スタディング行政書士講座 中上級コースの評判は?注意点も解説

スタディング行政書士

スタディング行政書士講座を実際に受講してレビューしている杉山貴隆です。

【口コミ評判】スタディング行政書士講座を受講してわかったこと
スタディング行政書士講座を購入しました。実際に受講してわかった特徴やメリット・デメリットをレビューします。

行政書士試験に一度ならず挑戦してきたけれど、あと一歩のところで届かなかった。そんな悔しさを抱えていませんか。

「基礎は頭に入っているはずなのに本試験で点が伸びない」「記述で毎年取りこぼす」。もしあなたが今こうした悩みの中にいるなら、その苦しさは私にも痛いほどわかります。

私自身、これまで複数の資格試験に取り組んできましたが、再挑戦の一番しんどいところは「新しい知識を覚える苦労」ではなく、「知っているはずのことが本番で引き出せない自分」と向き合う苦しさにあると感じます。

そんな問題意識の中で、今回は、2026年度に誕生したスタディングの新プラン「行政書士中上級合格コース」を徹底レビューしたいと思います。

「5ステップ合格法」を掲げる受験経験者向けの新コースが、本当に再挑戦組の救いになるのか。公式情報を細かく読み込み、受講生のリアルな声にも耳を傾けながら、多角的に検証しました。

読み終える頃には、あなたがこのコースに自分のお金と時間を投じる価値があるのかを、しっかり判断できるようになっているはずです。最後まで目を通して、納得したうえで次の一歩を踏み出してみてください。

※本記事は2026年4月時点で入手できる情報を基に作成しています。ただし、引用している受講生の評価は受講当時のものであり、現在とは状況が異なる場合があります。

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スタディングの評判(口コミ)まとめ

ここからは、実際の受講生のリアルな声をテーマごとに整理していきます。ただ、その前にどうしてもお伝えしておきたい前置きが2つあるので、少しお付き合いください。

1つめは、新コースの口コミがまだ存在しないという事実です。スタディング行政書士の「中上級合格コース」は2026年度合格目標版が初出のため、このコース自体を受講した方の声は現時点ではどこにもありません。

そこで本記事では代替アプローチとして、姉妹コースである「合格コース」を2回目以上の受験で再受講した中上級者の口コミを集めました。スタディングというブランドが受験経験者にどう評価されてきたのかを、迂回ルートではあるものの丁寧に読み解いていきます。

2つめは、講師に関する口コミの扱いです。これからご紹介する声の中で講師について触れたものは、すべて合格コース担当の竹原健講師に対する評価になります。

中上級合格コースの担当はまったく別人の白石さりな講師(元客室乗務員、現役の行政書士、開業2年目)が務めます。したがって、講師個人への口コミ評価をそのまま新コースに当てはめることはできません。この違いはあらかじめご理解いただければと思います。

スタディングを選んだ理由(再挑戦者の声)

まずは、複数回の受験を経た方々が「次の手」としてスタディングを選んだ動機を見ていきます。再挑戦組がどんな気持ちで申し込みボタンを押したのか、その心情とともに追ってみてください。

独学・他社からの乗り換え
  • 「1年目は、市販のテキストと問題集を繰り返す勉強法で全体を覚えようとして、行政法があやふやになってしまったので、全然違う勉強法に変えようと思い、いろいろ見た中で面白そうだったスタディングに決めました。」【引用元】
  • 「3回目の受験でしたので基礎をもう一度やり直そうとスタディングさんに決めました。」【引用元】
  • 「他社の講座が自分に合わなかったからだと反省し、今回初めてスタディングを受講したのが正解でした」【引用元】
  • 「4回目の試験までは、市販の参考書にかじりついて独学でコツコツ勉強していましたが、本業もあるので十分な準備が出来ず、さすがに合格点までには届きませんでした。5回目となった今回は、やり方を変えなければと思い立ち、スタディング講座の門をたたいてみることにしました」【引用元】
  • 「お金ももうそんなに掛けることもできない状況で、費用を抑えながらも分かりやすい講義から記述対策まで取り組めるスタディングでもう一度挑戦してみようを決めました。」【引用元】
継続受講・スキマ時間活用目的
  • 「再挑戦にあたって選んだのは、引き続きSTUDYingでした。通勤や仕事の昼休憩といったスキマ時間を最大限活用できる点が、自分の生活スタイルに最も合っていたからです。」【引用元】
  • 「独学で挑んだ一回目の受験は不合格で、二回目の受験の際に通信講座を受講しようと思い、STUDYingに出会いました。一回目で出会いたかったと少し後悔はあります。笑」【引用元】

