宅建おすすめテキスト2018!独学勉強法・対策講座も徹底比較

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宅建は人気資格なので、多くの出版社が学習用のテキストを出しています。10~20種類くらいはあるんじゃないでしょうか。選択の余地があるというのは、何にしても有難いことです。

でも、いざAmazonや書店でテキストを選び出すと、絶対こう思いますよね。結局、どれにすればいいんだよ・・・ って。私も初学者のとき、そう思いました。何を基準にして選んだらいいか、分からないんですよね。

そこで、この記事では私が考える「良いテキストを選ぶ基準」についてお話ししていきます。特に次のような人にはぴったりだと思います(私がまさにこれに当てはまる人だったので)。

  • 不動産や法律について勉強するのは初めてだ
  • 独学で、かつ一発で合格したい
  • テキストは1冊だけで済ませたい

さらに、「良いテキストを選ぶ基準」をクリアしたおすすめテキストも紹介しています。時間が無い人は、直接そちらを読んでいただいてもOKです。[おすすめテキストを見る]

さらにさらに。私なりの宅建の勉強方法もご紹介しています。実は、私は宅建と管理業務主任者に独学で一発合格しており、その経験から書いています。ある意味ストイックなやり方で、全ての人にオススメできるとは限りませんが、「どうすれば合格が手に入るか?」を知るための参考になると思います。

最後に、宅建は近年難化傾向が続いており、もう独学ではちょっと無理かも・・・と思う人が増えています。そんなあなたのための通学・通信講座の比較紹介も行いました。費用面を含め、検討のたたき台にしていただけると思います。

この記事を参考に、宅建合格を目指してください!

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そもそも宅建ってどんな資格?

自分にあったテキストを選び、宅建の合格を手に入れるためには、宅建という資格自体のこともある程度知っておくとよいと思います。

宅建とは何なのか? 試験はどんな内容なのか? 以下でできるだけ分かりやすくまとめましたので、是非読んでみてください。

名称について

宅建は、正式名称を「宅地建物取引士」(たくちたてものとりひきし)と言います。

以前は「宅地建物取引主任者」という名前でしたが、2015年に法律が改正されて「士」に格上げとなりました。

「弁護士」「司法書士」「行政書士」に並ぶ「士業」というわけです。法律改正後は、「宅建士」と略されることも多くなりました。

資格の意義・位置づけについて

宅建は、法律系の国家資格のひとつです。特に不動産取引に特化した資格となっています。

なぜそのような資格が存在しているのでしょうか?

皆さんもよく知っているように、不動産の売買や賃貸は一般的に高額な契約になります。土地や建物は買うと何千万円もするのが当たり前ですし、月額家賃5万円の賃貸ワンルームだって、年額にすれば60万円です。

不動産に巨額のお金が絡むと何が起きるか?というと、お金目的で不正をはたらき、不当に利益を得ようとする人が出やすくなります。(身近なところでは、不動産の「おとり広告」が摘発されたというニュースを時々聞きますよね。あれは一般人をだまして不動産で利益を得ようとする典型です。)

そこで、国は不動産取引に関する規制を定め、さらにこれを守らせるための「法律の番人」を各々の不動産屋に雇わせることにしました。その「法律の番人」が宅地建物取引士なんです。

つまり、宅建士とはウソ・偽りや騙しの無い不動産取引を推進するための存在だと考えてもらえればと思います。

宅建は就職に有利?

先ほど、国は「法律の番人」を不動産屋に雇わせることにした、と言いました。もう少し詳しく言うと、不動産屋は「従業員5人に1人」という高い割合で宅建士を雇い入れる義務があるということにしました。

さらに、不動産の契約のほとんど全てにおいて、宅建士が「重要事項説明」をし、契約書に押印するものと定めたのです。

これが意味することは何かというと、宅建の資格を持った人材は、不動産業界で常に求められているということです。ニーズがあるんですね。

実際、ハローワークや転職サイトで不動産関連の求人を見ると、宅建の資格を持つことが必須になっているものをよく見かけます。

そこまでいかなくても、たとえば「宅建士優遇」(資格を持っている人を優先して採用します)とか、「宅建資格者には毎月資格手当が支払われます」といった内容の求人は、年中出ています。不動産屋はいつも宅建資格保持者を採用したがっているということです。

以上のことから分かるように、宅建は就職・転職にとても有利な資格です。毎年20万人もの人が受験しているという事実も、この資格の価値を客観的に表していると思います。

ちなみに、これを書いている私自身、宅建という資格によって就職を助けられた一人です。20代の後半に職歴ほぼ無しの状態で無職となり、どこにも雇ってもらえず苦しんでいましたが、宅建をとったらあっという間に就職できました。(^v^)

年収は?給料は上がる?宅建手当って?

