スタディング宅建士(通勤講座)の教材の量はどのくらい?ビデオ講座・WEBテキスト・問題集のボリューム感を調査

スタディング宅建士

宅建試験一発合格済みの宅建士杉山貴隆です。

今回はスタディング宅建士講座の「教材の量(ボリューム)」を調査したので結果を報告します。具体的にはビデオ講座(講義動画)の長さ・WEBテキストの量・3つの問題集の問題数を調べました。

スタディング宅建士講座を購入し、スタディング公式サイトに明記されていない部分まで徹底的にチェックしています。ぜひ参考にしてみてください。

INFO

本記事ではスタディング宅建士講座の3つのコース(ミニマム・スタンダード・コンプリート)のうちスタンダードを分析しています。

したがって以下の「スタディング宅建士講座」の表記は「スタディング宅建士講座 スタンダード」を指すものとします。

※ミニマムにはスマート問題集を始めとする各種問題集が含まれていませんのでご注意ください。

スタディング宅建士講座の教材の量まとめ

スタディング宅建士講座の教材

はじめに結論をお伝えすると、スタディング宅建士講座の教材の量は次の通りです。

ビデオ講座
約32時間(2022年度版)
WEBテキスト
A5版冊子換算で、1095ページ(2022年度版)
スマート問題集
619問(2022年度版)
セレクト過去問集
296問(2022年度版)
13年分テーマ別過去問集
637問(2020年度版)

以下では各教材についてもう少し詳しく述べつつ、ボリューム感を伝えるため「他講座との比較」や「市販の独学用教材」との簡単な比較を行います。

ビデオ講座の長さ

スタディング宅建士講座のビデオ講座(講義動画)の長さは以下の通りです。

科目時間
短期合格セミナー計35分
権利関係(全37回)計920分
宅建業法(全18回)計362分
法令上の制限(全14回)計386分
税その他(全8回)計177分
合計約32時間

合計で約32時間。1日1時間分の視聴を続ければ、およそ1ヶ月で全ての講義を見終えることができる程度の分量です。決して短いわけではなく、かといって長すぎるわけでもなく、ちょうど良い長さだと感じます。

ところでスタディング宅建士講座(スタンダード)の講義時間は他の通信講座と比べて短いのでしょうか? 長いのでしょうか?

調べてみると、フォーサイト・アガルートの講義時間が判明しましたので、スタディングと合わせて下記の表にまとめました(短い順)。

通信講座名受講料
フォーサイト
バリューセット2
約18.7時間
STUDYing
スタディング宅建士講座
約32時間
アガルート
ゼロから合格カリキュラム
約70時間

結果から分かるのは、スタディングは短いほうでも長いほうでもなく中間くらいの長さであるということです。

講義の時間は短いと必要な知識が十分に得られない場合がありますし、長すぎると飽きてしまって集中力が保てません。スタディング宅建士講座の約32時間という長さは他の講座との比較でもほど良い長さに調整されていると言えます。

WEBテキストの量

次にスタディング宅建士講座の標準のテキストであるWEBテキストの分量についてお伝えします。

ただしWEBテキストそのものではなく、WEBテキストと同じ内容のものを印刷・製本した冊子版オプションの分量でお伝えします(そのほうが伝わりやすいと思うので)。

結果は次の通りです。

科目ページ数
権利関係445ページ
宅建業法256ページ
法令上の制限264ページ
税その他130ページ
合計1095ページ

表からわかるようにスタディング宅建士講座のテキストは合計で1095ページ分あります。このページ数は市販の宅建士テキスト1冊よりもやや多めのページ数です。

たとえば宅建士テキストの定番のひとつ『わかって合格(うか)る宅建士』シリーズの基本テキストは700ページほどのボリュームになっています。

スタディングのテキストのほうが400ページくらい多い計算です。

余談ですが、私は「スタディング宅建士講座のWEBテキストは市販のテキストよりもかなり短いのではないか…」と感じていました。というのもスマートフォンであまりにもスラスラと読めるので、紙のテキストよりも分量が少なく感じられるのです。

でも少ないというのは誤解だったようです。一般的なテキストと比べても充分な長さがあります。それでいて量を感じさせずスラスラと読めるのですから、かなり良質なテキストだと言ってよいでしょう。

