一目でわかる!宅建合格後に必要な手続き・日数・費用の早見表。4か月・7万円以上かかることも!

「宅地建物取引士証をもらうまでに費用はいくらかかるの?」

「人によって必要な手続きや金額が変わるって本当?」

「更新の手続きの費用も今のうちに知っておきたい!」

宅建士試験に合格するだけでは、宅地建物取引士を名乗ることはできません。宅地建物取引士を名乗るためには、試験に合格した後資格登録を済ませ、宅地建物取引士証の交付を受けることが必要です。

これが、意外に「お金」も「時間」もかかるんですよね…。特に、就職活動・転職活動をする人にとって「時間がかかる」という点はシビアな問題になってきます。応募や面接、入社等のスケジュール管理に関わってくるからです。

さらに、「実務経験の有無」や「試験合格の時期」によって、必要な手続きが少しずつ変わってくるという問題もあります。あぁ、ややこしい。誰もが一度は混乱させられる話題です。

そこでこの記事では、宅建合格後、宅地建物取引士証を入手するまでに必要になる手続きと、その所要期間・費用を早見表として整理してみました。記事を読み進めていくと、あなたは次のメリットを得られます。

  • 「実務経験の有無」に応じた手続・費用・期間が分かる
  • 「試験合格の時期」に応じた手続・費用・期間が分かる
  • 取引士証の更新に必要な手続きと費用が分かる

宅建士合格を目指す方、合格した方、どうぞ参考にされてください。ただし、必要日数と受講料・手数料は、地域によって若干変わってきます。あくまで目安としてお考えください。

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手続の必要性についての考え方

早見表に入る前に、前提となる考え方を大枠でつかんでおきましょう。そのほうが理解しやすいと思います。

大前提として、新規に登録して宅建士証の交付を受けようとする場合、次の2つの手続きは皆さん必要です。

  • 宅建士資格登録申請(自分の名を宅建士として都道府県に登録する手続き)
  • 宅建士証の交付申請(登録をもとに宅建士証を発行してもらう手続き)

これに対して、人によって必要性が変わってくる手続きは、次の2つです。

  • 登録実務講習の受講(実務経験が不足している人は、不足を補うために受講しなければならない)
  • 法定講習の受講(合格から時間が経ってしまった人は、法改正等の知識を補うために受講しなければならない)

以上の前提知識をもとに、以下の早見表を確認していくと分かりやすいと思います。

【パターン1】「2年以上の実務経験有り」かつ「合格後1年以内」の場合

2年以上の実務経験があり、さらに合格後1年以内という「不動産業界の中の人」のあなたは…

  • 「2年以上の実務経験」がありますので、「登録実務講習の受講」は不要です。
  • 「合格後1年以内」ですので、「法定講習の受講」は不要です。

手続き・費用・期間が最小になります。おめでとうございます!

手続き 所要日数 受講料・手数料
ステップ1
宅建士資格登録申請
完了まで30~60日 37,000円+α
ステップ2
宅建士証の交付申請
受領まで15~30日 4,500円+α

必要期間は長くて3か月ほど、費用は4万円台を見込んでおけばよさそうです。

【パターン2】「2年以上の実務経験有り」かつ「合格後1年以上経過」の場合

2年以上の実務経験がありますが、合格してから1年以上経ってしまったという「謎の経歴」を持つあなたは…

  • 「2年以上の実務経験」がありますので、「登録実務講習の受講」は不要です。
  • 「合格後1年以上経過」していますので、「法定講習の受講」が必要です。
手続き 所要日数 受講料・手数料
ステップ1
宅建士資格登録申請
完了まで30~60日 37,000円+α
ステップ2
法定講習の受講
1日 12,000円
ステップ3
宅建士証の交付申請
受領まで15~30日 4,500円+α