宅建士は、基本的には「不動産会社で雇われる人材」、つまりサラリーマンです。年収は、その人の経験や職種により変化しますが、300~500万円くらいでしょう。

もちろん、不動産業界でスキルを磨いて独立を目指すという道もあります。自分で宅建の資格を持っていると、当然ですが不動産業者として開業しやすくなります。

独立してある程度成功すれば、年収は1,000万円以上も夢ではありません。(実際、そのへんの不動産屋の社長は、それくらい稼いでいますよ。)

そこまで高望みしないとしても、現在不動産会社に勤めている人や、これから勤めようという人は、宅建取得により「資格手当(宅建手当)」がもらえるケースがよくありますよね。

ちなみに、宅建の資格手当の相場っていくらくらいだと思いますか?

不動産業界にいたことのある私の感覚だと、おおよそ月1万円くらいが相場かなという感じがします。月2~3万円の求人もたまに見かけますね。

月1万だとしても、年間では12万円の年収アップです。宅建のテキスト代なんか、すぐに元が取れてしまいます。通信講座を利用していたとしても、1年あれば余裕で元がとれそうですね。

法律系資格の「登竜門」

これは法学部の学生さんや法曹資格を狙っている人に関係が深い話になりますが、宅建は法律系資格の登竜門であるとよく言われます。

法律系資格とは、司法試験を頂点にして、司法書士・行政書士が代表格です。それらの資格に挑む最初のステップとして宅建がちょうど良い、ということです。

「なぜ?」と思われるかもしれませんが、一つには「民法」という法律の一大科目を宅建で学べるということがあります。

もうひとつは、宅建が司法試験・司法書士試験ほど難しくないということが挙げられます。

そしてあまり指摘されることはないですが、法律上の争いに不動産が関係することがかなりあるのが関係していると私は思っています。(判例六法を眺めると、土地建物の判例が多いこと多いこと。)

ということで、宅建は法律系資格の入門的位置づけにあります。宅建を勉強して「楽しい!」と思えたら、思い切って司法試験を目指してみるのも良いかもしれません(!)。

「宅建試験」はどんな試験?

宅建の資格をとるためには、年1回、毎年10月に実施される宅建試験に合格する必要があります。この試験の主な事項を表にまとめてみます。

項目内容
試験実施日年1回
毎年10月第3日曜
試験時間2時間
出題数50問
試験形式四肢択一・マークシート
試験範囲民法
宅建業法
建築基準法
税法その他
合格点32~35点くらい
(年度によって異なる)
受験者数毎年約20万人
合格者数毎年約3万人
合格率毎年15%前後
勉強時間300時間~
独学費用1万円~
講座費用2万円~

試験は年1回だけなので、十分な準備をして試験にのぞむ必要があります。おそらく、働いている人は半年~1年くらいは学習期間を設ける人が多いのではないでしょうか。

私も3月くらいから学習を始めて、10月の受験を迎えました。使用するテキストも半年以上の長い付き合いになりますので、慎重に良いものを選びたいところですね。

出題は50問、マークシート形式ですが、カンや常識で解けるような内容ではありません。特に法律に関する勉強が始めてだという人は、テキストや問題集を使い倒して、みっちりと勉強する必要があると思ってください。

合格率はおおよそ15%。10人いたら8人が落ちます。

10人の中には、資格対策講座で学んでいる人や、2回目・3回目の受験の人、法学部の学生さんで力試しのつもりで受ける人や、不動産業界の人ももちろんいます。

あなたがもし初回の受験で独学で合格するつもりなら、これらの人々よりも良い点をとらないといけないのだと、肝に銘じましょう。

「宅建の合格って意外と大変かも、、、」という思いが頭をよぎったのではないでしょうか。

でも、大丈夫です!適切なテキストを手に入れて、毎日合格に向けてコツコツと勉強を続ければ、合格はきっとできます。私はできました。あなたにだってもちろん可能です。

前置きが長くなりましたが、以下ではテキスト選びの基準と、おすすめのテキストをご紹介していきます!

