ユーキャン宅建講座の『実戦テキスト』(過去問題集)徹底レビュー

ユーキャン宅建講座の『実戦テキスト』(過去問題集)徹底レビュー

疑問・悩み

ユーキャン宅建講座(通信講座)を検討しているんだけど、「過去問題集」が見当たらない。代わりに『実戦テキスト』ってあるけど、これが過去問なのかな? 公式サイトを見ただけでは、使い勝手なんかも全然分からなくて、困ってる!

宅建士一発合格済で、不動産業界での実務経験もある Kiryu です。

ユーキャンの宅地建物取引士(宅建士)通信講座を購入・使用し、ご紹介しています。

今回は講座に含まれている教材『実戦テキスト』を取り上げます。画像つきでレビューしつつ、メリット・デメリットを私の気づく限り列挙してみました。

正直、ユーキャン公式サイトの情報は少なすぎて、よく分からないですよね。そこで、実際に使ってみた感想や評価をこの記事を書きました。あなたの教材選びにきっと役立てていただけるはずです。

ぜひ、ゆっくりとお楽しみください!

記事内で紹介している教材は2019年1月購入時点のものです。

教材内容は、購入時期によって変動があります。詳しくはユーキャン宅建講座公式サイトで確認してくださいね。

ユーキャン宅建通信講座の『実戦テキスト』って?

はじめに、『実戦テキスト』がどのような位置づけの教材なのかを、簡単に説明します。

ユーキャン宅建通信講座は、ざっくり言うと次の構成となっています。

  • 『基礎テキスト』3冊
  • 『実戦テキスト』3冊
  • 『添削課題集』1冊
  • 民法入門冊子『みんぽう』1冊

※上記は標準学習期間6か月の「本科講座」の場合です。標準学習期間3か月の「速習講座」は、教材の内容が少し変わります。

『実戦テキスト』は、『基礎テキスト』を読んだ後に使用する教材です。

ユーキャン宅建通信講座『実戦テキスト』

『実戦テキスト』という名前なのでテキストの一種かと思ってしまいますが、中身は基本的に「過去問題集」だと思ってください。

実際、相当な数の過去問が収録されています。

テキスト名問題数
実戦テキスト4 法令・税144問
実戦テキスト5 宅建業法146問
実戦テキスト6 権利関係137問
合計427問

掲載問題数は427問。宅建試験は全50問の試験ですので、およそ8.5年分の過去問が載っていることになります。

これだけ過去問を収録しているのに、なぜ「過去問題集」ではなく「テキスト」の一種を名乗っているのでしょうか?

それには理由があります。以下をお読みいただけると、良く分かると思います。

『実戦テキスト』を利用するメリット

多数の過去問が掲載された『実戦テキスト』を利用するメリットをご紹介します。

独自の構成により「基礎テキスト再読」が一切不要

実は、『実戦テキスト』の最大の特徴は、「問題集」でありながら「テキスト」でもあるという点です。

そして、その特徴のおかげで『基礎テキスト』の再読が不要になるため、学習の効率が非常に高まるというメリットがあります。

「一体どういうこと?」と思ったかもしれませんね。少し詳しく説明します。

宅建試験の学習では、通常、「基本書」とか「テキスト」と言われる参考書を「まずは一読」するのが普通です。いわゆるインプット学習ですね。(ユーキャン宅建講座の場合、以前の記事でレビューした『基礎テキスト』でインプット学習を行います。)

ところが、多くの人は「一読しただけでは何が何だか分からない」のが普通です。ですので、もう1~2回、ぶ厚いテキストを読み返すという作業をすることになります。

同じ内容のテキストを何度も読むわけですから、時間もかかりますし、精神的にかなりキツい作業です。宅建試験の受験勉強で挫折してしまう大きな原因が、この「再読」の作業だと言われています。

でも、ユーキャンならこの「再読」作業が完全に不要になるんです。

なぜかというと、『実戦テキスト』の中に必須知識の要点が盛り込まれているからです。次の画像を見ていただけると、より分かりやすいかと思います。

ユーキャン宅建通信講座『実戦テキスト』知識の整理とまとめ

「実戦テキスト」では、上の画像のような「知識の整理とまとめ」というセクションで学習項目の振り返りを行います。記述されている内容は『基礎テキスト』で一度学んでいますので、難なく理解可能です。

振り返りを行った直後に、関連する過去問を解きます。今復習したばかりの知識を使いますので、ストレスを感じることもなく回答できてしまいます。

ユーキャン宅建通信講座『実戦テキスト』関連問題

このように、『実戦テキスト』では全ての論点に関して「知識の整理とまとめ」という基礎テキストの要約が数ページ用意されているんです。そして要点理解の直後に問題を解く、という構成で一貫しています。

