってオンラインで気軽に解いていくことができます。もちろん解説もついています。
問題数を数えてみたのですが驚くほど充実していました。
対応するテキスト | 問題種別 | 問題数 |
---|---|---|
基礎テキスト1 (権利関係) | ○×チェック | 391問 |
実戦テキスト1 (権利関係) | 肢別過去問 | 509問 |
基礎テキスト2 (宅建業法) | ○×チェック | 242問 |
実戦テキスト2 (宅建業法) | 肢別過去問 | 646問 |
基礎テキスト3 (法令制限・税その他) | ○×チェック | 298問 |
実戦テキスト3 (法令制限・税その他) | 肢別過去問 | 642問 |
市販の一問一答集だとせいぜい600~1000問くらいですが、ユーキャン宅建士講座の○×チェック・肢別過去問は2500問を超えています。これほどの量が揃っていれば解答力を鍛えて合格レベルにまで実力を引き上げるには十分です。
解説動画の口コミ・評判
次に解説動画に関する口コミを見ていきます。
通勤で電車を使っています。毎日片道30分、往復1時間かかるのですが、宅建試験に合格するまで通勤時間をフル活用して動画を見ていました!
視覚と聴覚を刺激して宅建の学習を続けられたのが結果につながったと思います。
ただ、先に言っておくと男の先生が淡々と話すだけなので、ぶっちゃけ面白みは無いですww
ユーキャン宅建士講座では単元ごとに解説動画が用意されており講師がわかりやすく解説しています。
インプット教材である基礎テキストに対応している動画とアウトプット教材である実戦テキストに対応している動画とがあります。
基礎テキストの動画は学習項目のうち特に重要な点について、スライドを交えつつ解説するものです。
テキストを読んだだけではいまひとつピンと来なかった場合でも目と耳から新たな情報を得ることで深い理解に至ることができます。
実戦テキストの動画は試験を攻略する上で特に重要な過去問を講師が実際に解いていくものです。
どのように考えて解けば正解しやすいのかという解法テクニックを伝授してくれますので、それを自分の解き方に取り入れることで得点力アップを図れます。
解説動画はオンラインで利用でき、PCやスマートフォン・タブレットで視聴可能です。DVDプレーヤー等の特別な再生機器は不要ですし、外出先で視聴することもできます。
ちなみに口コミに出ている「面白みが無い」という指摘については私も同感です。とはいえ裏を返せば余談・寄り道を排除したムダの無い動画になっているということでもあります。
ユーキャン宅建士講座の「講師」の人物像に迫る記事を書きました。合わせて参考にしてみてください。
質問機能の口コミ・評判
次に質問機能に関する口コミを取り上げます。
将来的に両親から不動産を相続することになりそうなので受験をしました。講座選びの際は「質問ができること・できれば質問回数に制限が無いこと」を条件にいくつかの講座を比較し、中でも知名度が高かったユーキャンに決めました。
週に1回ほど、ホームページ経由で質問を送らせていただきました。毎回丁寧に回答をもらうことができ、勉強を進める上で欠かせない機能でした。ユーキャンのスタッフの皆様、ありがとうございました。
ユーキャン宅建士講座は講師への質問ができるタイプの講座となっています。
質問はオンラインで送信し回答をもらいます。利用する方は多いようで評判も良いです。ちなみにユーキャンの質問機能には画像などのファイルも添付可能という特徴があります。
頭の中のモヤモヤを図に書いたり、テキストの図表のわからない部分にマルをつけたりして、スマホでパシャっと画像を1枚撮って「ここを教えてください!」と書いて送ればOK。
質問したい内容をうまく言葉にできないときでも添付ファイル機能を使えば伝わりやすくなります。質問のハードルが下がるのでありがたいですよね。
質問の回数制限が気になる人もいると思います。2022年版のユーキャン宅建士講座の質問回数は「1日3回まで」です。
実際には質問は1日1回やるかやらないかという頻度の人が多いので、1日あたり3回もできるなら大きな問題はないでしょう。