テキストの選びの3つの基準

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私が考える「良いテキスト」は、次の基準をクリアしたテキストです。

  • 600~700ページの分量
  • 「楽」「やさしい」をウリにしていない
  • 講義形式で書かれている

3番目の条件が一番重要ですが、話が長くなるので最後に回しています。上から1つずつ見ていきましょう。

基準1:600~700ページのものを選ぶ

宅建の学習テキストには、適切なボリュームというものがあります。おおよそ、600ページから700ページ程度。分厚いようにも感じますが、これが適量です。

というのも、宅建の学習分野は4つに分かれています。権利関係(民法)、宅建業法、法令制限、税その他、です。これらの4つの分野にざっと200ページずつあてたとしても、軽く600ページはいってしまうんですよね。

これより少ないものは、試験に必要な内容が十分には盛り込まれていないと考えたほうがいいでしょう。

もちろん、内容量が小さい分、早く読み終わって達成感が得やすいというメリットもあります。でも、過去問や予想問を解く段階になって、基礎知識の不足に苦しむというデメリットのほうが大きいです。

逆に、600~700ページよりも多いものは、やや情報過多になっている可能性があります。

試験に1度しか出題されていないような論点まで盛り込まれているのかもしれません。満点を狙うなら話は別ですが、単に合格を狙うのであれば、ボリュームが大きすぎるテキストは避けるべきです。

基準2:「楽」「やさしい」をウリにしていないものを選ぶ

宅建の合格率は15パーセント前後。しかも年々、試験問題が難化していく傾向にあります。

なので、最早「楽」して取れる試験ではなくなってきています。残念ながら。

「宅建なんて馬鹿でもとれる」とか、「宅建は1ヶ月テキストを読んで過去問をやればすぐ合格できる」とかって言う人もいますが、普通に無理です。

そういう人は、宅建の受験をそもそもしたことがないか、20年くらい前の合格者かのどちらかでしょう。このような言葉は、信じないでください。

大学の法学部等を出ているなど、予備知識のある人はともかく、一般の学習者はちょこっと苦労する覚悟が必要です。

覚悟の無いままに「楽」で「やさしい」テキストを使い始めると、結局は合格レベルに達することができず、試験に落ちてしまいます。また来年、ということになれば、トータルで見て遠回りを強いられることになるのです。

記念受験をしたいなら別ですが、真面目に合格を取りに行く人は「楽」で「やさしい」テキストは避けておきましょう。

基準3:講義形式のものを選ぶ

実は、宅建のテキストは大きく分けて次の4通りのものがあります。

  • 「図解形式」のもの:学習内容を図やイメージで表現し、それを中心にテキストが構成されている。文章は少なめ。
  • 「要点形式」のもの:情報を簡潔な文や箇条書きで整理することに力点を置いたテキスト。
  • 「教科書形式」のもの:学校の教科書に近い体裁で書かれた生真面目なテキスト。
  • 「講義形式」のもの:講師の授業を文字に起こしたような内容のテキスト。

私のおすすめは「講義形式」なのですが、以下、順に見て行きます。

図解形式は難有り

不動産や法律の勉強をするのがはじめてなのであれば、最もふさわしくないのが「図解形式」のテキストです。

図解形式は、学習内容が視覚イメージでまとめられているため、一見すると分かりやすそうです。滝澤ななみさんの『みんなが欲しかった! 宅建士の教科書』(TAC出版)がその例ですが、このテキストはかなり人気もあります。

しかしながら、私見では、宅建の内容の基礎をおさえるにはむしろ「文章メイン・図表サブ」の体裁が望ましいです。つまり、文章による「条文や基礎的概念の具体的で詳細な解説」がまずあり、その理解を助けるものとして「図・絵・表」がある、ということです。

なぜかと言うと、図などの視覚に頼った要素というのは、どうしても見る人の主観で理解してしまいがちだからです。これは、初学者のような知識が十分でない人が見ると、思い込みや誤解をしてしまいやすくなる、ということを意味しています。

