宅建試験に一発合格済みの宅建士Kiryuです(*^o^*)
今回は宅建は独学するべきか、それとも塾に通うべきかというテーマでお話しします。
ちなみに、私自身は独学で高得点を取って宅建資格の取得に成功しました。
その経験から思うところをお伝えしますので、参考にしてみてください。
独学か塾か?結論:どちらも不適切
最初に結論をお伝えすると、独学か塾かで迷っている場合、どちらもおすすめできません。
なぜそう言えるのか?
以下で詳しくお伝えしていきます。
独学が不適切な理由
独学か塾かで迷っている場合に独学をおすすめしない理由は、「独学での宅建合格は難易度が高く、もともと独学が好きな人に勝てないから」です。
あなたも想像していることと思いますが、独学で試験勉強を進める場合、次のような難しさがあります。
- 市販の教材の中から質が良く自分に合ったものを自力でみつけださねばならない
- 不明点があっても誰かに質問して教えてもらうことができない
- 孤独な学習は飽きやすく、モチベーションの維持ができない
どれをとっても、あなたの受験勉強を容易に挫折させるハードルです。
* * *
「でも、独学で合格できた人もいるのだから、自分も必死にやればなんとかなるはず」
そう思ったかもしれません。
では、ひとつ想像してみてほしいのですが、「実際に独学で宅建に合格する人」ってどんな人だと思いますか?
答えを言ってしまうと、「自分で勉強するのがとても好き」とか「自分で勉強するのが得意」な人です。
そんな人いるの?と思うかもしれませんが、実は私自身、半分くらいそういう人種です(^^;)
こういう独学好きな人は、上記のような「ハードル」を見つけると、自分から近づいて「このハードルは面白いな~」「どうやったら効率よく飛び越えられるかな?」とか思ってしまいます。
彼らは、「独学か、それとも塾か?」なんて迷うことは無く、嬉々としてハードルに飛びつくんです。
* * *
ここでさらに考えてみてください。
宅建試験は、成績の良かった上位15%の人しか合格できない熾烈な競争なのですが、あなたは上記の独学好きの人々よりも良い点数を、独学で取る自信があるでしょうか?
「努力は夢中に勝てない」と言います。
夢中で独学するような人々に、「独学か、それとも塾か?」と迷う人が打ち勝つのは、不可能とは言わないまでも、困難を極めます。
塾が不適切な理由
次に、独学か塾かで迷っている場合に塾をおすすめしない理由は、「そもそも宅建を勉強できる塾がほとんど無いから」です。
ここで言う塾とは、「学びたいと考える人が集まる比較的小規模な学習施設で、地域に根差しており、先生と生徒とのやりとりが比較的活発な場所」をイメージしています。
典型的なのは「大学生・社会人の公文式」ですね。
ですが、宅建試験の対策を専門的にやっている塾というのは、私は個人的に知りません。
おそらく、探してもほとんど存在しないでしょう。
* * *
では通学のようなスタイルで学びたい場合はどうするのかというと、資格対策予備校(資格スクール)と呼ばれるところに通うのが一般的です。
資格対策予備校は、塾とは異なり規模が大きく、信頼感もあります。
しかし、次のようなデメリットもあります。
- 費用が高額になりがち
- 講師に気軽に質問できない場合が多い
- 通い続けるのが意外と大変
1点目の「費用が高額になりがち」に関して言うと、資格対策予備校の宅建コースは10万円以上かかるのが普通です。
2点目の「講師に気軽に質問できない場合が多い」に関して言うと、資格対策予備校は大勢の生徒を集めるという性質上、講師からの一方的な講義という形式で学ぶことが多く、「先生と生徒とのやり取り」はあまり期待できません。
3点目の「意外と通うのが大変」に関して言うと、資格対策予備校は都市部の限られた場所にしか校舎が無く、近場に無ければ通うだけで一苦労です。
加えて、用意されたカリキュラムに従う必要があるため、誰かが決めた曜日や時間帯に合わせて通学をしなければならないという融通の利かなさがあります。
その他にも、一つの建物に多くの人が集まることから、感染症対策に自分自身で気を配る必要があるという側面も。
上記は一般論ですので、個別の予備校をみていくと例外はもちろんあります。
とはいえ、上記の傾向があることも確かですので、資格対策予備校はおすすめできません。
代案は「通信講座」
独学も塾も不可、かといって資格対策予備校も選択肢としてはいまひとつ。
そんな残念な状況を一気に解消してくれる選択肢があります。
それは、通信講座です。
最もよく耳にするのは生涯学習のユーキャンではないでしょうか。
宅建の通信講座だと、他にもフォーサイトやスタディングがあります。
通信講座には以下で示すメリットがあり、「独学か、塾か」と悩んでいる人の問題のほとんどを解決できます。
専門的な指導・教材で安心
通信講座のメリットの1点目は、宅建の合格に特化した専門的な指導と教材です。
通信講座は、当然ですが受講生を合格させることを使命としています。
講義映像などを通じて適切な学習指導を受けられますし、受講生を合格させることに主眼を置いたオリジナル教材を使って勉強できます。
全てを自分で決めなければならない独学に比べると、全くといってよいほど不安なく学習を続けられるんです。
費用は予備校より安く、予算に応じて選べる
通信講座のメリットの2点目は、資格対策予備校に比べて安い費用で済むことです。
というのも、通信講座は「校舎を必要としない」「大勢の講師を必要としない」という特徴があります。
つまり、資格対策予備校に比べて地代・家賃や人件費を大幅にカットできるわけで、そのぶん圧倒的に低額な料金で良質な講座を提供しています。
それだけでなく、自分の予算に応じた通信講座を選べるという側面もあります。
宅建の通信講座は相場としては6万円~8万円くらいですが、講座によっては2万円台のものも存在しています。
自分が最も納得できる金額で宅建試験の対策を始められるので、後になって「お金を払い過ぎた!」と後悔することもありません。
講座によっては質問することも可能
通信講座のメリットの3点目は、講座によっては質問することも可能という点です。
さすがに「質問してリアルタイムに回答を得る」という塾のような質疑応答は難しいですが、不明点をメールで送り、後日回答をもらうということはできます。
通信講座側も、間違った回答をしないように徹底的に調べた上で答えてくれますので、内容の信頼性も高いです。
ただし、講座によっては質問を受け付けできないことがあります。
質問ができることを重視する場合は、事前に質問機能がついた講座かどうかを調べておく必要があるでしょう。
通信講座の選び方について
「ここまでの話を聞いて、自分には独学や塾・予備校じゃなく、通信講座が良さそうかも。でも、どうやって選べばいい?」
確かに、ひとくちに宅建の通信講座といってもたくさんの会社が提供していますので、その中からひとつを選ぶのは大変だと思います。
ここで、5つの宅建対策通信講座を実際に購入・受講した私の意見を参考にしてもらえればと思います。
というのも、私は独学で合格してはいますが、「合格者の目からみて通信講座はどうなのか?」という疑問を検証するため、これまでに代表的な通信講座を受講してきています。
個別のレビュー記事を用意していますので、時間のあるときに読んでいただけると嬉しいです。