必要期間は長くて3か月ほど、費用は5万円台を見込んでおけばよさそうです。

【パターン3】「2年以上の実務経験無し」かつ「合格後1年以内」の場合

2年以上の実務経験はありませんが、合格後1年以内という「宅建士のルーキー」のあなたは…

  • 「2年以上の実務経験」がありませんので、「登録実務講習の受講」が必要です。
  • 「合格後1年以内」ですので、「法定講習の受講」は不要です。
手続き 所要日数 受講料・手数料
ステップ1
登録実務講習の受講
自宅学習30日、スクーリング2日 20,000円前後
ステップ2
宅建士資格登録申請
完了まで30~60日 37,000円+α
ステップ3
宅建士証の交付申請
受領まで15~30日 4,500円+α

必要期間は長くて4か月程、費用は6万円台を見込んでおけばよさそうです。

【パターン4】「2年以上の実務経験無し」かつ「合格後1年以上経過」の場合

2年以上の実務経験が無く、さらに合格から1年以上経ってしまったという「昔取ったあの資格を使うときがやってきた!」のあなたは…

  • 「2年以上の実務経験」がありませんので、「登録実務講習の受講」が必要です。
  • 「合格後1年以上経過」していますので、「法定講習の受講」が必要です。

ちょっと残念! 手続・費用・期間が最大になってしまうパターンです。

手続き 所要日数 受講料・手数料
ステップ1
登録実務講習の受講
自宅学習30日、スクーリング2日 20,000円前後
ステップ2
宅建士資格登録申請
完了まで30~60日 37,000円+α
ステップ3
法定講習の受講
1日 12,000円
ステップ4
宅建士証の交付申請
受領まで15~30日 4,500円+α

必要期間は長くて4か月程、費用は7万円台を見込んでおけばよさそうです。

【補足事項】

上記の早見表で「+α」の部分は、住民票や顔写真等、こまごまとした必要書類を準備するのにかかる少額の費用を意味しています。余裕をみて、1万円程度と考えておけば十分かと思います。

なお上記の手続きはいずれも「合格後に必ずしないといけないもの」ではありません。宅建の合格は一生有効ですので、必要なときに進めていけば良いと思います。

ただし、登録実務講習や法定講習はいつでもどこでもやっているわけではありませんので、ご注意ください。また、合格した後、引越し等で受験した都道府県の外に出てしまうと、宅建士関係の手続きは難易度が上がってしまいます。そのあたりも考慮に入れてください。

【おまけ】更新の場合の早見表

ここまでの話は、「宅建士試験に合格した後、資格登録を行って宅地建物取引士証を受け取るまで」のことでした。ところで、その後の資格の維持に必要な手続きや費用はどうなっているのでしょうか。

理解しておきたいのは、宅建士試験の合格と都道府県への資格登録は、消除等の処分が無い限りずっと有効であるということです。

これに対して、宅地建物取引士証には有効期間があり、5年と定められています。期間満了が近づいてきて、かつ更新を希望する場合は、上で見たステップのうち「法定講習の受講」と「宅建士証の交付申請」に相当する手続きをとる必要があります。

手続き 所要日数 受講料・手数料
ステップ1
法定講習の受講
1日 12,000円
ステップ2
宅建士証の交付申請
受領は即日 4,500円+α

ただし、法定講習の受講と宅建士証の受領は同日に行われ、1日で手続きが完了する場合が多いと思います。費用は16,500円+αです。新規で登録して宅地建物取引士証の交付を受けるのに比べたら、楽チン・格安です。

この記事のまとめ

以上、宅建士として登録し、宅地建物取引士証を入手するまでに必要な手続きについて確認してきました。ポイントをまとめておきます。

  • 「宅建士資格登録申請」「宅建士証の交付申請」は全員必須である。これに対し、「登録実務講習の受講」「法定講習の受講」は必要な人とそうでない人がいる
  • 所要日数は長い人で4か月、費用は多い人で7万円+α
  • 宅地建物取引士証を更新したい場合は、「法定講習の受講」「宅建士証の交付申請」を行う。所要日数は1日、費用は16,500円+αを見込んでおく

ちなみに、私自身は【パターン3】に該当しました。そのため、合格後は宅地建物取引士証宅建士証取得までについやした費用は60,000円程。当時、ほぼ無職だったので泣きそうになりました。

「世の中ホントお金が必要なんだなぁ…」って思ったことをよく覚えています(T_T)

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