これらの声を読んで私が強く感じたのは、再挑戦組の選択が決して「とりあえず安いから」という消極的な動機で行われているのではない、ということです。

むしろ「全然違う勉強法に変えよう」「やり方を変えなければ」という腹をくくった決意のもと、それまでのアプローチと真逆の選択肢としてスタディングを選んでいます。

市販書での独学や対面講座で壁にぶつかった方が、デジタル完結型に思い切って舵を切る。その静かだけれど大きな決断が、短い言葉の端々から伝わってきました。

特に胸を打たれたのは、4回目・5回目という膨大な学習履歴を積み重ねた方が「もう一度基礎からやり直そう」と決断している点です。中上級合格コースが掲げる「既にある知識を合格できる力へ再構築する」という設計思想は、まさにこの心情に寄り添うものではないでしょうか。

基礎の積み直しはしたいけれど、初学者向けコースを買い直すのは時間も費用も惜しい。そんな切実なジレンマに対する一つの回答として、新コースが生まれた。私にはそんなふうに見えます。

忘れてはいけないのが、費用負担への言及です。何年も挑戦を続けてきた方にとって、毎年6万円~10万円規模の出費を続けるのは現実的ではありません。

中上級合格コースが44,000円という価格に収まっているのは、こうした再挑戦組の懐事情をきちんと見据えた設計だと私は評価しています。

教材・問題演習への評価

続いて、スタディングの教材そのものへの評価を見ていきましょう。なお、ここで言及されている教材の中には合格コース固有のもの(基本講座・スマート問題集など)も含まれており、必ずしもすべてが中上級合格コースに搭載されているわけではない点はご注意ください。

教材だけで合格できたという声
  • 「勉強は全てスタディングにお任せで、他の参考書や問題集は見たことがありません。流れもスタディングの順番に沿ってやっていきました。なので、自分なりの工夫は全くしておらず、そういったことを考えなくても良い内容になっているのかなと思います。」【引用元】
  • スタディングの講座をしっかりやれば他のテキストなど不要でした。本試験を見据えた精度の高さは本物です。」【引用元】
  • 「スタディングだけでも行政書士試験に合格することは十分可能だと実感しています。」【引用元】
  • 「『価格が安い=内容が薄い』という印象を持たれる方もいるかもしれませんが、実際にはそんなことはありません。合格に必要な知識と演習量は十分に揃っており、コストパフォーマンスは非常に高いと感じました。【引用元】
過去問・反復演習への評価
  • 「13年分テーマ別過去問集では、正解だけをみつけるのではなく、全ての肢を読み、何が正しくて何が間違っているのかの正誤を判断できるよう意識しました。」【引用元】
  • 「ちなみに間違った問題を記録し繰り返し学習できるのは私にとってすごく良かったです。」【引用元】

「他のテキストは不要だった」という声が複数上がってきたことは、教材選びに迷い続けてきた再挑戦組にとって大きな救いになるのではないでしょうか。

市販のテキストや問題集を買い足して、結局どれも中途半端に終わってしまう。これは独学経験者あるあるかもしれません。一つの教材体系で完結できる安心感には、お金には換算できないほどの価値があるように私は思います。

なかでも目を留めたいのは、中上級合格コースにも標準搭載されている「13年分テーマ別過去問集」への言及でした。

1年分や5年分ではなく13年分というボリュームは、行政法のように出題パターンが比較的安定している科目において、「角度を変えた問い直し」に強くなるための演習量として絶妙なラインであると感じます。

「全ての肢を読み、正誤を判断できるよう意識した」という受講生の取り組み方は、まさに中上級合格コースが想定する「肢別チェック」のスタイルそのものでした。

ただし、ここで一つ注意を。中上級合格コースの構成は「中上級講座135回」「13年分テーマ別過去問集」「横断総まとめ講座」「合格答練10回」「合格模試1回」というラインナップに絞られています。