この構成になっているおかげで、受講生は『基礎テキスト』を再度読まなくても、スラスラと問題が解ける仕組みになっています。これは、テキスト再読が当たり前になっている宅建対策界において、革新的な学習スタイルです。

受講生は「同じテキストを繰り返し読む苦痛」から解放されますし、再読によるタイムロスもありません。圧倒的に効率の良い受験勉強が実現できます。

私もユーキャンの『実戦テキスト』がこのような構成になっていると知ったときは、少し驚きました。ナルホド、こんなやり方があるのねと…。市販の過去問題集や他社の通信講座では見ることができない、ユーキャン独自の方法論ですね。

ユーキャンが30年以上に渡って多数の合格者を世に送り出しているのは、「テキスト」と「問題集」の両方の性質を合わせ持った『実戦テキスト』がカギなのだと私は考えています。

「選択肢ごとの重要度」により時短学習が可能

宅建士の過去問題集は各社が出していますが、問題の重要度に応じてA~C等のランクがついていることがよくあります。この点、ユーキャン宅建通信講座も同様です。

ユーキャン宅建通信講座『実戦テキスト』問の重要度

上の画像のように、『実戦テキスト』掲載の全ての過去問で、重要度が記されています。

しかしながら、「重要度の明示」に関連して、ユーキャン宅建士講座が他の講座と異なっている点があります。それは、「選択肢ごとに」重要かそうでないかが明示されているという点です。

ユーキャン宅建通信講座『実戦テキスト』選択肢の重要度

上記は『実戦テキスト』の過去問の解説部分です。選択肢の番号を見ていただくと、「黒丸に白抜き文字で書かれたもの」と「そうでないもの」があることが分かると思います。

『実戦テキスト』では、試験対策上重要な選択肢の解説に対して「黒丸・白抜き文字」の番号をつけているのです。

宅建試験の対策では過去問を解くことが必要不可欠ですが、1つの問の中には複数の選択肢が含まれており、その全てが重要とは限りません。

中には4つの選択肢のうち重要なものは1つだけであり、残りは今後の出題可能性が低く、無視しても問題が無い場合だってあるのです。

あなたがユーキャンの『実戦テキスト』を使うなら、解説部分の番号の色でその重要性を判断できます。重要性の低いものは優先度を下げ、まずは重要度の高いものから学習していくといった戦略をとることが可能になるわけです。

忙しい人ほど、このようなヒントはありがたいものです。私たちは日々仕事や家事に追われていて、宅建の勉強に費やす時間はどうしても限られてしまいますよね。

選択肢ごとに重要度が判断できれば、極力、学習時間を短くできますので、効率よく合格を目指すことにつながります。

ということで、「選択肢ごとに重要度を明示している」という点は、他の講座では見ることができないユーキャン独自の工夫であり、『実戦テキスト』を利用する大きなメリットのひとつになっています。

解説動画で「分からない」「疲れた」を吹っ飛ばす

文字ばかりの解説を読んでいると、誰でも疲れてしまいます。

私も宅建試験の学習をしているとき、「もう字を読むことに疲れた!」「全く頭に入ってこない!」と感じることがよくありました(^^;)

比較的やさしい問題ならギリギリ大丈夫なのですが、難易度の高い問題になると解説もややこしく、頭をかかえてしまうことも珍しくなかったです。

別に脅すわけではないのですが、あなたも過去問の学習をする際には、同じような事態に陥ってしまうと思います。(皆そうなので…)

でも、ユーキャンはそんな受験生の負担を軽減する策をとっています。その策とは「過去問の解説動画」です。

ユーキャン宅建通信講座『実戦テキスト』解説動画1

ユーキャン宅建通信講座『実戦テキスト』解説動画2

解説動画では、ユーキャン宅建講座の専任講師たちが、過去問の学習上のポイントをサクッと説明してくれます。

ちなみに、動画の本数は私が数えた際は以下の通りでした(時期によって少し変動があるようです)。

テキスト名動画数
実戦テキスト4 法令・税18本
実戦テキスト5 宅建業法28本
実戦テキスト6 権利関係38本
合計84本

動画の本数からも分かるように、全ての問題に対して動画がついているわけではありません。特に難易度の高い選択肢が含まれている場合のみ、解説動画でフォローアップしています。

もし全ての問題に動画解説があると、視聴自体に時間と体力を奪われてしまうことでしょう(^^;) 厳選した問題にのみ動画が用意されていますので、ムダな消耗は避けられます。

