宅建試験に独学で一発合格した宅建士Kiryuです(*^o^*)
今回は宅建の独学が難しい3つの理由と、その具体的対策についてお伝えします。
「これから独学しようかと考えているけど、意外と難しいって聞いた。どういう点が大変なんだろう?」
そんな疑問を持っている人は、この記事を読むことで独学の難しさが把握できます。
それだけでなく、「どう対処すればよいか」という点までお話ししていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
宅建の独学が難しい3つの理由
最初に宅建の独学が難しい3つの理由をまとめて示しておくと、次の通りです。
- 教材の合格実績がわからない
- スマホで勉強できない
- 不明点の解消が簡単ではない
以下で1つずつ見ていきます。
教材の合格実績がわからない
宅建の独学が難しい理由の1つめは、教材の合格実績がわからないことです。
あなたが書店やAmazonへ行って独学用の教材を検討した結果、ある出版社が出している宅建試験の参考書を使うことに決めたとしましょう。
ところで、その教材を使って合格した人は過去にどのくらいいるのでしょうか?
多いのでしょうか? 少ないのでしょうか?
他の出版社のシリーズと比べると、どうなのでしょうか?
もしかすると、その教材で合格できた人の数はゼロかもしれませんよね。
(実際、その年に新しく出たシリーズであれば、合格実績はないはずです)
宅建を独学する場合、どうしても、合格実績についての情報が得られない中で教材を選ぶという困難に陥ります。
これは、やや大げさなたとえですが「目隠しをしたまま自分の結婚相手を選ぶ」ようなもの。
そうした結果、とんでもない「地雷」と付き合い続けていくことになるかもしれないのです。
宅建の独学は、実はスタート時点から大きなリスクを背負っていると言わざるを得ません。
スマホで勉強できない
宅建の独学が難しい理由の2つめは、スマートフォン(あるいはタブレットなどの持ち運びできる端末)を使った勉強ができないことです。
書店やAmazonで一般的な教材を購入した場合、専用の学習アプリが付属するということはほぼありません。
そのため、スマートフォンを使って学習することは諦める必要があります。
スマホが使えないことによるデメリットは大きく2つ。
* * *
デメリットの1つめは、空き時間に勉強できないこと。
スマホが普及した現代では、資格の学習をするとなれば、通勤・通学中や待ち時間などのスキマ時間を使って勉強するスタイルがかなり一般的となっています。
実際、宅建の通信講座や通学講座は学習用アプリを受講生に提供していることが多いです。
一方、市販の教材を使って宅建の独学をする場合、アプリが利用できないことから学習の場所や時間が「帰宅後の自宅」のみに制限されてしまいがちです。
そのため相対的にアプリ利用者のほうが学習を進めやすいことになり、独学している人は数か月の間にかなりの差をつけられてしまうでしょう。
* * *
デメリットの2つめは、過去問などを解く際に「手作業で集計する」必要があること。
過去問演習では、たとえば正解できた問題の数をもとに正解率を出しておくと、自分の実力がつかめます。
また、不正解だった問題がどれかを記録できていれば、自分の苦手な問題を後でまとめて解くといった効率的な勉強ができます。
学習用アプリを使っている場合、正解率や間違えた問題は自動で記録・表示されることがほとんどです。
でも独学の場合、アプリが無いためにこういった記録を自分でつけなければなりません。
(実際に私はエクセルで記録していました)
これはなかなか面倒ですし、時間もかかってしまいます。
不明点の解消が簡単ではない
宅建の独学が難しい理由の3つめは、不明点の解消が簡単ではないことです。
テキストを読んだり、過去問を解いたりしていく中で、よく理解できない点というのはどうしてもでてきます。
独学する場合、基本的に自分で調べる以外に疑問を解決する方法がありません。
場合によっては書店まで出かけて、他の参考書を少し読ませてもらったり、購入したりというケースも出てくるでしょう。
調べてもどうしてもわからない場合は、最終的には諦めなければなりません。
一人で学ぶことを選択すると、不明点が出てくるたびに「時間をかけて調べるか、それとも諦めるか」と検討することになります。
学習が思うように進まない。そう感じて困ってしまうかもしれません。
* * *
以上、宅建の独学が難しい理由を3つ確認してきました。
「確かに独学ってメチャクチャ大変じゃん…。もう宅建の取得自体、やめといたほうがいいかも」
と思われたかもしれませんが、待ってください。
