宅建の過去問は何周回す?【結論:データを見て決めればOK】

宅建の過去問は何周回す?【結論:データを見て決めればOK】

宅建試験に独学で一発合格した宅建士Kiryuです(*^o^*)

今回は宅建の過去問は何周回せばいいのかという疑問に答えます。

過去問演習の必要量に関しては「3周やればいい」「5周やれば十分」「いや10周」など、色々な意見があるようです。

どの意見を信じればいいのか、迷ってしまいますよね。

私としては、そういった意見のどれにも従う必要はないと思っています。

ではどうするのが良いのか? 独学で高得点を取って合格できた私の考えをお伝えしますので、参考にしてみてください。

スポンサーリンク

宅建の過去問は何周回すべきか

宅建の過去問は何周回すのが良いのかというと、「人それぞれ必要なトレーニング量は違うので、データをとって、それをもとに決める」というのが答えです。

言い換えると、「3周やればいい」とか「5周やれば大丈夫」という具合に一律には決められないということになります。

* * *

短距離走とか長距離走といったスポーツに置き換えて考えるとわかりやすいです。

たとえば「100メートルを○秒で走りたい!」と目標を決めたとしますよね。

その目標を達成するのに必要な練習量はどのくらいでしょうか。

100メートルダッシュを100回? 200回? そんなふうに一律には決められない…というのは何となく想像がつくと思います。

なぜなら、人によって筋肉量や運動神経の良しあしが全く異なるからです。

どのくらいのトレーニングの量が適切かは人それぞれ。

とすれば、まずは100メートルダッシュを実際に走ってタイムを計るなどして、目標タイムに近づけつつ、トレーニング量を割り出していく…というのが正攻法です。

* * *

宅建の過去問演習も同じように考えていけばOKです。

具体的なやり方を以下で確認しましょう。

データの取り方

過去問を何周するか決めるためのデータの取り方をひとことで言うと、「1年分の過去問を解き終わるごとに、1問ずつ正解・不正解を記録」します。

年度ごとのデータが必要になるので、「年度別に収録された過去問題集」を用意してください。

そして、エクセルやGoogleスプレッドシートを使って次のような表を作ります(無理ならノートに手書きでもOK)。

問題番号1周目2周目3周目4周目5周目
問01
問02
問03
問04
問05
問06
問07
問08
問09
問10
問11
問12
問13
問14
問15
問16
問17
問18
問19
問20
問21
問22
問23
問24
問25
問26
問27
問28
問29
問30
問31
問32
問33
問34
問35
問36
問37
問38
問39
問40
問41
問42
問43
問44
問45
問46
問47
問48
問49
問50
不正解の数
正解の数
合格点
  • 縦方向に問題1から問題50までの記録欄を作る
  • 横方向に1周目から5周目までの記録欄を作る
  • 表の下のところには「正解の数」などの集計欄を作る

たとえば、令和元年度の過去問用に上の表を作ったとします。

そして、初めて令和元年度の問題を解いたときは、「1周目」のところに正解・不正解を何らかの形で記録していきます。

同じ年度の問題を2回目に解いたときは、「2周目」のところに正解・不正解を記録していきます。

* * *

実際の例をお見せします。

私が「平成24年度の過去問を解いた記録」として残してあったものです。

平成24年度の過去問を解いた記録

私は面倒くさがりなので「正解した問題」に関しては何も記録せず、不正解だった問題だけ「1」と記録していました。

表の下部にある集計欄のところがわかりにくいかもしれないので、もう少し説明します。

平成24年度の過去問を解いた記録 集計欄を拡大

集計欄の「誤答数」(不正解の数)のところは、「1」を足し合わせて表示しています(エクセルのSUM関数を使えば一発です)。

集計欄の「正答数」(正解の数)のところは、「50-誤答数」という数式で表示しています。

集計欄の「合格点」は、平成24年度の合格基準点である「33」を手打ちしています。

* * *

上記の表から、次のことが読み取れると思います。

  • 平成24年度の1周目の不正解数は17、正解数は33(ギリギリ合格点)
  • 平成24年度の2周目の不正解数は5、正解数は45(合格点を10点以上 上回った)
  • 平成24年度の3周目の不正解数は2、正解数は48(満点にかなり近づいた)