デジタルテキストの口コミ・評判
オンライン学習支援サービスの口コミ・評判として最後に取り上げるのはデジタルテキストに関するものです。
私はユーキャンの講座を使って今まさに勉強中です。スマートフォンで読めるデジタルテキストが本当に便利で、暇さえあれば読むようにしています。もうすぐ1周目を読み終わりそうです。
何人かの同僚も宅建の勉強をしていますが、独学で苦労しているようです。私はユーキャンでひと足早く合格させてもらおうと思います。その後、同僚たちにこの便利な講座のことを伝えてあげるつもりです。
デジタルテキストを利用すると紙で提供されているテキストと同等のものをオンラインで読むことができます。
スマートフォンやタブレットといったモバイル端末を使っていつでもどこでもテキストを使った学習が可能です。
スマートフォン・タブレットを毎日肌身離さず持ち歩いている人は多いと思います。毎日必ずカバンに入っている機器を使ってテキストを閲覧できるのなら、これほど手軽なことはありません。
紙のテキストは自室の机に置いたまま、会社や学校でもスーパーのレジの待ち時間でもテレビCMの合間でも、いつでもテキストを読み込む時間を作れます。
先の口コミの方のように折に触れて読むようにすれば、それほど日数をかけずにテキスト学習を終えることができるでしょう。忙しい人には本当にお勧めできる機能です。
* * *
以上、ユーキャン宅建士講座の受講生が利用できるオンライン学習支援ツールの口コミを見てきました。オンライン学習支援ツールの推奨環境・利用上の注意点については公式サイトで確認しておきましょう。
ユーキャン宅建士講座のメリット
私がユーキャン宅建士講座を受講して感じたメリットは次の3つです。
- 初心者に優しいので挫折しにくい
- 教材のボリュームが小さくコンパクト
- 講義動画を省略しても学習を進められる
以下でひとつずつ詳しくお伝えしていきます。
テキストが初心者に優しいので、挫折しにくい
ユーキャン宅建士講座のメリットの1つめはテキストが初心者に対して非常に優しい内容になっており挫折する可能性が小さいことです。
宅建試験の勉強を諦めて挫折していく人の多くはテキストの説明が難しくてわからないと感じています。1か所や2か所わからないならまだ耐えられますが、不明点がそれ以上に増えていくと「もう自分には無理だ」と諦めてしまうのです。
でもユーキャンの基礎テキストや実戦テキストは私が見た中でも最も初心者に優しい言葉で書かれています。そればかりでなく民法や宅建業法等、さまざまな法令の背景知識・制度趣旨まで噛んで含めるように丁寧な説明がなされています。
つまりユーキャン宅建士講座のテキストは初心者に学習してもらうことをとことん意識した内容になっているんです。そのためテキストの内容がわからないことを理由に勉強をやめてしまうことはまずありません。
それどころか「理解ができるから勉強が楽しい」と感じることさえあるでしょう。
教材の量がコンパクトにまとまっている
ユーキャン宅建士講座のメリットの2つめは教材の量が多くなく、コンパクトにまとまっていることです。
他の講座を利用した経験のある人ならわかると思いますが、通信講座の教材はボリューム過多になりがち。分厚いテキストが何冊も送られてきて勉強を始める前からやる気がしぼんでしまったりします。
また量があまりにも多いために勉強を始めてもなかなか前進できている気がしません。人によってはそのことが我慢できず途中で投げ出してしまいます。
その一方ユーキャン宅建士講座の主要教材はA5サイズの基本テキスト3冊と実戦テキスト3冊のみ。一応ガイドブック・添削課題集・完成テキストもありますが、どちらかというと副教材的な位置づけですし量もたいしたことはありません。
受講生が負担を感じにくい分量になっていますので、心が折れることなく勉強を継続できます。
講義動画を省略しても学習できる
ユーキャン宅建士講座のメリットの3つめは講義動画を省略しても学習が完了することです。