以下では2つの通信講座を特に推薦したいと思います。
わかりやすくて合格に強い教材を希望する場合
わかりやすくて合格に強い教材を希望する場合は、フォーサイト宅建士講座がおすすめです。

フォーサイト宅建士講座には30年近い歴史があります。
ここ数年はアンケート調査によって判明した合格率が60~70%に達しており、講座の品質はピカイチ。
オリコンが実施している顧客満足度調査の「通信講座 宅建」カテゴリでも、2018年・2019年・2020年の3年連続で1位を獲得しました。
講座の講師・スタッフにアプリで質問を送る機能も提供中。
受講した私としても自信を持っておすすめできます。
同じ志を持った仲間と学習したい場合
ひとりで学習するのではなく、同じ志を持った仲間と刺激しあいながら学習したいという場合は、スタディング宅建士講座がおすすめです。

スタディングは、格安の価格帯で良質な通信講座を提供しています。
オンラインで講義動画を視聴し、専用の演習システムで過去問題集を解いて学習します。
何より、学習者専用SNS「勉強仲間機能」を利用して、他の受講生とコミュニケーションしながら勉強できるのが強みです。
弱みのほうも挙げておくと、スタディング宅建士講座には質問機能がありません。
この点、「価格が安いことを考えれば構わない」と判断できる場合は、スタディング宅建士講座を受講してみてください。
この記事のまとめ
今回は「宅建は独学するべきか、それとも塾に通うべきか」というテーマでお伝えしました。
この記事のポイントは次の通りです。
- 宅建の試験対策を独学するか、塾に通うかで迷う場合、どちらもおすすめできない
- 独学は学習方法の中で最も難易度が高く、そもそも独学が好きな人に勝つのが難しい
- 宅建対策ができる塾はほとんど無い。予備校は高額過ぎる等の問題がある
- 通信講座は宅建合格に特化した講座を安価に受講できるといったメリットがあり、独学と塾で迷っている人に最も適した選択肢である
以上参考になれば嬉しいです。
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