ユーキャン宅建士講座を実際に受講した宅建士Kiryuです(*^o^*)
今回はユーキャン宅建士講座の『実戦テキスト』をレビューします。
『実戦テキスト』に関する情報は、ネット上にほとんどないように思います。
でも、実は『実戦テキスト』こそユーキャン宅建士講座の中で最も重要度が高い教材なんです。
そこで今回は『実戦テキスト』の概要を紹介しつつ、実際に使ってみて感じたメリット・デメリットをお伝えします。
ぜひ参考にしてみてください。
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ユーキャン宅建士講座の『実戦テキスト』とは
※基礎テキストと見た目がほとんど変わらないですが、表紙の真ん中に「実戦」と書いてあります。[拡大画像はこちら](別記事)
ユーキャン宅建士講座の『実戦テキスト』は、他の通信講座で言うところの「過去問題集」に相当する教材です。
テキストという名前がついていますが、実態は過去問題集であると考えて構いません(一部、予想問題を含む)。
実際、相当な数の過去問が収録されています。
テキスト名 | 問題数 |
---|---|
実戦テキスト1 権利関係 | 509問 |
実戦テキスト2 宅建業法 | 646問 |
実戦テキスト3 法令上の制限/税その他 | 642問 |
合計 | 1797問 |
掲載問題数はおよそ1800問。
では、過去問をこれだけ収録しながらなぜ「テキスト」という名前になっているのでしょうか。
この疑問への答えは、以下で『実戦テキスト』のメリットやデメリットを見ていく中で、明らかにしていきます。
『実戦テキスト』のメリット
宅建試験の学習で『実戦テキスト』を使用するメリットは次の3つです。
- 独自の構成により「基礎テキスト再読」が不要
- 「選択肢ごとの出題」なので取り組みやすい
- 解説動画で気分転換しながら学習できる
以下で詳しく見ていきます。
独自の構成により「基礎テキスト再読」が不要
『実戦テキスト』の最大のメリットは『基礎テキスト』の再読が不要になることです。
宅建試験の学習では、通常「基本書」とか「テキスト」と呼ばれる参考書(ユーキャン宅建士講座の場合、『基礎テキスト』がこれに当たる)をまずは一読します。
いわゆるインプット学習です。
その後、過去問を解いてアウトプット学習を進めていくのですが、多くの人は思うように過去問が解けません。
そのため、もう1~2回、インプット学習用のテキストを読み返すことになります。
同じ内容のテキストを何度も読むわけですから、時間もかかりますし、精神的にかなりキツい作業です。
テキストを再読するのがキツくて宅建試験の勉強をやめてしまう人が毎年大勢いるほど。
でも、ユーキャン宅建士講座であれば、『基礎テキスト』を繰り返し読む必要はありません。
挫折してしまう要因のひとつである「再読」を回避できるのです。
なぜ再読を回避できるのでしょうか。
それは、今回取り上げている『実戦テキスト』の中で、必須知識の復習ができるからです。
『実戦テキスト』では、上の画像のような「Check! Point」という要点まとめがそれぞれのセクションのはじめに載っています。
その内容は『基礎テキスト』に載っている「Check! Point」と同じ内容であり、ここで要点だけを振り返ってから問題を解いていきます。
つまり、「Check! Point」を一読することが『基礎テキスト』を再読するのにほぼ等しい効果をもたらすんですね。
『実戦テキスト』が過去問題集であるにも関わらず「テキスト」と呼ばれる理由はここにあります。
この構成になっているおかげで、受講生は「インプット学習用のテキストを繰り返し読む苦痛」から解放されますし、再読によるタイムロスもありません。
圧倒的に効率の良い受験勉強が実現できます。
ユーキャン宅建士講座の『実戦テキスト』のスタイルは、テキスト再読が当たり前になっている宅建通信講座の常識をくつがえす画期的なものだと言えるでしょう。
「選択肢ごとの出題」なので取り組みやすい
ユーキャン宅建士講座の『実戦テキスト』は「選択肢ごとの出題」になっており、スキマ時間にも取り組みやすい形式になっています。
比較のために、まず一般的な過去問題集のことを考えてみましょう。
一般的な過去問題集では、過去の本試験を1問ずつ、まるごと出題します。
でも、1問まるごとの出題には次の3の問題点があるんです。
- 原則として選択肢4つを全て検討する必要があるため、1問あたりの時間がかかり過ぎる
- 逆に1つの選択肢の正誤がわかるだけでその問の答えがわかってしまうこともあるため、個々の肢の検討がおろそかになってしまい、実力が伸び悩むことがある
- 「今後はほとんど出題されないと思われる重要度の低い選択肢」も除外されず、問題に含まれている
これに対し、ユーキャン宅建士講座の『実戦テキスト』では1問をまるごと出題するのではなく、「肢別過去問」の形式で出題しています。
この形式では、出題1問に含まれているのは肢1個分だけです。
そのため、先の問題が次のように解決されます。
- 1問につき選択肢1個を検討するだけなので1問あたりにかける時間が短くて済み、スキマ時間などあまり時間の余裕がないときでも取り組みやすい
- 1問につき選択肢1個だけなので、「個々の肢ごとの検討がおそろかになる」ことがなく、実力が伸びやすい
- 「今後はほとんど出題されないと思われる重要度の低い選択肢」は、はじめから排除されている
ユーキャン宅建士講座の「肢別過去問」のスタイルは、一般的な過去問に比べて取り組みやすく、効率の良い学習が可能になっていると言えます。
解説動画で気分転換しながら学習できる
