過去問だけで宅建合格は出来ない!その超絶シンプルな理由。

落ちる!

宅建試験の攻略法として、何億回と語られたであろう、過去問の重要性。

  • 宅建は過去問10年分を暗記すれば合格可能
  • 宅建は過去問の焼き直し。過去問を徹底的にやり込め。
  • とにかく過去問が全て!過去問で合格できない奴はバカ!

…。

嘘でも繰り返せば本当みたいに聞こえるんですよね。

宅建が過去問だけで合格できないことは、ちょっと考えればすぐにわかります。

今回は、真実を知るために思考実験してみよう、というお話。

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前提

大勢の人

話の前提として、過去10年間の宅建の受験者数と合格者の関係について、おさらいしておきましょう。

実施年度 受験者数 合格者数 合格率
2005年(平成17年) 181,880人 31,520人 17.3%
2006年(平成18年) 193,573人 33,191人 17.1%
2007年(平成19年) 209,684人 36,203人 17.3%
2008年(平成20年) 209,415人 33,946人 16.2%
2009年(平成21年) 195,515人 34,918人 17.9%
2010年(平成22年) 186,542人 28,311人 15.2%
2011年(平成23年) 188,572人 30,391人 16.1%
2012年(平成24年) 191,169人 32,000人 16.7%
2013年(平成25年) 186,304人 28,470人 15.3%
2014年(平成26年) 192,029人 33,670人 17.5%
2015年(平成27年) 194,926人 30,028人 15.4%
credit: Wikipedia

この表から分かることは、宅建の合格ラインは、トップから3万人程度である、ということです。そこから下は、切り捨てられます。

百分率で言うと、16パーセント前後。10人いたら、合格者はせいぜい上から2人ってことですね。

思考実験

思考実験

あなたの目の前に、ランダムに抽出した9人の受験者がいると想像してください。

学習到達レベルは様々です。概ね、3人がやる気満々で、毎日勉強していて優秀。

次の3人は、やる気はそこそこあるのですが、ちょっと勉強慣れしていない人たち。

残る3人は、始めからあまりやる気のない人たちです。

この中でいち早く過去問の重要性に気が付き、過去問を100パーセント徹底的に仕上げているのは何人くらいでしょうか?

優秀な3人のうち、2人くらいはそうしていそうです。優秀者のうちの残り1人は、気づくのが少し遅れたので、達成度90パーセントくらい。

普通レベルの3人も、過去問は大事だよと聞かされています。なので過去問演習に取り組んではいるのですが、あまり効率的な学習はできていない様子。

熱意が無い3人はテキストを枕にして眠っています。zzZ…

さて、この9人の中に、あなたが放り込まれたとしたら? あなたも過去問の重要性には気が付いていましたので、かなりやりこんでいます。

過去問達成度が90%だった場合

ただ、あなたは一般の人と比べてかなりの頭脳明晰というわけでもないので(失礼!)、達成度は85パーセントから、90パーセントくらい。

さあ、あなたと9人、合わせて10人の中で、宅建試験に合格したのは誰でしょうか?

当然ですが、過去問対策を100パーセントしていた2人でした。宅建は上から15パーセントを合格者にするので、当然と言えば当然の帰結です。

あれ? あなたも過去問対策はそこそこやっていたはずなのに…

過去問達成度が100%だった場合

「あれ?」という事態には陥りたくない。ということで、あなたも随分頑張って、過去問達成度は100パーセントに達しました。もう負けない。

ところが、試験が終わってフタを開けてみると、合格したのはやっぱり過去問達成度100パーセントとされたあの優秀者2人だけでした。

え? 自分も過去問は100%やったのに、なぜ?

どうやら、本試験には、合格した2人が得意とする問題が少しだけ多く含まれていたようです。あなたは運悪く落ちてしまいました。残念! また来年。

何がまずかったのか?

何かがまずかった

考えておかないといけないのは、宅建の合格レベルに達するような人たちというのは、皆、過去問を完璧というくらいに仕上げてきているということです。

だから、もしあなたが過去問をやりこんでいても、それではその人たちと同じレベルか、それ以下にしかなりません。

同じレベルに立てたところで、合格できるかどうかは、本試験の出題内容があなたの得意分野か、他人の得意分野かという、自分ではどうしようもない「運」の要素で決まるだけです。

何ヶ月も時間と労力を注ぎ込んで、運で決まるレベルに自分を持って行っても、仕方がない。

合格するためには、過去問を仕上げるのは当然。不確定要因に左右されないために、その先をやって実力をつけよう!

そういう発想をすることが必要です。

確実性の高い宅建攻略法

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過去問の先とは何か。

過去問というのは、一度出た問題です。一度出た問題は、基本もう出ません。

だから、次に出るであろう問題を攻略することが、宅建を攻略することであると言えます。

そこで役立つのが、出版各社が出している予想問題集(模試)です。

宅建の予想問題集は、各社が過去の出題履歴を徹底的に分析し、次はこの分野がこんな形式で出るはず!という出題予想のエッセンスが詰め込まれています。

そして、さすがと言うべきか、出題予想は当たります。

といっても、1冊の問題集から当たるのは、数えるくらいの肢かもしれません。でも、本試験では、1肢の正誤が判定できれば正解できることもよくあります。

また、予想問題集のやり込みを数冊重ねることにより、自分の中に当たりの肢がストックされていくわけですから、数問という単位で本試験の得点アップに繋げることができます。

過去問を仕上げた後は、予想問題集を完璧に仕上げること。これが、合格候補者たちを出し抜く唯一の方法なんです。

本当に大事なことなので、もう1度お伝えします。

次何がどういう形で出るのか? その予想に触れておくこと。馴染んでおくこと。叩き込んでおくこと。

これが、あなたが取れる唯一にして最善の対策なのです。

まとめ

過去問だけやっていると落ちる。

この真実に早く思い至るのが、近道です。

★★★

予想問題集を選ぶなら、次の記事を是非読んでみてください!

宅建の攻略には、まずはテキストが重要だと言われます。私もそう思っており、テキスト選びの重要性については以前の記事で熱く論じたところで...
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