こんな感じの表を、年度ごとに作っていきます。

何周解けば良いのか決める方法

各年度とも、48点以上取れたらその時点で終了してOKです。

前掲の「平成24年度の過去問の記録」の例を見ていただくと、3周目で48点をとれています。そのため、4周目と5周目は空欄のままです。

こんな感じで、各年度で表を作ってデータをとって、48点以上取れたらその年度は終了、としてください。

ちなみに私の場合、過去問は10年分解きましたが、どの年度もだいたい3周ほどで48点以上の点数が取れました。

* * *

「え~ 毎回、全ての問に対して正解・不正解の記録をとるのは、面倒なんだけど…」

そう思う人もいると思います。

でも、データを取っておくと、数字をもとに「過去問演習のやめ時」を判断したり、正解数がちゃんと右肩上がりに増えているかどうかのチェックもできます。

それに、後で説明するように他のメリットもあります。

少し手間はかかりますが、そのぶん役に立ちますので、記録をとっておくのが絶対オススメです。

* * *

「なぜ48点? 50点満点を取れるまで続けたほうがいいのでは?」

そういう意見もあると思います。

もちろん、50点満点を取るまで解き続けるのが絶対にダメなわけではありません。

ただ、時間が無限にあるわけではないので、「限られた時間で、回答力を効率よく向上させる」ことを重視しています。

もし「50点満点を必ずとろう」と思うと、48点や49点という結果だった場合でも、また第1問から解かないといけないことになります。

でも、すでに48点とか49点とかの高得点を取れているなら、その年度の問題を解くことで得られるものは、もうほとんど残っていないはずです。

それならば、また同じ問題を解くのではなく、その時間を別の年度の問題演習や予想問演習にあてたほうが、より多くのものを得られるのではないでしょうか。

以上の理由から、50点満点を取るという完璧主義は捨てて、48点で良いと私は思っています。

INFO

なお、48という数字にこだわりや確たる根拠があるわけではないです。

40点台後半の点数であれば、あなたの好みや試験日までの残り時間に応じて45とか47とかに変えてもいいと思います。

正解・不正解の記録を取る3つのメリット

宅建の過去問を解いて正解・不正解の記録を取る作業は、少し面倒に感じるかもしれませんが、やっておくと次のようなメリットがあります。

  • 正解できない原因を分析できる
  • 間違えた問題のみ復習できる
  • 達成感が得られる

以下で詳しく説明します。

正解できない原因を分析できる

正解・不正解の記録を取るメリットの1つめは、「正解できない原因を分析できる」ことです。

先に提示した「平成24年度の過去問演習の記録」をもう1度見てみてください。

平成24年度の過去問を解いた記録

不正解だった問に対して「1」と記録されているわけですが、「1の現れ方」に何か傾向があるだろうかと考えてみるのです。

そうすると、次のことに気が付いた人もいると思います。

  • 「2周目に不正解となった5問」のうち3問は、1周目においても不正解になっている
  • 「3周目に不正解となった2問」は、2周目もしくは1周目においても不正解になっている

わかりやすくするため、しるしをつけてみました。

平成24年度の過去問を解いた記録 しるしをつけてみた

平たく言えば、「同じ問題を繰り返し間違えている傾向がある」ということが見て取れると思います。

受験勉強をしていた当時の私は上記のことに気づき、調べてみると他の年度でも同じ傾向があることがわかりました。

さらに「繰り返し間違えている問題には何か共通点があるのだろうか?」と疑問に思い、個別の問題文などもチェックしてみました。

すると、次のことが明らかになったのです。

特定の問題形式のときに早とちりしやすい
問題文は「誤っているものを選べ」という形式なのに、「正しいものを選べ」という内容だと早とちりして回答する、ということを何度もやってしまっていた
「法令制限」と「税その他」の分野の不正解が多い
自分の苦手分野はテキスト学習の段階でも何となく分かっていたが、過去問の正誤データをみることで、やはりこれらの分野が不得意なのだと確信できた