問題集の問題数

最後にスタディング宅建士講座に含まれている3つの問題集の問題数を確認していきます。

スマート問題集

スタディング宅建士講座のスマート問題集(一問一答形式の○×問題集)の問題数は以下の通りです。

科目問題数
権利関係230問
宅建業法145問
法令上の制限165問
税その他79問
合計619問

合計で619問となりました。市販の問題集で近いものを挙げるとすれば『わかって合格(うか)る宅建士 一問一答 セレクト600』になるかと思います。

『わかって合格(うか)る宅建士 一問一答 セレクト600』は一問一答形式で収録問題数は600問。スタディング宅建士講座のスマート問題集は『セレクト600』と同程度のボリューム感です。

セレクト過去問集

次にスタディング宅建士講座のセレクト過去問集(重要度の高い過去問を厳選した問題集)の問題数は以下の通りです。

科目問題数
権利関係91問
宅建業法82問
法令上の制限71問
税その他52問
総合計296問

合計で296問となりました。市販の問題集で近いものを挙げるとすれば『わかって合格(うか)る宅建士 分野別過去問題集』になるかと思います。

『わかって合格(うか)る宅建士 分野別過去問題集』の収録問題数は約300問。定番の重要過去問を中心に出題している問題集です。スタディング宅建士講座のセレクト問題集の方が4問ほど少ないですが、おおよそで言えば同じくらいのボリュームです。

13年分テーマ別過去問集

最後にスタディング宅建士講座の13年分テーマ別過去問集(過去13年分の過去問を一挙掲載した問題集)の問題数は下の表の通りです。

科目問題数
権利関係181問
宅建業法244問
法令上の制限106問
税その他106問
総合計637問

※執筆時時点で2022年度版が未リリース。2021年度版を記録するのを忘れたため、代わりに2020年度版の実績値を掲載しています

合計で637問となりました。市販の問題集で近いものを挙げるとすれば『わかって合格(うか)る宅建士 過去問12年PLUS(プラス)』になるかと思います。

『わかって合格(うか)る宅建士 過去問12年PLUS(プラス)』は12年分の過去問を網羅的に収録した問題集です。スタディングのテーマ別過去問集は13年分なので少し問題数が多めですが、こちらもおおよそで言えば同じくらいのボリュームだとみていいでしょう。

* * *

ここまで見た通り、スタディング宅建士講座の3種類の問題集はいずれもかなりまとまった量の問題を収録しています。紙の問題集に置き換えても3冊分の分量があります。宅建試験の問題演習として十分な量です。

この記事のまとめ

今回はスタディング宅建士講座の「教材の量」についてひとつひとつ確認してきました。この記事のポイントを復習しましょう。

  • スタディング宅建士講座のビデオ講座の長さは長すぎず短すぎず、ちょうど良いと思える約32時間である
  • スタディング宅建士講座のWEBテキストは市販のテキスト1冊分より少し多い1095ページである
  • スタディング宅建士講座の3つの問題集はそれぞれ市販の問題集1冊分(合計3冊分)に相当している

実を言うと、私はスタディング宅建士講座の購入前にこんな疑いを持っていました。

「スタディング宅建士講座の教材は市販教材に比べて非常に少ないのでは?」

でもこの疑いは調べてみると私の完全な思い込みだったようです。

繰り返しになりますが、スタディング宅建士講座は「ちょうど良い分量のビデオ講座」「市販のテキストよりやや多いくらいのページ数のテキスト」「市販の問題集3冊分に相当する問題集」を提供しています。

これは合格レベルに到達するのに十分な量の教材です。問題集を繰り返し解くことを考慮に入れると、人によってはフル活用できず少し余ってしまうかもしれません。

私と同じように教材の少なさを疑っている人もいるかもしれませんが、以上の調査結果からスタディング宅建士講座は教材の量の面での心配は不要だと言えます。

なおスタディング宅建士講座は教材の質の面でも相当に優秀な講座となっています。評判&レビュー記事でお伝えした通りです。

あなたが利用する試験対策講座として自信をもってオススメします。ぜひ受講して、宅建試験の合格に向けて学んでいきましょう。

以上、参考になれば嬉しいです。

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