ここから先は、上記3点に対する解決策を具体的に述べていきます。
対策は「あくまで独学する場合」と「独学以外の方法をとれる場合」の2種類があります。
それぞれを見ていきましょう。
具体的対策(あくまで独学する場合)
先に述べた「独学が難しい理由」を理解した上で「独学する!」と決めた場合は、次のような対策をとるのがおすすめです。
- 「教材の合格実績がわからない」の対策
- 大手資格スクールが出している教材を利用する
- 「スマホで勉強できない」の対策
- テキストはKindle対応があるものを、過去問題集はスタケンの無料アプリを使う
- 「不明点の解消が簡単ではない」の対策
- Google検索とYahoo!知恵袋を使う
以下で詳しく説明します。
「教材の合格実績がわからない」の対策
「教材の合格実績がわからない」の対策として、大手資格スクールが出している市販教材を使いましょう。
具体的には、日建学院の『どこでも学ぶ』シリーズか、LECの『出る順』シリーズを使えばOKです。
なぜそう言えるのかをもう少し詳しくお伝えします。
* * *
大前提として、自分で独学用の市販教材を選ぶ場合、その教材の合格実績(合格率や合格人数)を知ることは決してできません。
そういうデータが無いので、これはもう諦めるほかないです。
代わりに、次のように大胆に「推測」してみましょう。
「大手資格スクールが出している独学用教材であれば、他の会社が出している独学用教材に比べて、合格している人はきっと多いはずだ」
※「大手資格スクール」とは日建学院・LEC・TACの3つだと考えておけばOK
私は、上記の推測はそんなに不合理ではないと思っています。
というのも、大手資格スクールは、提供している宅建通学講座の合格率を毎年公表しています。
その数字は立派なものであり、彼らがしっかりとした合格ノウハウを持っていることを示しています。
ここで、彼らが市販の独学用教材を作るとしたら、どんなものを作るだろうかと想像してみてください。
おそらく、大手資格スクールとしての名を落とさないために、持っている合格ノウハウを凝縮した教材を作るはずですよね。
その結果、大手資格スクールが作る独学用教材は高品質であり、したがって他の会社が出すものよりも多く人が合格するはずだと推測できます。
* * *
大手資格スクールは日建学院・LEC・TACの3つと書きました。
この3つのうち、日建学院・LECはスクールの名義で教材を出していますが、TACはそうではないため除外します。
そうすると、使うべき教材は日建学院が出している『どこでも学ぶ』シリーズか、LECが出している『出る順』シリーズです。
これらの教材を使えば、正確な合格実績はわからないまでも、他社の教材に比べて多くの合格者を出しているだろうという推測のもと、学習できます。
ちなみに「どこでも学ぶ」シリーズのテキストと、「出る順」シリーズのテキストは、当ブログのおすすめテキストランキング記事で1位と3位を取っています。

こちらの記事では、主として内容面でテキストを評価しています。
ぜひ読んでみてください。
「スマホで勉強できない」の対策
「スマホで勉強できない」の対策として、テキストはKindle版があるものを、過去問題集はスタケンの無料アプリを使いましょう。
テキストと問題集に分けて、以下解説します。
* * *
まず、空き時間にもテキストを読むためには、Kindle版のテキストを入手しておけばOKです。
「でも、Kindle端末持ってないからなぁ…」
と思った方も大丈夫。
Kindleは、Kindle Paperwhite等の専用端末がなくても、スマホやタブレットにKindle無料読書アプリを入れれば読めます。
Kindle版が出版されているテキストはそんなに多くはないのですが、LECの『でる順宅建士 合格テキスト』、宅建ダイナマイト合格スクールの『合格しようぜ!宅建士』などがあります。
詳しく知りたい場合は次のリンクからどうぞ。
⇒ 【Amazon】Kindleストアで「宅建 テキスト」を検索する
* * *
間違えた問題の記録や正解数の集計を手作業でやらないためには、スタケンが出している無料アプリを使いましょう。
このアプリは驚異的です。
無料なのに、過去問10年分(1,000問)、予想模試2回分(100問)を解くことができます。しかも解答・解説つき。
そして分野ごとの正解率も自動的に計算してくれますし、間違えた問題がどれかということも自動で記録されていきます。
実は、こちらのアプリは有料オンライン通信講座「スタケン」の問題集機能という位置づけ。
なので、クオリティ高めに作ってあるんですね。