自分の弱点を見極めることができた私は、早とちりを防止するため「問題文に下線を引きながら読む」といった対策を取り入れたり、「法令制限」「税その他」の復習をするといった対策をとるなどして、実力アップを図りました。

* * *

以上のように、年度ごと・周回ごとに過去問演習の記録をとっておくと、正解できない原因を自分なりに分析できるようになります。

原因がつかめれば、ケアレスミスの低減、苦手分野の克服といった改善策をとれるのです。

「改善の手がかりが得られる」ことは、正解・不正解を記録しておく最大のメリットであり、得点力の向上に直結します。

間違えた問題のみ復習できる

正解・不正解の記録を取るメリットの2つめは、「間違えた問題のみ復習できる」ことです。

宅建試験の受験勉強が終盤に差し掛かると、「これまでに間違えたことがある問題だけをピンポイントでもう1度解きたい」と思うタイミングが出てきます。

このとき、過去問演習の正解・不正解のデータが残っていると、自分がどの問を間違えたのかが一目瞭然でわかります。

間違えた回数もわかるので、必要に応じて「1度でも間違えた問題は全てもう1度解く」とか、「2回以上間違えた履歴のある問題に限ってもう1度解く」といった柔軟な復習が可能になります。

試験の直前期で時間が無いときに、データを活用して解くべき問題を絞り込めると、「記録をとっていた過去の自分、ありがとう!」みたいな気分になります(^^)

達成感が得られる

正解・不正解の記録を取るメリットの3つめは、「達成感が得られる」ことです。

特に独学をしている人は、受験勉強をどんなに頑張っても、誰からも誉めてもらえません。

何のフィードバックも無いので、だんだん心が枯れてきます。

だからこそ、自分で自分を誉めたり、満足感を得たりする工夫が大切です。

過去問に取り組んだ記録を残すことは、そういう工夫の一つになります。

記録を見返すことで「頑張った感」が簡単に得られるからです。

「あ~俺、こんなに頑張ったよ…また頑張れ、俺(^^)」という感じで、自分を励ますことができます。

* * *

記録を残しておくと、試験当日の精神状態を安定させることにも役立ちます。

というのも、宅建試験の当日、自宅を出る前に記録を見返して「これだけ頑張ったんだから、俺はいける!」と自信を持つことができるんです。

本番直前のメンタルを安定させるためにも、問題演習の記録をとっておきましょう。

この記事のまとめ

今回は「宅建の過去問は何周回せばいいのか」という疑問に答えてきました。

ポイントをまとめると、次の通りです。

  • 過去問を解く際は、周回ごとに、1問1問の正解・不正解を記録しておく
  • 48点以上を取れるようになったら、その年度の過去問演習は完了
  • 正解・不正解の記録をとっておくと、「正解できない原因を分析できる」「間違えた問題のみ復習できる」「達成感が得られる」といったメリットがある

以上、参考になれば嬉しいです。

▼こちらの記事も人気です▼

一発合格できた!私のおすすめ宅建独学勉強法&高得点で勝ち抜くコツ
【宅建士合格ブログ】宅建試験に独学一発合格した私が、おすすめの勉強法や反省点、高得点を取るコツを詳しくお伝えします。
フォーサイト宅建士講座を受講した感想【バリューセット2】
【宅建士合格ブログ】フォーサイト宅建士講座「バリューセット2」を実際に使ってみた私の感想+レビューです。画像も30枚掲載中。教材の特徴や料金に見合うかどうかを詳しく解説しています。
スタディング宅建士講座を使ってみた感想【動画1本と画像25枚でレビュー】
【宅建士合格ブログ】ウェブ講座のスタディング(STUDYing)を購入し、使ってみた私の感想です。この講座は良い!あまりにも気に入ったので、動画・画像を豊富に盛り込んで紹介します。

コメント