誤読・誤解を避けるためには、初学者の人は図解形式を選ばないほうがいいでしょう。

逆に、宅建試験が2年目の人などは、予備知識が十分にあるのですから、図解中心のテキストのほうが効率よく学習が進むと思います。

要点形式も避けるべき

要点形式の教科書は、記述が簡潔であり、箇条書き的にまとめられている形式のテキストです。例として、総合資格学院の『必勝合格宅建テキスト』が挙げられます。

一見すると文章量がありますが、こちらも初学者の学習にとっては危険があります。要点が簡潔に書かれているということは、一度理解できなかった箇所は、同じところを何回読んでも理解できないからです。

そういう弊害を避けるには、むしろ簡潔でないほうがいいのです。同じ内容でも、繰り返し、違う視点から述べられているくらいのほうが、理解は進みやすいと言えます。

なお、要点形式の本も、上記の図解形式同様、「予備知識を持っている人が効率よく学習を進める」という目的のもとでなら、有効に機能するものと思います。

教科書形式は眠くなる

教科書形式は、学校の教科書に近い体裁で書かれている本です。『パーフェクト宅建基本書』がこれにあたります。

この手のテキストは、文章での解説が豊富であり、かつ図表等の視覚情報も盛り込まれています。そういった点では、初学者に合ったテキストだと言えます。

ただ、難点は、言い回しが固いためとっつきが悪く、読んでいて眠くなることすらあるというところです。

せっかく確保した学習時間を、うたた寝に使ってしまってはもったいないです。学校の教科書に抵抗が無かった人はいいかもしれませんが、それ以外の人はやめておくのが無難です…。

講義形式はメリット多し

最後に講義形式のテキストですが、こちらはテキスト全体が「講師の授業」のような形式でまとめられているものです。(該当するテキストは次節で3冊紹介します。)

各々の論点が話し言葉に近い形で書かれているため、文章量の割には読み進めやすいと言えます。

ひとつの概念を説明するのに、複数の言い換えが使われたり、例え話が用いられます。間違えて覚えてしまいそうな部分ほど、そのような工夫がなされています。無駄なようにも見える記述が、実は理解を助ける内容になっているというわけです。

先生が黒板に書いていくような要点のまとめや、プリントで配られるような図表といったものも、当然、講義形式のテキストには含まれています。メインの話題の理解を助ける「視覚要素」が、初学者にとって適切な位置づけで盛り込まれているということです。

特に、予備校に通わずに独習すると決めた人は、「予備校の講義の代わりに、テキストで講義を受ける」という視点に立ってみるといいでしょう。おのずと、講義形式のテキストを選択することの重要性が理解できると思います。

おすすめテキスト

ひみつ

上記の基準をクリアしているのは、私の知る限り次の3冊です。

(ホントはナイショにしたいので、↑のような画像を置いてみましたw)

U-CANの宅建士速習レッスン

『宅建士速習レッスン』は、私自身が宅建受験生時代に使ったテキストです。

品の良い先生が淡々と、かつ丁寧に語るような読み味です。各論点は明瞭・正確に記述されています。さすがはU-CAN。

このテキストの最も素晴らしいところは、色々な法律上の概念が「具体例」に基づいて記述されているということです。難しい民法や不動産取引の決まりごとも、「たとえばこんな契約があったとして、、、」という例に基づいて説明してくれるので、明確にイメージできます。

別記事で詳細にレビューを書いているので、是非読んでください。

私が初学者の頃よく分かっていなかったことのひとつ。それは、宅建の学習を進めるということは、「法律の学習を進めること」だということです...

日建学院 どこでも学ぶ宅建士

『どこでも学ぶ宅建士』は、上記のU-CANと同程度の内容なのですが、記述がかなり柔らかい印象があります。

カッチリした先生よりも、優しい先生に誉めて伸ばしてもらいたい!というタイプの人は、この本がおすすめ。ふりがなも多めなので、実は漢字がビミョーにニガテ・・・という人にも合っています。

イラストや図解も豊富で、「せっかくだから楽しく学んでいこう!」という姿勢が感じられる良書です。

そして何よりキャラクターが可愛い!ねこ。これは愛せる。

TAC出版 わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト

『わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト』も講義形式のテキストです。

このテキストは、分冊できるのが大きな特徴となっています。つまり、1冊のテキストを切り離して、4冊に分けてしまえるのです。しかも簡単に。

持ち歩いて学習する機会が多くなりそうであれば、こちらにするといいでしょう。

実際に購入して分冊してみました!以下の記事でその様子をご覧ください。

重い… 重い! ズッシリ重い!宅建のテキストって、なんであんなに重いんでしょう。出版各社が受験生の合格のため...