再挑戦者にとってこの絞り込みは合理的な設計だと思いますが、「スタディングの全教材を使い倒したい」というタイプの方は、標準プランの選択も検討したほうがよさそうですね。

記述式対策への評価

行政書士試験で最後まで多くの受験生を苦しめるのが、配点60点(全体の20%)を占める記述式です。再挑戦組の口コミには、この記述で長年つまずいてきた方の生々しい声が並びます。

記述で得点が伸びた声
  • 「スタディングの記述式の問題演習のお陰で3問ともピント来て解答することができました。」【引用元】
  • 「記述対策のオリジナル問題も多数収録されていたのもありがたかったです。本試験の問題に近いものも収録されていたため、しっかりした対策ができない中、60点中30点取ることができました。」【引用元】
  • 「実際、本試験で最難関と言われた令和7年度の記述式問45についても、ほぼ同趣旨の問題がスタディングの記述式問題集に掲載されていました。スタディングの教材が、合格に必要な論点をしっかり網羅していることを強く実感しました。」【引用元】
長年の壁を乗り越えた中上級者の声
  • 「独学で4年頑張ってきましたが、合格できませんでした。2年目から170点台で不合格が毎年続いていたので、勉強に行き詰まっていました。特に毎年記述で引っかかっていました。市販の記述対策の本を3冊ぐらいやりましたが、結果にはつながりませんでした。5年目でスタディングの講座で記述対策の答えを無意識に覚えるほど回したところ、記述で34点取れました。【引用元】
  • 「今年は記述講座に重点を置き、その成果が合格につながったと思います。不合格だった方も、モチベーションと環境があればぜひ諦めずに挑戦してください。」【引用元】
AI記述添削の活用例
  • 「記述対策は、記述対策の講義の学習後にAI問題を解いたのですが、AI先生から『解答の全体像は正しいですが、用語の記述に誤りがあります。これでは、点数につながりません。』との厳しい指摘をいただきましたので、改めて重要条文を読み直して、法律用語、重要表現の暗記に努めました。」【引用元】

これらの口コミの中でも、とりわけ5年目で記述34点を取られた方の体験は、私の心を強く揺さぶりました。

4年間、市販の対策本を3冊もこなしても結果が出なかった方が、わずか1年で「答えを無意識に覚えるほど回した」と言える境地にたどり着いた。このドラマチックな変化を生んだ正体は何だったのか。

私はスタディングの記述対策が持つ「反復しやすさ」の力だと受け止めました。紙のテキストを開いて手書きで答案を作り続ける作業は精神的負荷が大きく、5年も挫折を重ねた後の心では、なかなか再現可能な学習行動として定着しません。

スマホで気軽に取り組める環境があったからこそ、「無意識に覚えるほど回せた」と言える水準に到達できたのではないでしょうか。

中上級合格コースには「記述式AI添削チケット130枚」が標準で付属します。AIによる添削は何度でも再提出できるため、先ほど紹介した方のように「全体像は正しいが用語が違う」といった指摘を受けた直後に、即座に書き直して再採点を依頼できるわけです。

人間の採点者に頼ると返却まで数日から1週間ほどのタイムラグが発生しますが、AIなら即時返却で学習リズムが途切れません。

「今年は記述講座に重点を置いた」という声が示しているように、記述対策に学習リソースを集中投下できるかどうかが合格の分水嶺になっているケースは多いように見受けられます。

中上級合格コースの中上級講座135回のうち、記述式に充てられているのは10回。答練・模試と組み合わせて使い倒せば十分な演習量になるはず。中身を見れば見るほど、「記述で差がつく試験だ」という現実から目を背けない設計になっていると感じました。

AI機能への評価

スタディングがここ数年で力を入れてきたAI機能群は、受講生の学習スタイルそのものを変えつつあります。中上級合格コースでも全機能が利用できるため、再挑戦組こそ恩恵を受けやすい部分です。

