宅建独学の最適な流れとは?結論:テキスト→過去問→予想問

独学で宅建士

宅建試験に独学で一発合格した宅建士杉山貴隆です。

今回は宅建を独学する際の最適な流れについて解説します。私自身、この記事で紹介する流れで勉強して高得点を取って一発合格できました。

あなたも同じ手順で学習を進めることにより宅建試験に合格する可能性を圧倒的に高められるはずです。ぜひ参考にしてみてください。

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宅建独学の最適な流れ

結論を先にお伝えすると、宅建独学の最適な流れは次の3ステップです。

  1. テキスト学習
  2. 過去問演習
  3. 予想問演習

上記の3ステップは他の記事でも何度か示してきたのですが、今回改めて詳しく解説したいと思います。

ステップ1:テキスト学習

宅建独学の最適な流れの第一ステップはテキスト学習です。

具体的に何をするのかというと書店等で購入した宅建試験対策の基本テキストを一読します。そうすることで宅建試験の問題を解くための基礎的な知識をインプットできます。

インプットといってもテキストに書かれている内容を覚えることはしないでOKです。重視するべきはテキストの内容を理解すること。

テキストでは不動産取引に関係するさまざまな法律や制度が紹介されますが、それらが何のために存在していてどのように機能しているのかを理解するように努めてください。

とはいえ一読しただけではなかなか理解できない点も出てくるはずです。これは皆そうなので、そういうものだと割り切ってまずはいったん最後まで読みましょう。

最後まで読んだら次のステップに進みます。(どうしても消化不良な感じがするときはもう一読してもOKです。)

INFO

そもそもどうやってテキストを選べばよいかわからない、という人もいると思います。そう難しく考えなくて構いません。大きめの書店に行っていくつか見比べて、自分に合っていそうなものを買ってください。

テキストの選択基準についてはおすすめ・ランキングに頼らないテキストの選び方の記事で詳しくお伝えしています。

宅建テキスト おすすめ・ランキングに頼らない選び方
独学一発合格したブログ運営者が宅建テキストを選ぶ際の「3つの選択基準」と「やってはいけないこと」を論じます。基準に合致するテキスト1選も紹介。

ステップ2:過去問演習

宅建独学の最適な流れの第二ステップは過去問演習です。

具体的に何をするのかというと宅建試験の過去問10~12年分を解きます。そうすることで頭の中の知識を使って問題を解く訓練ができます。

可能な限り次の点を守って過去問演習を進めてください。

年度ごとに収録された過去問題集を使う
実際の試験と同じ形式で解く訓練をするため年度別収録型の過去問を使う(テーマ別収録型の過去問を使わない)
各年度の問題を時間を測りながら解く
最初は試験1回分50問を解くのに3~4時間かかるかもしれないが、訓練を続けていれば早く解けるようになるので気にしないでOK
試験1回分の問題が解き終わるごとに解説を丁寧に読み込む
不正解だった問題はもちろん、正解だった問題についても自分が正しい理解に基づいて正解できたのかを確認するために読み込む。不明点があればテキストを読んだりネットで調べたりする。最初のうちは何時間もかかるが気にしないでOK
どの問が正解できたか・できなかったかを記録しておく
得点を計算したり後で不正解の問題だけを解いたりできるように記録する
全ての年度で50点満点中48点以上が取れるようになるまで繰り返す
過去問を3~5周くらい回すとこのレベルに到達できる

最後の「全ての年度で50点満点中48点以上が取れるようになるまで繰り返す」が終わったら次のステップに進みます。

ステップ3:予想問演習

宅建独学の最適な流れの第三ステップは予想問演習です。

ここで予想問と言っているのは夏頃から書店等で販売される予想模試のことを指しています(「過去問」と対にするため「予想問」と呼んでいます)。

では予想模試とは何かというと、LECやTACといった大手の資格対策予備校が出版する問題集のうち本試験の出題を予想して作った模擬試験形式の問題集です。

1冊あたり試験3~4回分の問題が収録されており、本物の宅建試験にとてもよく似せてあります。こういった予想問を最低でも1冊、可能なら3冊(出版社が異なる3冊)くらい用意して、ステップ2の過去問演習と同じ要領で解きましょう。

追加で次の点に留意してください。

はじめて解いたときに点数が悪くても気にしない
実際の試験よりも難しく作られている場合があるため
時間を測って解く
試験本番の制限時間は2時間。時間内に確実に全問解けるよう、スピード感を体で覚えるようにする
時間が許すなら3冊分くらい(試験10回分くらい)を解く
予想問に出題されている内容は本試験でも出題される(つまり「的中する」)ことが珍しくない。多く解くほど「当たり」を自分の中にストックでき、本番での得点アップを狙える

過去問演習同様「全ての回で50点満点中48点以上が取れるようになるまで繰り返す」が終わったら完了です。

以上、テキスト学習・過去問演習・予想問演習という一連の流れを紹介しました。上記を実践していただくと、かなり高い確度で合格を狙えます。

予想問演習の必要性

「予想問演習? それって必要なの? 過去問だけで十分だって言っている人が多いみたいだけど…」

上記のような意見もあると思います。それに対する私の解答は「だからこそ予想問に取り組もう!」です。

宅建試験に受かりたいなら過去問で十分という意見は何十年も前から言い尽くされています。そして実際に過去問演習だけを解き続けて合格する人もいると思います。そこは否定しません。

しかし過去問演習を一生懸命やったのに不合格になった人も相当数いると私は見ています。何しろ合格率約15%(10人いたら、たったの1人か2人しか受からない)の試験ですので。

そんな状況でより確実に合格をつかみ取るためにどうすれば良いのでしょうか。答えは他人があまりやっていなくて、かつ得点アップに効果のある施策を実施することです。

過去問演習ばかりに夢中になっている人を横目に見つつ自分はもう1段レベルの高いことを実践しておきます。そうすると頭一つとびぬけることができ、結果的に合格を勝ち取れるはずですよね。

その種の施策として私が勧めているのが予想問演習なんです。「過去問だけで合格したい」と思っている人が多いからこそ予想問に取り組む戦略を取りましょう。

この記事のまとめ

flow

今回は宅建を独学する際の最適な流れについて解説しました。3ステップを復習すると以下の通りです。

1. テキスト学習
市販の宅建試験対策の基本テキストを一読する(不足を感じるときはもう1度読む)
2. 過去問演習
年度別の過去問題集(10~12年分収録)を繰り返し解く
3. 予想問演習
夏頃に市販される予想模試を少なくとも1冊繰り返し解く

宅建の受験対策は早く開始すればするほど有利です。独学の流れが把握できたらさっそく取り掛かってください。

以上、参考になれば嬉しいです。

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