補足

初学者の方は、どのテキストにするか迷っているときは、上記の3冊のうちのどれかであればOKです。直観に合うものをピックアップしてください。

テキスト購入時の注意点

気を付けて!

最後に、テキストを購入するときの注意点をおさえておきましょう。それは、最新のものを購入することです。

Amazonの中古本市場などには、以前の年度の本が格安で売っていることがありますが、手を出してはいけません。

なぜか? それは、宅建に関係する法律は毎年改正されていっているからです。

そして、試験では法律の改正点が毎年のように問われています。

是非認識してほしいのですが、宅建は「合格基準点に1点届かずに不合格になってしまう人」が毎年とてもたくさん出ている試験です。

テキスト代をちょっとケチったことにより、改正点を問う問題に全く歯が立たず、貴重な得点を逃してしまいます。失わなくてもよかった1点を失い、それで落ちてしまったら本当に馬鹿馬鹿しいですし、また来年も受験勉強をしないといけないとしたら、地獄です。。。

そんな可能性を予め避けるために、最新のものを購入してください。

オススメの勉強方法

どんなテキストが良いのかは分かったけど、それを使ってどうやって勉強すれば良いの? そっちも教えてよ!

という声が聞こえてきそうです。

そうですよね! テキスト購入はあくまで出発点。宅建の合否を左右するのは、むしろその後の取り組みです。

そこで以下では、私がオススメする学習方法をご紹介します。この方法は、法律について全く無知だった私が、独学で宅建に一発合格し、さらに独学で管理業務主任者試験にも一発合格したという経験から導き出した、確実性の高いやり方です。

基本的には、独学したい人が利用しやすい勉強方法ですが、通学講座・通信講座を利用する人も、考え方を知っておいて損は無いと思います。

参考にしてみてください!

宅建学習の3つ段階

まず、学習を3つの段階に分けて考えていきましょう。

  • 第1段階:テキスト学習
  • 第2段階:過去問学習
  • 第3段階:予想問学習

利用する教材をベースにした3段階学習法です。

シンプルでしょ? シンプルな分、今自分がどの段階にいるのかが明確になり、取り組みやすいと思います。

各段階を説明します。

第1段階:テキスト学習

まずはテキストを一読しましょう。宅建の学習範囲をざっと把握し、知識のベースを脳内につくっていきます。

テキストを読む段階で大事なのは、覚えよう・暗記しようとしないことです。断言しますが、宅建の勉強で大事なのは暗記ではありません。

むしろ大切にしてほしいのは、内容を理解すること。テキストには、耳慣れない法律的概念や制度が色々と出てきます。たとえば、「制限行為能力者」とか「定期借家契約」とか。

それらの概念や制度について、なぜそのような考え方をするのか?どうしてそんな仕組みになっているのか?といったことを自分なりにおさえるようにします。

といっても、一読するだけでは理解が及ばないこともあるでしょう。私もよくありました。

そういうときは、あまり悩んだり立ち止まったりせずに、ドンドン先を読んでいってください。理由は簡単で、テキストといっても一読で全て理解できるように書かわれているとは限らないからです。

「初めは分からなくても当然」くらいに考え、まずは一度、最初から最後まで目を通すこと、それを目指します。

最後まで読み終わったら、もう1回読むかどうかを決めます。まだあやふやな部分が多いけど、もう1回読んだらもっと理解が進むかも!と思える場合は、もう1度読みます。多くの人はそうしたほうが良いでしょう。

法学部の人や法律になじみのある人は、一読だけで足りる場合もあると思います。

テキストを1回か2回読んだら、テキスト学習は終わりです。

テキストに線を引いたり書き込んだりするべきでしょうか? 私自身は、大事だと思う部分に線をひいたりマルをつけたり、余白に書き込みをしたりもします。「テキストを汚す派」ですね。大事な表があるページは、隅を折り曲げたりもします。

そうすることの良い点は、「大事なところに線を引く」などと決めているだけで、どこが大事なのかを真剣に考えながら読むようになる、ということです。

疲れているときなどはボーッと字面を追ってしまうことがありますが、漫然と読むのは時間の無駄です。頭を回転させながら読むために、何かしらテキストに書き込みをしていくのは良いことだと思っています。

第2段階:過去問学習

テキストが終わったら、過去問を使用した学習に移ります。過去問は、過去10年分くらいが1冊にまとまったものが市販されていますので、入手してください。次の記事も参考に。

宅建の攻略には、まずはテキストが重要だと言われます。私もそう思っており、テキスト選びの重要性については以前の記事で熱く論じたところで...