AI問題復習に関する声
  • 「最も多用したアプリAI問題復習でしょうか。ジャンルと問題数に制限を付けずに試験1か月前までは毎日完了するまで継続することで効率的復習が出来ました。これだけは多忙でも継続しました。」【引用元】
  • 「AI問題復習を毎日続けることで、着実に実力が上がっていきました。」【引用元】
  • 「忘却曲線に基づき、AIに『今日解くべき問題』を提示してもらうことで、記憶が定着する最適なタイミングで効率的に復習できました。【引用元】
  • 「どんなに短い時間しか取れなくても、AI問題復習なら数問は解けます。毎日の小さな積み重ねが合格につながったと思います。」【引用元】
  • 「AI問題復習も絶妙なタイミングで忘れかけてた問題が出題され、AI実力スコアが上がっていくことで励みになりました」【引用元】
AI実力スコアに関する声
  • 「令和7年版からは『AI実力スコア』が実装されたことで、実力UPの段階が視覚化されたことにより、学習のモチベーションが飛躍的に向上した、と感じています。」【引用元】
  • 「AI実力スコアが実装されたので、ゲーム感覚でスコアを上げていくことで楽しく学習することができたと思います。」【引用元】
AI検索機能に関する声
  • 「判例や用語の検索にAIを活用しました。疑問を即座に解消できる『24時間対応の検索エンジン』として非常に重宝しました。」【引用元】

私が一番興味深く感じたのは、AI問題復習が「毎日続けられた唯一の習慣」として紹介されている方が複数いる点です。

「短い時間しか取れなくても数問は解ける」「絶妙なタイミングで忘れかけた問題が出る」。こうした肩の力が抜けた付き合い方が成立しているのは、AIが「今日やるべき問題」を自動で用意してくれるからに他なりません。

学習対象の選定という認知的負荷が消えると、人間は驚くほど継続しやすくなる。再挑戦組の多くが「3年目以降のモチベーション維持」に苦しむ中、この機能は心強い支えになるはずです。

AI実力スコアについては、合格直後の方が「実装されて学習のモチベーションが飛躍的に向上した」と振り返っている声に惹きつけられました。「現状診断の客観性」というAIの役割を、受講生が肌感覚として体感できる仕組みになっていますよね。

中上級者にとってこれは、「自分はどの科目で何点取れる実力なのか」を冷静に把握する鏡のような道具になります。

「行政法は得意なはず」「民法は苦手な気がする」というフワッとした自己認識を、数値という根拠に置き換えてくれる。中上級者の学習における武器として、かなり強力ではないでしょうか。

AI記述添削も合わせると、「現状診断(AI実力スコア)→弱点演習(AI問題復習)→記述強化(AI記述添削)→不明点解消(AI検索)」という一連のループが一つの講座の中で完結します。

これらの機能すべてが中上級合格コースに標準で含まれており、課金や追加チケット購入なしで使えるのも嬉しいところ。

中上級者の伸び悩みの本質が「自分が何を強化すれば点が伸びるかが見えていない」ところにあるとすれば、このAI機能群はまさに的を射た処方箋だと評価できます。

スマホ学習への評価

スタディングの代名詞とも言える「スマホ完結型」の学習スタイル。再挑戦組の社会人受講生にとっては、これがどう響いたのでしょうか。

スマホ完結・持ち運び不要への評価
  • 「スタディングの良いところはスマホだけで勉強ができることでした。通勤ラッシュの中で重たい本などはNGです。」【引用元】
  • 「なんといっても本を持ち歩かなくて良いこと、予備校など勉強場所が固定されなかったことに尽きます。」【引用元】
  • 「スマホさえあればどこでも勉強できるスタディングの強みが、私の生活スタイルにぴったりでした。忙しい日でも『少しだけでも進める』ことができ、モチベーションを保つ大きな支えになりました。【引用元】
  • 「タブレットのみで完結するのが自分には合っており、とても勉強がしやすかったです。」【引用元】
スキマ時間活用への評価
  • 「乗り換えまでの10分間などでも切りよく動画が終わるような設計になっているので、隙間時間を活用したい方には向いているのかなと思います。」【引用元】
  • 「仕事上不規則な生活環境の中でもスタディングさんはいつでもどこでもスマホで学習できることが本当に強みに感じました。」【引用元】
  • 「スマホで進められるこの講座は、通勤途中や寝る直前など、いつでも手軽に素早く取り組めるので、時間があれば少しでも前に進めよう、という気になることが出来ました【引用元】