先に触れたようにユーキャン宅建士講座にも講義動画が用意されており、スマホやPCを使ってオンラインで視聴できます。でも実はそれらの動画を見ないで学習を進めても特に問題が無いです。
なぜならテキストそのものが講義形式(講師が受講生に語りかける調子)で書かれており、十分わかりやすいから。あらためて講義動画を見る必要性がそれほどないんです。
もちろん動画をぜひ見たいという人は見ても良いのですが、たとえば私などは動画はどうしても必要と感じたときだけ見て、それ以外はテキストをガンガン読み進めるほうが性に合っていたりします。
そういう人にとっては講義動画を省略してテキストを中心に勉強できるというのは大きなメリットだと思います。
* * *
以上、私がユーキャン宅建士講座を受講して感じたメリットを3点お伝えしました。とはいえ何をメリットと感じるかは講座との相性に依存する面もあります。
ユーキャン公式サイトではあなたとユーキャン宅建士講座の相性を確かめる相性診断ができますのでチェックしてみてください。
ユーキャン宅建士講座のデメリット
ユーキャン宅建士講座のデメリットはほとんど感じられないのですが強いて挙げるなら真面目すぎることです。
ユーキャンの教材には寄り道・遊び心的な要素があまり見当たりません。ちょっとした余談とかコラムとかがあっても良さそうですが、ユーキャン宅建士講座の教材はそういうものを意図的に除外しているように見えます。
だからといって厳しい調子で書いてあるわけではないです。繰り返しお伝えしているように初心者に優しい雰囲気が保たれています。
おそらくユーキャンはよそ見はせずに、ゴールだけを目指して頑張りましょうという方針で講座を運営しているんだと思います。
なのでもしあなたが「遊びの要素があってこそ勉強なんだ!」という考えの持ち主だったら、ユーキャン宅建士講座を受講すると少し寂しく感じるかもしれません。逆にもしあなたがマジメ一直線に勉強したいタイプであればユーキャン宅建士講座は最適な講座だと思います。
ユーキャン宅建士講座はこんな人におすすめ
ここまでを総合するとユーキャン宅建士講座は次のような人におすすめできます。
- ユーキャンの安心感のもとで勉強を続けたい人
- ユーキャンの講座は知名度・信頼度が圧倒的。毎年約1,000~2,000人の合格者を輩出するなど確固たる実績有り。安心して受講できる
- ボリューム感たっぷりの他社の通信講座で失敗してしまった人
- ユーキャン宅建士講座は教材の量がコンパクト。「勉強してもしても終わらなくて失敗する」という心配が不要
- 先生の授業を聴き続けるよりも自分でテキストを読み進めたい人
- ユーキャン宅建士講座は講義動画の視聴を省略しテキストを中心に学習してもOK
上記にあてはまる人はぜひユーキャン宅建士講座を受講してみてください。「これが私の求めていた宅建試験対策講座だ!」ってきっと思えます。
後述しますが、万が一教材が気に入らなかった場合でも教材到着後8日以内なら「キャンセル料不要・返送料のみ負担」の条件で返品可能です。気軽にチャレンジしていただければと思います。
よくある質問
ユーキャン宅建士講座のよくある質問に答えます。
値段はいくら?(受講料・費用を知りたい)
ユーキャン宅建講座の値段は次の通りです(参考までに2021年度の受講料も示しています)。
講座名 | 価格 |
---|---|
本科講座 (2021年度) | 63,000円 (税・送料込) |
本科講座 (2022年度) | 63,000円 (税・送料込) |
講座名 | 価格 |
---|---|
速習講座 (2021年度) | 63,000円 (税・送料込) |
速習講座 (2022年度) | 未定 |
本科講座と速習講座の違いは後で詳しくお伝えしますが、簡単に言うと受講開始時期の違いです。
- 本科講座
- 通年で提供されている講座。通常はこちらを購入し学習する
- 速習講座
- 毎年4~5月以降に開始する講座。より短い期間で学習したい場合はこちらを購入し学習する
宅建試験の対策講座としては高くも安くもなく相場くらいの料金となっています。
ちょっと高い…安く買える方法は?