それでいて、「難しい部分には解説動画がある」と思えるので、安心して学習が進められます。

しかも、文章をたくさん読んで疲れたときの気分転換だって、解説動画を眺めることでできてしまう…というわけです。

このように、ユーキャンの解説動画は、受講生の「難しい・分からない・疲れた・つらい」といった気持ちをケアしてくれる存在です。

このような補助教材を利用できることも『実戦テキスト』を利用するメリットのひとつになっています。

『実戦テキスト』を利用するデメリット

『実戦テキスト』は、上記のように素晴らしいメリットを持っています。「さすがはユーキャンの教材だな」と感動すら覚えるほどです。

しかし、どんな教材でもデメリットが全く無い、完璧な存在ということはありません。『実戦テキスト』にも、1点だけですが気になるポイントがありました。

収録問題数が少なめ

それは、過去問の問題数がやや少ないという点です。

先に少し触れましたが、収録問題数はおよそ8.5年分に相当しています。

それだけあれば十分なのでは?と感じる人もいるかもしれません。

でも、宅建士の合格に必要な問題数は、通常は10~12年分という見解が一般的です。

実際、高い合格率を誇っているフォーサイト宅建士講座では13年分の過去問を収録していますしね。

フォーサイト宅建士講座の高い合格率を支える過去問題集・過去問講座とは?メリットとデメリットをまとめて紹介
【宅建士合格ブログ】フォーサイトの過去問題集・過去問講座を使ってみた!メリット10個、デメリット1個を具体的に指摘しています。画像13個と動画1つあり。

このように一般的な基準からすると、ユーキャン宅建講座の問題数はかなり少なく、その点がデメリットになりえます。

「少ない問題数はメリット」という見方も可能

ただし、このデメリットはむしろユーキャン宅建講座を使うメリットにもなりうると考えています。

なぜなら、受講生としては解く問題は少なければ少ないほどありがたいからです。

過去問を解く作業は、非常に頭を使いますので疲れますし、時間もかかります。慣れないうちは、1年分・50問を解くだけで3~4時間もかかったとしても、不思議ではありません。

実際、過去問演習は宅建試験の対策でも一番時間がかかる部分なんですね。

だからこそ、ユーキャンは過去問に関して厳選に厳選を重ねています。重要度の低い問題や、法律が変わって陳腐化した問題、出題傾向から見て今後出題の見込みが無いもの等を除外し、真に攻略すべき問題のみを残した結果が「約8.5年分の問題数」であるわけです。

「ただ単に少ないわけではない」ということは、次のことからも分かります。私が購入したユーキャン宅建通信講座は2019年度用の教材ですが、確認した限り「1992年度(平成4年度)試験」の問題や「1994年度(平成6年度)試験」の過去問も含まれていました。

ユーキャン宅建通信講座『実戦テキスト』1992年度(平成4年度)試験の問題

ユーキャン宅建通信講座『実戦テキスト』1994年度(平成6年度)試験の問題

つまり、ユーキャン宅建講座は25年以上前の過去問をも射程に入れているのです。

過去問25年分といったら、1250問となります。千を超える過去問の中から重要度の高い427問を選び出しているわけなので、相当に密度の濃い過去問題集に仕上がっているはずです。

このように考えれば、問題数が少ないことはむしろ『実戦テキスト』を積極的に使いたい理由にすらなってしまいますよね。

まとめ:『実戦テキスト』で、短期間・高品質な勉強が可能になります

ユーキャン宅建通信講座『実戦テキスト』

この記事では、ユーキャン宅建通信講座の『実戦テキスト』について、メリット・デメリットをご紹介してきました。

メリットは次の3点です。

  • 独自の構成により『基礎テキスト』の再読が一切不要
  • 「選択肢ごとの重要度」により時短学習が可能
  • 解説動画で「分からない」「疲れた」を吹っ飛ばす

デメリットは、収録されている問題数がやや少ないことであると述べました。

しかしながら、この問題数は25年分の過去問から厳選した結果であり、むしろ問題数が少ないことで濃密・スピーディな学習が実現するという側面もあります。

全体を通して感じるのは、ユーキャンの『実戦テキスト』は効率重視で勉強するための工夫が組み込まれているということです。

私自身は、わりと効率度外視で勉強した経験があります。そのため、「宅建攻略に必要なのは忍耐と努力!テキストは何度でも読め!とにかく問題をたくさん解け!」と考えている部分が無くはありません。

言い換えるなら、私は「スパルタ的な物量で無理やりに合格を実現するスタイル」で合格をもぎ取りました(^^;)

ユーキャンは、そういうやり方とは真逆の方針をとっています。テキストの再読を回避しているほか、重要度の高い選択肢に絞って学習することも可能。難問については動画フォローがあり、さらに問題数も8.5年分に圧縮しているわけですから…

根性論を排し、「スマートな学習」を選択できるのが、ユーキャン宅建通信講座なのだと言えそうです。

もしあなたが「毎日忙しくて、時間が無さすぎる!」と感じているなら、ピッタリの理想的な講座ではないでしょうか。少ない時間で質を高めた学習ができますので、あなたも着実に合格を目指せますよ。

では、今回はこの辺で!

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