スマホ完結型のメリットは、単なる「便利」という言葉では捉えきれないほどの深さがあるように私は思います。

1動画5分から、というスタディングの講義設計は、「乗り換えまでの10分間」のような細切れ時間に正面から向き合った思想の表れでしょう。再挑戦組の多くは1日まとまった学習時間を確保しにくい社会人ですから、この「細切れ対応力」こそが再挑戦組の生命線になるはず。

私が特に共感したのは、「忙しい日でも『少しだけでも進める』ことができ、モチベーションを保つ大きな支えになりました」という声でした。

学習を継続するうえで最も恐ろしいのは、「今日は時間がなくてゼロだった」という日が続くことだと、自分の経験からも痛感しています。

ゼロが続くと罪悪感が膨らみ、再開するときの心理的ハードルが指数関数的に上がっていくんですよね。でも、スマホで「数分だけでも触れる」状態を保てれば、この負のスパイラルを断ち切れる。小さな積み重ねの力を、改めて信じたくなる話ではないでしょうか。

ちなみに、スタディングアプリにはバックグラウンド再生機能があり、画面をスリープ状態にしたまま音声だけを流し続けることが可能です(中上級合格コースでも利用可)。

家事中・運転中・散歩中などの「目と手が空かない時間」を「耳学習」の時間に変えられるのは、忙しい再挑戦組にとって貴重な時間捻出術になることでしょう。

不満・改善点の声

ここまで好意的な声を中心に紹介してきましたが、もちろん批判的な意見もあります。あなたの判断材料になるよう、率直にお伝えします。

批判的な意見
  • 「なかなか記憶に引っかかる手応えがなく、また調べ物をしようとしたときにも串刺しで内容が探せないなどもあって、早々に別の学習方法に切り替えました【引用元】
  • 「3年目にもなるとモチベーションを保つのに苦労しました…。そんな時はYouTubeなどでご活躍されてる行政書士先生の動画みて自分が合格できた時の事を想像して保つ努力してました笑」【引用元】

1件目は、スタディングを早々に離脱して市販テキストに切り替えた方の声でした。

「串刺しで内容が探せない」という指摘は、紙テキストに親しんできた方ならではの典型的な違和感かもしれません。というのも、冊子であれば付箋やマーカーで「ここを開けば全体が一望できる」という物理的なアクセスポイントを作れますよね。

WEBテキスト中心のスタディングでは、この「紙ならではの俯瞰しやすさ」を完全には再現しにくいのが正直なところ。ただ、現在はAI検索機能(AIマスター先生)が実装され、「キーワードで最適なコンテンツを検索」できる仕組みが整っています。

この口コミの方が受講した時点と比べれば、検索性に関する状況は大きく改善していると見てよいでしょう。

2件目の「3年目になるとモチベーションが保ちにくい」という嘆きには、思わず胸が痛くなりました。これは講座の弱点というより、再挑戦という挑戦そのものが背負う宿命なのかもしれません。

もっとも、新設の中上級合格コースには「5ステップ合格法」という弱点発見メソッドや、AI実力スコアによる成長の可視化機能が用意されています。

「自分の伸びしろがどこにあるかわからない」という曖昧な不安が、モチベーション低下の大きな原因の一つ。こうした機能群は、その不安への一つの回答になり得るのではないかと私は期待しています。

総括

ここまでの口コミを通して私が受け取った印象を言葉にすると、スタディングは再挑戦組から「やり方を根本的に変えるための選択肢」として強く支持されてきた、ということに尽きます。

独学からの乗り換え、他社講座からの乗り換え、2年目以降の記述で覚醒。受講生の声から浮かび上がってきたのは、大きく3つの成功パターンでした。

なかでも私の胸に深く残ったのは、4年・5年と挑戦を続けてきた方が「答えを無意識に覚えるほど回した」と語る境地に到達していたことです。

ここまでの継続は並大抵のことではありません。スマホ完結型のアクセスのしやすさ、AI機能による継続支援、そして手頃な価格による経済的な持続可能性。この3つが噛み合って初めて実現した学習行動なのだと私は受け止めています。

再挑戦の難しさの正体が「能力の不足」ではなく「継続の困難さ」にあるのだとすれば、スタディングはその核心に真っ直ぐ切り込んだ設計になっていると言えるのではないでしょうか。

