宅建の独学を効率よく進める方法【総論:学習全体の効率化】

宅建の独学を効率よく進める方法【総論:学習全体の効率化】

宅建試験に独学で一発合格した宅建士Kiryuです。

今回は「宅建の独学を効率よく進める方法」についてお話ししたいと思います。

効率の良い学習の方法についてはお伝えしたいことがたくさんあるので、「総論」「各論1」「各論2」という3回に分けます。

各回のテーマは次の通り。

総論
学習全体の効率化
各論1
インプット学習の効率化
各論2
アウトプット学習の効率化

今回は第1回のテーマとして「総論:学習全体の効率化」を取り上げていきます。

「これから宅建試験の対策を始めたいけど、どんな方針にすると効率的なんだろう?」と考えている人は、この記事を読むことで「学習の軸」を定めることができると思います。

ぜひ参考にしてみてください。

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【総論】学習全体を効率化する方法

宅建の独学を全体として効率化するのに有効な方法は、次の3つです。

  • ざっくりで良いので計画を立てる
  • 毎日少しでも良いので継続する
  • 不必要なことに手を出さない

一見、効率化との関連性がわかりにくいかもしれませんが、いずれも重要です。

以下で1つずつ見ていきましょう。

ざっくりで良いので計画を立てる

学習全体を効率化する方法の1つめは、「ざっくりで良いので計画を立てる」ことです。

「計画を立てろと言われても、国家試験の受験なんて初めてだし、どういう計画にすればいいのか…」って思いますよね。

わかります。私も宅建がはじめての国家試験の受験でしたから。

でも、ここで言っているのは本当に「ざっくり」な話で、単純に「残り日数で300時間を消化する計画を立てよう」ということです。

* * *

実は、宅建試験に合格するためには300時間くらい勉強する必要があると言われています。

そこで、300時間を試験日までの残り日数で割って、1日あたりの勉強時間を求めておいてほしいんです。

たとえば、試験日まで残り3ヶ月(90日)だったとしましょう。

この場合、300÷90=3.3ですから、1日あたり3.3時間(3時間18分)勉強すれば良いということになります。

実際には、仕事や学業の関係で「1日あたり3.3時間もの勉強時間を確保するのは難しい」という人が多いでしょう。

その場合は、「平日はやや少なめに勉強して、その代わり土日に多めに勉強して取り返す」という具合に調整して、帳尻を合わせます。

学習計画として考えておくのは、それだけでOKです。

* * *

1日あたりの勉強時間を決めておくのと決めておかないのとでは、効率に相当な違いが出ます。

もし1日あたりの時間が決まっていなかったら、その日の気分で「1時間だけ」勉強してみたり、今日は調子が良いからと「3時間」勉強してみたりして、日によってかなりばらつくのではないでしょうか。

あるいは、「今日は気分が乗らないから」と勉強をさぼってしまったりするかもしれません。

このような進め方では、結局、試験日までに合計で何時間勉強できるのか、全く見えてきませんよね。

おそらく、合格に必要と言われている300時間を達成できずに終わることでしょう。

結果が不合格だと、それまで学習にあてていた時間は全て水の泡になってしまいます。

ものすごく非効率的です。

* * *

これに対して、1日あたりの目安時間がおおよそ決まっていれば、人はその目標に向かって努力しようとします。

目標が達成できない日もあると思いますが、そういう場合でも「今日は勉強が十分にできなかった」という認識を持つことはできます。

そういう認識があれば、取りこぼした分を取り戻すために後日多く勉強するはずです。

また、「そもそも勉強が十分にできなかった原因は何か?」と自問自答して、原因を突き止め、潰すこともできます。

ざっくりとした学習計画があるだけで、「何かと対策が打ちやすい」のです。

日々改善を重ねていけるので、学習全体が自然と効率化します。

* * *

「でも、学習計画を立てるのであればもっと綿密な計画にするべきなんじゃない?」

そのように感じる人もいるでしょう。

確かに、「○月○日までにテキストを読み終えて、○月○日までに過去問を1周して…」というきめ細かい計画が立てられれば、それに越したことはありません。

でも、そんな計画を立てたとして、その計画通りに行くでしょうか?