とはいえ、スタケンを受講していなくても無料・登録不要で使えます(2020年11月現在)。
すごく便利なツールなので、アプリストアで「スタケン」と検索して、使ってみてください。
* * *
以上述べた通り「スマホで勉強できない」という問題点は、Kindle版のテキストとスタケンの無料アプリを使うことで解決できます。
「不明点の解消が簡単ではない」の対策
「不明点の解消が簡単ではない」の対策としては、Google検索とYahoo!知恵袋を使いましょう。
* * *
意外と気づいていない人も多いのですが、実はネット上には非常に多くの宅建に関する情報があります。
なので、どんな不明点であろうと、Googleで検索すれば一発で必要な情報に巡り合えてしまいます。
私自身、独学していたときはそっちゅうググっていました。
検索は面倒だな~って思うかもしれませんが、ある程度慣れて検索する力がつけば、宅建試験の対策で役立つことはもちろん、その後の人生でも役立ちます。
必要な情報の全てをGoogleから引き出せるようになるからです。
生きるのが楽になりますよ(^^)
* * *
どうしてもGoogle検索で情報が見つからない、ということもあるかもしれません。
その時は、Yahoo!知恵袋で質問しましょう。
親切なチエリアンの皆さんが、回答してくれるはずです。
たとえば、こんな感じ。
⇒ 【Yahoo!知恵袋】宅建 25年 問43 免許を受けようとする法人の政令で定める使用人が…
⇒ 【Yahoo!知恵袋】宅地建物取引主任者の免許と、宅地建物取引業の免許とはちがうものなのですか?
⇒ 【Yahoo!知恵袋】宅地建物取引業の免許について下記のうち誤っているものはどれでしょうか。
具体的対策(独学以外の方法をとれる場合)
ここまで、「あくまで独学する場合」の具体的対策を見てきました。
ですが、それでも不安に感じたり、手間がかかり過ぎると感じる方もいると思います。
そういう方は、独学するのではなく通信講座を受講しましょう。
独学するからこそ抱えなければならなかった「難しさ」は、適切な通信講座を使うだけで一気に解消します。
たとえば、このブログでおすすめしているフォーサイト宅建士講座を使うと、次のような感じです。
- 「教材の合格実績がわからない」について
- フォーサイトは合格実績を毎年公開しており、その数値も高いことから安心できる(合格率まとめ記事参照)
- 「スマホで勉強できない」について
- フォーサイト宅建士講座はeラーニングアプリ「ManaBun」を提供しており、スマホでテキスト閲覧や問題演習が可能(ManaBunレビュー記事参照)
- 「不明点の解消が簡単ではない」について
- フォーサイト宅建士講座には質問機能がついており、講師やスタッフに質問して不明点を解消できる
通信講座を使う場合、独学にまつわる諸々のわずらわしさをサクッと解決できて、楽チンです。
「近道できるなら、独学以外でも良いかな」と思える方はぜひ受講しましょう。
フォーサイト宅建士講座は、私が実際に受講し、詳細にレビューした結果としておすすめしています。
テキトーに勧めているわけではないので、安心してください。
レビュー記事は複数あります。たとえば次の記事をどうぞ。

興味のある方は、無料で資料請求・サンプル教材請求が可能です。
この記事のまとめ
今回は宅建の独学が難しい3つの理由と、その具体的対策についてお伝えしました。
理由と対策を復習すると、次の通りです。
- 「教材の合格実績がわからない」の対策
- 大手資格スクールが出している教材を利用する
- 「スマホで勉強できない」の対策
- テキストはKindle対応があるものを、過去問題集はスタケンの無料アプリを使う
- 「不明点の解消が簡単ではない」の対策
- Google検索とYahoo!知恵袋を使う
また、独学にこだわらない場合は、たとえばフォーサイト宅建士講座を使うことでも問題を解決できます。
- 「教材の合格実績がわからない」について
- フォーサイトは合格実績を毎年公開しており、その数値も高いことから安心できる(合格率まとめ記事参照)
- 「スマホで勉強できない」について
- フォーサイト宅建士講座はeラーニングアプリ「ManaBun」を提供しており、スマホでテキスト閲覧や問題演習が可能(ManaBunレビュー記事参照)
- 「不明点の解消が簡単ではない」について
- フォーサイト宅建士講座には質問機能がついており、講師やスタッフに質問して不明点を解消できる
以上参考になれば嬉しいです。
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