「思っていたよりちょっと料金が高いな…」と感じる場合は次のいずれかを検討してみてください。
- 割引料金で買える時期を狙う
- いったん購入・受講して、受講料に見合わなければ返品する
- もっと安価な他社の講座を受講する
順番に解説していきます。
* * *
料金が高いと感じた場合の対応策の1つめは割引料金で買える時期を狙うというものです。
ユーキャン宅建士講座は年に数回だけ安くなる時期があります。それは年の初め頃(1月とその前後)と年度の初め頃(4月)です。
毎年この2つのタイミングで5,000円割引キャンペーンが実施されています。1月・4月が近いのであれば割引が実施されるまで待ってみるとお得な値段で受講できる可能性が高いです。
ユーキャン宅建士講座を安く買う方法のまとめ記事や毎週更新しているユーキャンの割引一覧にも一度目を通してみてください。
* * *
料金が高いと感じた場合の対応策の2つめはいったん購入・受講して、受講料に見合わなければ返品するというものです。
ユーキャン宅建士講座は毎年たくさんの人が受講していますので、基本的には受講料に見合った金額設定になっています。でも実際に使ってみたら自分には合わない講座だったという可能性もあるわけす。
その場合、多額の負担を背負う羽目になってしまいます。それが怖くて手を出しにくいという人もいるでしょう。でもご安心を。
後述のようにユーキャン宅建士講座は購入後8日以内であればキャンセル料なし・返送料負担のみで返品可能です。1週間程度お試し期間があると考えても良いでしょう。
ですのでいったん購入手続きを済ませて教材を取り寄せ、自分の目で確認してみてください。それでもし受講料に見合うと納得できれば使い続ければいいですし、納得できれなければ返品すればOKです。
返品して受講料を取り戻せる選択肢があるのですから、どちらにしても損をすることはありません。
* * *
料金が高いと感じた場合の対応策の3つめはもっと料金の安い他の講座を使うというものです。
当ブログでは5つの宅建士通信講座を実際に受講した上でフォーサイト宅建士講座とスタディング宅建士講座をお勧めしています。
フォーサイト宅建士講座のバリューセット1であれば税込み6万円ちょうどくらい。ユーキャン宅建士講座よりも数千円安く済みます。
スタディング宅建士講座は税込み2万円くらい。ユーキャン宅建士講座よりも数万円安く済みます。
それぞれの講座のレビュー記事も書いていますので参考にしてみてください。
サンプル教材請求・無料お試し講座も利用可能です。
返品できるって本当?
ユーキャン宅建講座は教材到着後8日以内であれば返品可能です(2023年5月現在)。
教材がお気に召さない場合や、ご都合でご受講できなくなった場合は、教材到着後8日以内であればご返品いただけます(キャンセル料は不要、返送料のみご負担願います)。
気に入らなかったという理由でも返品できるのがありがたいですね。返品に伴う返金対応についても気になるところだと思います。次の通りです。
- クレジットカードで申し込み手続きをした場合、ユーキャン側で決済の取り消し処理をしてくれる
- ゆうちょ・コンビニ払いで申し込み手続きをした場合、教材に払込用紙が付属して届くが、支払いをせずに返品すればOK
教材の実物を使ってみて「あまり自分には合わないな」と思った場合は返品しましょう。
学習期間は?3ヶ月で合格可能?
ユーキャン宅建士講座の本科講座の標準学習期間は6ヶ月です。宅建試験は毎年10月中旬に実施されますので、4月中旬までには受講を始めるのが理想的ということになります。
6か月よりも短い期間で学習し合格したい場合は速習講座を受講します。こちらは3ヶ月程度の短期学習で合格を目指すカリキュラムとなっています。速習講座は例年4月頃リリースされています。
本科講座と速習講座の違いは?
本科講座と速習講座は主に以下の点で異なっています(2021年度の実績)。
- 標準学習期間
- 本科講座:6か月
速習講座:3か月 - テキストのページ数
- 本科講座よりも速習講座のほうが140ページ少ない(学習事項を絞り込んでいる)
- 添削課題の回数
- 本科講座:7回
速習講座:1回 - 実戦テキストの解説動画の本数
- 本科講座:約570本
速習講座:約110本 - 実戦テキストの解説動画の内容
- 本科講座:個々の問題を解説する動画
速習講座:レッスンの内容を補足する動画 - 学習順序
- 本科講座は次の順で学習
1.権利関係(基礎)
2.権利関係(実戦)
3.宅建業法(基礎)
4.宅建業法(実戦)
5.法令上の制限・税その他(基礎)
6.法令上の制限・税その他(実戦)
速習講座は次の順で学習
1.権利関係(基礎)
2.宅建業法(基礎)
3.法令上の制限・税その他(基礎)
4.法令上の制限・税その他(実戦)
5.宅建業法(実戦)
6.権利関係(実戦)
速習講座のほうが学習期間が短く、教材の分量も少なくなっています。また速習講座では短期的に点数を伸ばしやすい「法令上の制限・税その他」「宅建業法」の分野を重点的に学習します。
教育訓練給付制度は使える?