いや、決して計画通りになんか行くわけないですよね。

そもそも、「テキストを読む」とか「過去問を1周する」といった各工程に、どのくらい時間がかかりそうなのか検討もつかないのですから。

各工程の作業時間が見積もれないのであれば、綿密な計画を立てることに大した意味はなく、やる必要はないでしょう。

* * *

以上述べたように、学習全体を効率化するためには、標準的な学習時間とされる「300時間」を目標に立て、それを達成するための「日々の学習時間」を割り出すことが大切です。

毎日少しでも良いので継続する

学習全体を効率化する方法の2つめは、「毎日少しでも良いので継続する」ことです。

先に「1日あたりの勉強時間を求める」ことが必要だと言いました。

1日あたりの勉強時間が決まったら、毎日、できるだけ欠かさずにそのノルマを消化しましょう。

これは、単に「300時間という目標を達成する」意味でも重要ですが、それ以上の価値があります。

* * *

というのも、宅建の勉強は「筋トレと同じ」なんです。

筋トレをするのであれば、「できるだけ毎日、少しずつでもやったほうがよい」ということは何となくイメージを持てると思います。

筋トレにおいては、日々の積み重ねこそが最大の効果を生み出すわけです。

逆に「やったりやらなかったりする日がある」のはあまりよくありません。

今日全く筋トレをしなかった場合、翌日に2倍のトレーニングをしたとしても、同じ効果は得られない。

普段筋トレをしない人でも、直観的にわかると思います。

* * *

上記のことは宅建の勉強にもそのまま当てはまります。

「できるだけ毎日、少しずつでもやる」ほうが、「日によってやったりやらなかったりする」よりも確実に良いです。

「なぜ、そうなのか?」と言われても、正直言ってわかりません。

確固たる理論的な裏付けはないのですが、経験則としてそう言えるんです。

私の実体験としてそう思いますし、他の多くの合格者も同じことを言っています。

* * *

もう少し言うなら、私は宅建試験はスポーツだと思っています。

制限時間内に50問の問題を正確に解くというスポーツです。

腕の筋肉や足の筋肉は使いませんが、脳という名前の筋肉を酷使します。

脳は筋肉同様、使えば使うほど強くたくましくなりますし、使わない期間ができてしまうとそのぶん衰えます。

衰えたぶんを取り戻そうと思っても、「使わなかった期間」以上の時間が必要です。

* * *

宅建試験はスポーツであり、脳は筋肉である。

このイメージを持っていれば、毎日少しずつ鍛えていくのが最も効率が良いということがわかると思います。

日々のトレーニングで成長させた筋力を維持しつつ、さらにうまくこなせるように鍛錬し続ける。

もちろん、実際に毎日続けるのは難しいことなので、「継続するための施策」はまた別途考える必要があるかもしれません。

それはそれとして、ここで重要なのは「全体としてみたとき、毎日継続することが最も効率が良い」と知っておくことです。

不必要なことに手を出さない

学習全体を効率化する方法の3つめは、「不必要なことに手を出さない」ことです。

宅建の教材って本当に色々なものが出ていますよね。

テキストだけでも10~20、ともするとそれ以上あります。

講義が聞けるDVDも市販されていますし、無料のYouTube動画もあります。

問題集に関して言えば、テーマ別過去問題集、年度別過去問題集、一問一答集、予想問題集(予想模試)。アプリもありますね。

つい、「全部をこなさなきゃ合格できない!」と思ってしまいそうになります。

* * *

でも、それらを全部やることなんて多すぎて不可能ですし、そもそも非効率的です。

なぜなら、(繰り返しお伝えしているように)宅建試験の合格に必要な学習は次の3つだけだから。

1. テキスト学習
市販の宅建試験対策の基本テキストを一読する
2. 過去問演習
年度別の過去問題集(10~12年分収録)を繰り返し解く
3. 予想問演習
夏頃に市販される予想模試を少なくとも1冊(可能なら3冊)繰り返し解く

上記に従えば、必要な教材は「テキスト1冊」「過去問題集1冊」「予想問題集(予想模試)1~3冊」、以上です。

これだけをやっていれば、かなりの確度で合格できます。

とすれば、一問一答集を解くといった他のことはムダでしかありません。

独学の効率化という観点からすると、除外するべきです。

* * *

「いやいや、必要なのは3つだけなんて言われても、信じられない!もっとやっておいたほうがいいんじゃないの?」

そう思う人もいるでしょう。

ですが、私自身は上記の3つだけで合格しました。

さらに、「このブログで紹介されている学習法を参考に3ヶ月間勉強して、合格できました!」という報告を先日メールでいただきました。

つまり、上記3ステップで十分であることは実証済みなんです。

宅建の独学を効率化させたい、最短ルートで合格したいと思うなら、上記の方法が最もシンプルでおすすめです。

この記事のまとめ

今回は「宅建の独学を効率よく進める方法」というテーマに関して、「学習全体の効率化」の側面を述べてきました。

ポイントを復習すると、次の通りです。

ざっくりで良いので計画を立てる
残り日数で300時間を消化する計画を立てよう
毎日少しでも良いので継続する
宅建試験はスポーツであり、脳は筋肉である
不必要なことに手を出さない
必要な教材は「テキスト1冊」「過去問題集1冊」「予想問題集(予想模試)1~3冊」のみ

以上、参考になれば嬉しいです。

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