ユーキャン宅建士講座の『実戦テキスト』には「解説動画」がついていて、これがとても良い気分転換になります。
宅建試験の学習を進めていく際は、過去問を解いた後、長文の解説を読むことが不可欠です。
でも、ひたすら文章を読み続けていると疲れてしまい、「全く頭に入ってこない!」と感じることがよくあります。
長文を読むのって本当に大変です(^^;)
この点、ユーキャン宅建士講座の場合は文章の解説だけでなく「解説動画」も用意されており、映像を見ることで過去問の学習を進めることができます。
※ネットにつながっているスマホ・タブレット・PC等で視聴可能です。
動画では、ユーキャン宅建士講座の講師たちが、問題を解く際におさえておきたいポイントをサクッと説明してくれます。
「文章の解説」を読み続けることに疲れたら、「映像の解説」に切り替えて、新たな気持ちで勉強できるというわけです。
なお、動画の本数は私が数えたときは以下の通りでした(時期によって少し変動があるようです)。
テキスト名 | 動画数 |
---|---|
実戦テキスト1 権利関係 | 147本 |
実戦テキスト2 宅建業法 | 241本 |
実戦テキスト3 法令上の制限/税その他 | 189本 |
合計 | 587本 |
動画の本数を問題数と比較するとわかりますが、全ての問題に対して動画がついているわけではありません。
重要度または難易度が特に高い場合のみ、解説動画でフォローアップするという方針をとっているようです。
「難しい問題には解説動画がある」と思えるので、安心して学習を進められます。
以上見たように、ユーキャン宅建士講座の『実戦テキスト』には解説動画があり、映像で気分を変えながら学習を進めたり、特に難しい問題については映像で理解する、といった学習上の利点を得られます。
『実戦テキスト』を利用するデメリット
『実戦テキスト』を使ってみて私が気づいたデメリットは「収録問題数がやや少ない」という点です。
「え? 最初に1800問って言っていたよね。それだけあれば十分じゃないの?」
確かに1800問ですが、『実戦テキスト』が肢別過去問であることを考慮にいれなくてはなりません。
実戦テキストは過去問何年分か
『実戦テキスト』の収録問題数は、1800問=1800肢。
一方、宅建試験は四肢択一式。つまり、4つの選択肢で1問を構成します。
ということは、『実戦テキスト』に収録されている1800肢は、過去問450問分だと考える必要があります(1800÷4)。
さらに、過去問450問は何年分に相当するかを考えておきます。
宅建試験の1回あたりの出題数は、50問。
ということは、『実戦テキスト』に収録されている過去問450問は、9年分相当です(450÷9)。
一般的な必要問題数は10~12年分
一般的に、宅建試験の合格に必要な問題数は過去問10~12年分だと言われています。
実際、市販の過去問題集は10~12年分くらいの問題数を収録しているものがほとんどです。
また、毎年高い合格率をたたき出すことで知られるフォーサイト宅建士講座は、私の調査では13年分の過去問を収録しています。

このように、宅建試験対策の一般的な基準からすると、ユーキャン宅建士講座の問題数はやや少ないんです。
「少ない問題数はメリット」という見方も可能
ただし、「収録問題数が少ない」ことはむしろユーキャン宅建士講座を使うメリットにもなりうると考えています。
なぜかというと、受講生としては「解く問題は少なければ少ないほどありがたい」からです。
過去問を解く作業は、非常に頭を使いますので疲れますし、時間もかかります。
慣れないうちは、1年分・50問を解くだけで3~4時間もかかったとしても、不思議ではありません。
実際、過去問演習は宅建試験の対策でも一番時間がかかる部分なんですね。
だからこそ、ユーキャンは過去問に関して厳選に厳選を重ねて、9年分に絞り込んでいるわけです。
重要度がそれほど高くない問題や、法律が変わって時代遅れになった問題、出題傾向から見て今後出題の見込みが無いもの等を除外し、真に攻略すべき問題のみを残しています。
* * *
まとめると、「問題数が少ない」ことは一見しただけではデメリットであるかのように感じます。
しかしながら、受講生の負担を軽くするという意味で、メリットとしての側面も持っていると言えます。
この記事のまとめ
今回はユーキャン宅建士講座の『実戦テキスト』の概要を紹介し、メリット・デメリットを検討してきました。
『実戦テキスト』のメリット・デメリットを復習しましょう。
【メリット】
- 独自の構成により「基礎テキスト再読」が不要
- 「選択肢ごとの出題」なので取り組みやすい
- 解説動画で気分転換しながら学習できる
【デメリット】
- 収録問題数がやや少ない
※問題数が少ないことで濃密・スピーディな学習が実現するという側面もある
全体を通して感じるのは、ユーキャン宅建士講座の『実戦テキスト』には、効率重視で勉強するための工夫が大いに組み込まれているということです。
テキストの再読を回避しているほか、重要度の高い選択肢に絞って学習することも可能。
難問については動画でフォローしてくれますし、そのうえ問題数も9年分に圧縮しています。
根性論で長時間にわたって学習をするのではなく、必要最低限のスマートな学習で合格を目指そうとするのが、ユーキャン宅建士講座なのだと言えます。
もしあなたが「毎日忙しくて、時間が無い」「勉強は苦手だから、最小限の努力で合格したい」と感じているなら、ピッタリの理想的な講座ではないでしょうか。
ユーキャン宅建士講座を受講して、短い時間で質の高い学習を行い、着実に合格を目指しましょう。
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