ユーキャン宅建士講座は教育訓練給付制度(厚生労働省の補助金制度)の対象講座です。
教育訓練給付制度は現在会社に勤めている方や離職後1年以内の方向けの制度で、簡単に言うと学費の一部をハローワークから支援してもらえます。詳しくはユーキャンの解説ページで確認してみてください。
合格実績は?
ユーキャン宅建士講座は合格率を明らかにしていませんが合格者数は公表していますので、年度ごとの人数をまとめてみました。
年度 | 合格者数 |
---|---|
2011年度 | 1,922人 |
2012年度 | 2,038人 |
2013年度 | 1,906人 |
2014年度 | 1,880人 |
2015年度 | 1,505人 |
2016年度 | 1,534人 |
2017年度 | 1,164人 |
2018年度 | 1,309人 |
2019年度 | 1,369人 |
2020年度 | 924人 |
2021年度 | 1,776人 |
ちなみに、2020年7月時点の累計合格者数は28,000人以上とのことです(ニュースリリースより)。
アプリは無いの?
ユーキャン宅建士講座はアプリの開発・提供はしていません(2023年5月現在)。その代わり学習専用専用ウェブサイト「合格デジタルサポート」を使って学習します。
合格デジタルサポートはブラウザ(ChromeやSafari)での利用となりますが、アプリのような使い勝手で学習できて便利です。合格デジタルサポートツールの口コミ・評判はこちら。
5問免除の講習はある?
不動産会社に勤めている人が5問免除の資格を得るための講習(登録講習)は残念ながらユーキャンでは実施していません。なおユーキャン宅建士講座を受講している場合でも他の実施機関(LECなど)で登録講習を受講するのは自由です。
「5問免除ってそもそも何?」と疑問を持った方は5問免除制度の解説記事をチェックしてみてください。
購入方法
最後にユーキャン宅建士講座の購入方法を解説します。
ユーキャン宅建士講座の公式サイトにアクセスします。
画面左下に出ている「受講お申込み」ボタンをタップします。
「申込みフォーム」画面に切り替わります。講座名を確認して氏名等を入力します。
支払い方法を「ゆうちょ・コンビニ支払い(一括・分割)」「クレジットカード決済(一括のみ)」から選択します。
クレジットカード決済を選択する場合はカード情報を入力します。
教育訓練給付制度の利用有無を選択し、メールマガジンの要不要を確認して「入力内容を確認する」をタップします。
確認画面が表示されます。申し込み内容を確認しましょう。
問題なければ「同意して申し込む」をタップします。
「受講申し込みありがとうございました」と表示されたら完了です。
申し込み完了を通知するメールが届きます。確認しておきましょう。
申込みに問題がなければ数日後に教材が到着するはずです(ちなみに福岡市在住の私の場合、11月11日に注文し11月15日に到着しました)。支払い・配送・返品について公式の情報を確認したい場合は次のページを確認してみてください。
受講申し込みの際は次のリンクからユーキャン宅建士講座のトップページに移動できます。
この記事のまとめ
今回はユーキャン宅建士講座の詳細を確認してきました。この記事の要点を復習しましょう。
- ユーキャン宅建士講座の教材はガイドブック・基礎テキスト・実戦テキスト・添削課題集・完成テキストの5つである。オンライン学習支援サービスも利用できる
- ユーキャンを使用した人の口コミは好意的なものが多い。それらを検証した結果、口コミの妥当性は高い
- ユーキャン宅建士講座のメリットは「初心者に優しいので挫折しにくい」「教材がコンパクトにまとまっている」「講義動画を省略しても学習を進められる」の3点である
私はユーキャン宅建士講座を実際に受講してみて自信を持って勧められる教材だと感じました。もしあなたが「ユーキャン宅建士講座で大丈夫かな?」と迷っているとしたら安心していただいてOKです。
ぜひ早期に受講を開始して、合格を目指して学んでいきましょう。
以上、参考になれば嬉しいです。