とはいえ、繰り返しになりますが、本セクションでご紹介した口コミはすべて合格コース受講生のものです。中上級合格コース固有の要素については、現時点で受講生のリアルな声が存在しないことをあらためてお断りしておきます。

その点を踏まえ、続くセクションでは公式情報をもとに新コースの中身を丁寧に見ていきましょう。

特徴

スタディング行政書士講座 中上級合格コース 図解

ここでは、スタディング行政書士中上級合格コースの主な特徴を3つの軸で概括します。新設コースゆえの未知数な部分もありますが、設計思想と提供される機能から「どんな学びが期待できるのか」を読み解いていきましょう。

受験経験者向け講師と5ステップ合格法

中上級合格コースの担当講師と、独自の学習メソッドを整理します。

担当講師と学習メソッドの概要
  • 担当講師:白石さりな講師(現役行政書士・開業2年目・国際業務メイン)
  • 講師経歴:仕事と家庭を両立しながら行政書士試験に2回目で合格した経験を持つ
  • 講義スタイル:「問いかけ」中心。図表でポイントを整理した後、問題を解きながら「なぜそうなるのか」を一緒に考える形式

**白石講師の5ステップ合格法:**

  1. ポイント整理(わかる・まとめる)
  2. 肢別チェック(覚える・引き出す)
  3. 過去問ステップ(引き出す・当てはめる
  4. チャレンジ問題(当てはめる力を伸ばす)
  5. ファイナルチェック(弱点を徹底強化

白石講師の経歴で私が思わず唸ったのは、「2回目で合格」という点でした。中上級合格コースが対象とするのは、過去の試験で苦杯をなめた方々です。講師自身が「初回不合格→次回合格」というリベンジを経験していることには、大きな意味があるように思います。

つまり、スムーズに一発合格した講師よりも、一度躓いた痛みを知っている講師のほうが、再挑戦者の心の機微に寄り添えるのではないか。そう期待したくなります。

「5ステップ合格法」という名前だけ聞くと、ありがちな学習メソッドの売り文句だと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

でも中身を読み解いてみると、知識のインプットだけでなく「引き出す力」「当てはめる力」を段階的に切り分けている点に、設計者の本気度をひしひしと感じます。

中上級者の伸び悩みの多くは、「インプットしたつもりが本試験では引き出せない」「条文知識を事例に当てはめられない」という、最後の2ステップで起きるつまずきです。

このメソッドが躓きポイントを明示的にプロセスとして可視化している点は、診断と対処の両面でとても理にかなった設計ではないでしょうか。

13年分過去問と答練で実戦力を磨く

中上級合格コースは、インプットよりもアウトプット(問題演習)の比重が高い設計です。そのボリューム感と内訳を見てみましょう。

演習教材のラインナップ
  • 13年分テーマ別過去問集:13年分の過去問をテーマ別に収録(法改正等で成立しない問題は除く)
  • 合格答練:10回(190問)。法令科目9回(憲法1・民法3・行政法4・商法1)+基礎知識1回。科目別オリジナル予想問題
  • 合格模試:1回(60問)。本試験と同様の形式で構成したオンライン模擬試験
  • 横断総まとめ講座:50回。直前期の知識整理に最適。重要論点を横断的な視点で解説

過去問集は、年度別に縦に解くのではなく「テーマ別」に組み替えられているのがポイントです。「行政手続法の判例問題ばかりを集中的に潰す」「民法の意思表示論を一気に固める」といった、苦手分野へのピンポイント攻略がしやすい構成ですよね。

中上級者は得意・不得意のムラがはっきり出ているのが普通ですから、このテーマ別の構成は弱点克服と相性抜群でしょう。

合格答練10回(190問)というボリュームは、競合他社と比較しても骨太な分量です。特に行政法に4回(主要科目に厚めの配分)が当てられているのは、本試験における配点ウェイトにきちんと対応した設計だと感じます。

記述式問題についてはAI添削チケット130枚で何度でも再提出できるため、「解きっぱなし」で終わらない仕組みになっているのも心強い点。演習を積み重ねるほど書く力が磨かれていく、そんな正のループが描けそうです。