過去問の利用方法ですが、まずは1年分を解いてみてください。このとき、時間を測って解きます。おそらく最初は、宅建本番の制限時間である2時間では、到底足りないと思います。3時間かかっても良いので、まずは全力で50問全部解きます。

解き終わったら、最初の1問から答え合わせをして、解説の読み込みを行います。1問ずつ、ひと肢(あし)ずつ、丁寧に解説を読んでください。間違った問題も正解した問も、全部です。

解説には、ひとつひとつの肢がなぜ正しいか、間違っているかが詳しく書かれています。それを読んで理解するようにしてください。不明点があれば、テキストの該当部分を読むようにします。テキストに無ければ、ネットで調べてください(このブログのコメントで訊いてくれてもOK!)。

50問すべての解説の読み込みが終わったら、クタクタに疲れると思います。ゆっくり休んで、また次の日に別の年度の過去問で同じ作業をします。

以上の作業を5年分もやると、だいたいどのくらいのペースで解けば2時間程度で解けるのか、体感で分かってくると思います。そういう状態になったら、少し勉強方法を切り替えます。

「50問解く→50問解説読む」というやり方は、解くスピードをつかむのには良いのですが、勉強の効率は良く無いのです。

「1問解く→1問解説読む」というやり方に切り替えましょう。

1問解いた際、その問で問われている内容で頭が活性化しているはずなので、その活性化を利用しつつ解説を読みます。自分の答えが不正解だった場合も、不明点をすぐに解消させることができ、ムダがありません。

そうやって残りの5年分の問題を解いていきます。これで10年分、1周ですね。

あとは、上記を繰り返すのみです。問題を解き、解説を読む。これを最低でも3周はしましょう。人によっては5周、10周したほうが良いかもしれません。繰り返し解くことで、自然と宅建の知識が脳に定着していきます。この「自然な知識定着」を狙います。

余談ですが、記憶の研究に関して「忘却曲線」の話を聞いたことある人もいると思います。この理論によると、人間の脳は、「忘れた頃にもう1回思い出す」ことで記憶を強めていくそうです。

なので無理に暗記するのではなく、繰り返し問題に触れるようにします。そうすることで、おのずと頭の中に知識が残っていきます。

過去問を繰り返し解く作業は、いつ終われば良いでしょうか? 目安としては、次の2つの条件を達成したときです。

  • どの年度も、2時間以内に解き終わり、9割以上正解できる
  • 「なぜその選択肢が正答で、なぜ他の選択肢が誤答であるのか」を9割以上の問で言える

このレベルに到達したら、過去問学習は終わりです。

第3段階:予想問学習

いよいよ最後の段階です。その前に・・・

突然ですが、宅建の合格に一番必要なことは何だと思いますか?

それは、合格点を取ることですよね。

では合格点をとるためには、一体何をどうすれば良いのでしょうか?

私の答えは簡単で、「宅建の問題を正しく解答する能力」に関して、受検者全体の上位15パーセント以内に入るということです。

宅建試験の合格率は15パーセント前後なので、上位15パーセントの実力があれば合格点がとれますし、無ければ合格点は取れません。

では上位15パーセントの力をつけるにはどうしたら良いのか?