横断総まとめ講座は、直前期にこそ真価を発揮してくれる教材でしょう。

行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法という3つの法律をまたいで「不服申立てとは何か」「処分性とは何か」を整理してくれる科目横断的な視点は、各論を一通り学んだ後でないと本当の価値がわかりにくい部分です。

本試験直前の8月以降に順次リリースされる設計にも、大きな納得感があります。

AI機能群で弱点を効率よく克服

スタディングの強みであるAI機能群は、すべて中上級合格コースで利用できます。

主要なAI機能
  • AI問題復習:解いた問題の成績に合わせてAIが次回復習日を設定・自動出題(合格者の復習パターン分析に基づく個別最適化
  • AI実力スコア:現時点での予測得点をAIが算出。科目別・単元別の実力をリアルタイム把握
  • AI記述添削:合格答練・合格模試の記述式答案を生成AIが添削・採点(チケット130枚)。何度でも再提出可
  • AI検索・AI説明機能(ベータ版):キーワードで最適コンテンツを検索 / 「AIマスター先生」が用語解説を自動生成

中上級者の学習を阻む最大の壁は、「自分の弱点が見えていないこと」に尽きると私は考えています。どれだけ長時間机に向かっても、その時間が自分の弱い分野に正しく向けられていなければ、得点は一向に伸びません。

これに対するスタディングの答えは「AIに弱点を見つけさせ、復習タイミングまでAIに任せてしまう」という、非常に割り切ったものです。

この設計が実際に機能するかどうかは個人差もあるでしょう。ただ、思考の負荷を「考える」から「指示に従う」へ移せるというのは、社会人受講生にとって何物にも代えがたい価値があります。

仕事で疲れ切って帰宅した夜、「今日は何を勉強しようか」と決めるエネルギーすら残っていない。そんな経験、心当たりがあるのではないでしょうか。

そんな時、アプリのAIが「今日はこの問題を解いてください」と指示してくれるなら、思考停止のままでも学習行動を絶やさずに続けられます。

AI記述添削も、紙ベースの添削指導とは異なる強みを持ちます。

人間の添削だと返却まで数日かかり、書いたときの問題意識が薄れた状態でフィードバックを受けることになりがちです。でも、AIならほぼ即時返却で「書いた直後にフィードバックを受け、その場で即座に書き直す」というサイクルを回せます。

中上級者の記述対策において、この高速反復こそが上達への最短ルートだと私は確信しています。

他講座との比較

ここからは、他社の中上級向け講座と比較しながら、スタディング中上級合格コースの位置づけを明らかにしていきます。比較対象として取り上げる各社のプランは以下の通りです。

  • スタディング:行政書士中上級合格コース
  • 資格スクエア:森Tの中上級合格講座(テキストありプラン)
  • アガルート:中上級カリキュラム/フル

3社それぞれに設計思想が大きく異なり、価格帯にも10倍近い差があるという興味深い構図になっています。あなたが「お金よりも徹底的なサポートを求めるか」「コスパ重視で必要最低限を求めるか」によって、答えは変わってくるはずです。

受講料のポジション

まず、最も分かりやすい指標である受講料から見ていきます。

講座受講料
(税込・割引なし)
スタディング
中上級合格コース
44,000円
資格スクエア
中上級合格講座
(テキストあり)
169,400円
アガルート
中上級カリキュラム/フル
426,800円

スタディングの44,000円は、競合と並べて見ると突出した低価格です。資格スクエアの約4分の1、アガルートの約10分の1という桁違いの価格差は、中上級者が「再挑戦への投資」をどう考えるかに大きな影響を与えます。

ここで私が強く意識してほしいと感じる視点が一つあります。中上級者は、すでに過去の試験対策で数万円から数十万円を投じてきた方が大半です。今年が3回目・4回目という方の累計投資額は決して小さくありません

再挑戦のために追加で40万円超を投じるのは経済的に厳しい、というのが多くの方の本音ではないでしょうか。そうした状況を踏まえると、44,000円という価格設定は「もう一度だけ本気で挑戦してみよう」というハードルを劇的に下げてくれるように思えるんです。

仮にこの44,000円を投じて不合格に終わったとしても、「金銭的損失」として再挑戦を諦める理由にはなりにくい金額でしょう。逆にアガルートの426,800円ともなると、「これで落ちたら立ち直れない」というプレッシャーが学習にも悪影響を及ぼす危険性すらあります。