これも答えは簡単。「皆がやっていることより、もう1歩先を行く」ということです。

皆がやっていることというのは、「テキスト読み」と「過去問学習」です。特に過去問の重要性は語りつくされており、そのため本気で合格したい人は皆、過去問を繰り返し解いて実力を高めています。

しかし、それでは上位30パーセントくらいが良いところです。上位30%では、合格できるかどうかは分かりません。その年に出題される試験問題との相性によって、合格するかもしれないし、しないかもしれない。

合格の可能性が見えているのは良いことですが、不安定すぎる状態です。

では、安定の「上位15パーセント」に行くためには、どうすれば良いのか。ここでやるべきことは、市販の直前予想問題集(模擬試験)を利用することだと私は考えています。

予想問題集は、宅建の試験の時期が近付く夏頃に、続々と販売が始まります。でも、実際にはあまり利用する人が多くない感じがしています。

それはなぜかというと、皆、過去問が大事だという洗脳をどこかで受けているので、過去問をやっていれば大丈夫だと思い込んでいるからです。

そこで、私はその裏をかく学習法を勧めます。過去問題集と同じやり方で予想問題集をやり込むこと。しかも3冊くらい。1冊あたり3回分程度の問題が収録されているので、3冊で9回分程度を解きます。

先に紹介した「50問解く→50問解説読む」というやり方と、「1問解く→1問解説読む」というやり方は、あなたのそのときの状態に合わせて両方取り入れてください。

スピードがもう少し足りないと思う場合は「50問」のスタイルでやれば良いし、知識の定着と理解を重視したいと思う場合は「1問ずつ」のスタイルでやればOKです。

はっきり言って、過去問を9割仕上げた後に、予想問題集を3冊もやり込む人なんてほとんどいません。誰もやろうとしない「一歩先」に取り組むことで、実力をグググっと高めることができるんです。

予想問題集3冊を9割仕上げれば、実際には上位10パーセントの実力にも入れると思います。そうなれば、合格を手に入れたも同然です。他にするべきことは、当日まで体調を万全に整えておくことだけ。

ちなみに、私は上記のような学習法で取り組み、合格点を大幅に上回る「40点」取って合格しました!(ドーン!)

通学講座・通信講座の利用について

上の勉強法を読んで、次のように思った人もいると思います。

「テキスト、過去問、予想問題集のトリプルパンチとか死ぬ」

「勉強嫌いの自分にはとても無理・・・orz」

「時期も迫ってきていて、そんなにたくさん勉強している余裕は無い!」

そうですよね。私の場合、そもそも「学ぶこと・勉強すること」自体を楽しいと思えるタチなので、上記のような勉強を続けられたという面があります。それに、半年以上前から計画したので、ゆっくりマイペースに勉強できました。

でも、そもそも勉強がキライという人もいますし、仕事や育児で忙しく勉強にあまり時間を割けないという人もたくさんいると思います。

そういう人は、思い切って有料の資格対策講座を利用するのが良いと思います。当然ですが、講座を利用すれば、独学よりも圧倒的に合格しやすいです。

資格対策講座は、受講者が合格しなければ評判が落ち、事業の継続自体ができなくなってしまうため、その道のプロが命がけで合格への道を整えてくれています。

例えて言うなら、独学は「自分で登山道を切り開く」ようなものですが、講座受講は「舗装された高速道路をタクシーで進む」というところでしょうか。

ハードルの高さが違い過ぎますw

通学・通勤どちらにするべき?メリットは?

通学講座と通信講座のどちらにするかという議論がありますが、実は難しく考える必要はありません。

学校のような雰囲気で他の受講生と交流しつつ、切磋琢磨するのが自分にあっている!と思う人は、通学を選んでください。

注意しないといけないことは、通学講座は講師・事務員さんの人件費や場所代が受講費用に入っているため、基本的に費用が高くなりがちです。

たとえコストがかかっても、「勉強が苦手な自分には、学校のような雰囲気の場所が欲しい」「行き詰ったとき、先生やスタッフに気軽に相談できる機会が欲しい」と思うなら、通学しましょう。学習を継続できることが、何より大事ですから。

それ以外の人は通信講座で問題ありません。通信講座はリーズナブルですし、自宅や通勤中・通学中など自分の都合の良い時間・場所で学習を進められるというメリットもあります。

おすすめ通学講座と費用の比較

宅建の通学講座で最も力があるのは、LEC・TAC・日建学院の3つです。

その中でもLECは凄すぎです。LECのサイトに自慢げに掲げられていたこちらの数字をご覧ください。

LEC受講生 合格率8割以上!といっても、一定の条件を満たした人に限定した数字ではあります。

とはいえ「LECの言うことに従って一生懸命やれば、8割くらいは合格しますよ」という意味に解釈すると、立派な数字だと思います。

受講料の目安は、3社で次のような感じです。

予備校名講座名料金
LECプレミアム合格フルコース
(通学)
178,200円
TAC総合本科生SPlus(エスプラス)188,000円
日建学院宅建スーパー本科コース初学者250,000円

上記は、完全に初心者の人がフルに受講するコースを選択した場合の比較です。早期割引やキャンペーンは除いた場合の定価であり、一番お金がかかるとすればこのくらい、と理解してください。

正直、たかっ・・・!(笑)という気もしますが、テキスト・問題集・模試・講義などがフルパックですから、これくらいはかかるのでしょう。教材や勉強のやり方でアレコレ悩まなくて済むのも、通学講座の良いところです。

少なくとも「これだけお金をかけたらからには、絶対に合格する!」と、自分を追い込む効果は確実にあると思います。

合格できたら、宅建手当1~2年分で回収できますので、費用対効果も悪くありません。

上記の他にもコースがあったり、割引があったりもします。キャンペーンによっては数万円は価格が変わるので、詳細は公式サイトで確認してみてください。

おすすめ通信講座と費用の比較

通信講座は、従来から続いていて実績もある「伝統型」を選ぶ人が多いですが、近年ではネットやスマホを利用して学習を進めていく「未来型」が人気を得つつある・・・と感じています。

「伝統型」の代表格は、フォーサイトの宅建講座です。受講を申し込むと、テキストや講義メディア(CD・DVD)、問題集が送られてきます。それらを自宅の机に広げて、じっくりとこなしていくのが基本スタイル。

教材は、宅建合格のために研究を重ねているので、とてもクオリティが高いです。ですが、お金を払ったのに思うような内容じゃなかった・・・という状況になるのが心配な人もいることでしょう。

そういう人のために、無料でサンプル教材を取り寄せることができます。サンプルで気が済むまでお試しして、決めましょう。

「未来型」の代表格は、「スマホで学べる通勤講座」です。

「スマホで学べる通勤講座」は、その名の通りスマホで勉強することを主軸にした通信講座です。提供される「ビデオ/音声講座」「WEBテキスト」「問題集」は、スマートフォン、タブレット端末、パソコンで試聴可能となっています。基本、紙の教材は無し。

電車通勤の車内ではビデオ講座を、自動車通勤の車内では音声講座を利用。お昼休みもランチを食べながらスマホで問題集を解く。仕事やアルバイトで忙しい人でも、細切れの時間をかき集めて学習にあて、実力アップを狙うことができます。

・・・ちなみに、「未来型」のひとつで、独自路線を走っている「資格スクエア」という対策講座もあります。

どのあたりが独自路線かというと、こちらをご覧ください。

ふ、覆面wwwwwwwwwwww

怪し過ぎる!覆面で講師やっている人って見たこと無いんですが・・・笑

受講料の目安は以下。

予備校名講座名料金
フォーサイトバリューセット2
CD・DVD
65,600円
スマホで学べる
通勤講座
宅建士合格コース19,800円
資格スクエア基礎+直前対策パック43,200円

先の例につづき、初学者がフルに受講するケースでの通常価格です。「スマホで学べる通勤講座」が圧倒的な低価格ですね。

「紙のテキストや問題集を使って、じっくり勉強したい!」という人はフォーサイトを。

「紙のテキストなんて重いしかさばるし、無い方が良い!」という人は通勤講座を選びましょう。

覆面講師をもっと見たい!という人は資格スクエアですね(≧▽≦)

おわりに

以上、宅建の概要説明に始まり、おすすめテキストと勉強法、代表的な講座についてご紹介してきました。

このブログの「宅建」カテゴリでは、私の宅建試験の受験体験をもとに、他にもいくつも記事を書いています。ぜひ、読んでみてくださいね!

では、この辺で!

宅建の攻略には、まずはテキストが重要だと言われます。私もそう思っており、テキスト選びの重要性については以前の記事で熱く論じたところで...
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コメント

  1. やまと より:

    テキストがたくさんありすぎて迷っていたところです。とても参考になりました。ありがとうございます。

    • Kiryu Kiryu より:

      コメントありがとうございます。
      4月から開始するならまだまだ余裕ですね。
      試験勉強、頑張ってくださいね!