とはいえ、価格の絶対値だけで決めるのは早計。次の項目で、その費用の中身に何が含まれているのかを丁寧に見ていきましょう。

学習アプローチの違い

各社の演習・テキスト面での違いを整理します。

講座過去問演習答練・模試紙テキスト
スタディング13年分
テーマ別過去問集
合格答練10回(190問)
合格模試1回
なし
資格スクエア法令択一クエスト
(法令等科目20年分)
科目別答練10回
模試1回
あり
アガルート短答過去問集
(平成28年~)
総まくり択一1000肢
記述式80問
模試1回
あり

過去問の収録範囲を見ると、資格スクエアの「20年分」が最も長く、続いてスタディングの13年分、アガルートの平成28年(2016年)以降と並びます。

過去問の物理的な量では資格スクエアが最大ですが、ここは「量より質」「量よりテーマ別整理」という角度で眺めると、必ずしもスタディングの弱みとは言えません。古すぎる過去問は法改正の影響で現在は成立しないものも多く、実用性が薄れていくのが実情だからです。

答練・模試を比べると、アガルートの「総まくり択一1000肢」「総まくり記述80問」というオリジナル演習量が圧倒的な存在感を放っています。これは「過去問だけでは出題パターンの読みが甘くなる」という強い問題意識を反映した設計だと感じます。

一方でスタディング・資格スクエアの答練ボリュームは、「過去問の補完」という位置づけにとどまる印象です。

中上級者として「未見の問題を大量に浴びて思考の引き出しを増やしたい」という方にはアガルート、「過去問の徹底反復で土台を固めたい」という方にはスタディングが向いている。そんな整理になるでしょう。

紙テキストの有無は、受講生によって好みが大きく分かれるポイント。スタディングはWEBテキストのみ(冊子版なし)で完結する設計ですから、書き込みやマーカー・付箋による物理的な情報整理を重視する方には向きません。

その反対に、紙テキストの管理から解放されたい、いつでもスマホで参照したいという志向の方には、これ以上なく理想的な環境となるでしょう。

質問・サポートの充実度

最後に、学習中のサポート体制を比較します。

講座質問サービス
(回数・回答者)
質問以外のサポート
スタディング学習Q&Aチケット
(30枚)
なし
資格スクエアワンクリック質問
(最大100回)
Zoom相談会 月1回
アガルート(フル)KIKERUKUN 100回AWESOME
コンサルティング
学習サポーター
バーチャル校舎

サポート面でのスタディングの位置づけを、正直にお伝えすると「質素」の一言に尽きます
質問チケットは30枚と少なめ(他社の3分の1)で、Zoom相談会のような同期型サポートも、バーチャル校舎のような仮想学校的機能も用意されていません。

ただ、これは「価格の安さの裏返し」として受け止めるべきポイントではないでしょうか。手厚いサポートを維持しようとすれば、講師やスタッフの人件費がかさみ、どうしても受講料に跳ね返ってきてしまいます。スタディングはこれを回避しているわけです。

また「自走できる中上級者にはサポート不要」という割り切りだと捉えれば、むしろサポートの簡素化は合理的な選択に思えます。

実際、中上級者になると、独学経験や他社受講経験を通じて「自分の質問の仕方」「テキストとの向き合い方」がある程度は確立しているはずです。質問が必要になる頻度そのものが、初学者と比べて少なくなるのが自然でしょう。

30枚というチケット数も、そうした中上級者の実態に照らして設定されたラインなのだと私は受け止めています。

一方で「人とつながりながら勉強したい」「直接相談できる相手がほしい」というタイプの方は、資格スクエアやアガルートのほうが満足度は高くなるはずです。

特にアガルートのバーチャル校舎は、自習室・講師との交流・学習相談がオールインワンで提供される手厚い仕組みです。学校に近い環境を重視する方は、価格との兼ね合いで判断なさってください。

なお、スタディングには「勉強仲間機能」というSNS型のサービスがあり、他の受講生と進捗を共有したり励まし合ったりすることはできます。リアルタイムの双方向性こそありませんが、「孤独を感じたときの心の支え」という役割はきちんと担ってくれます。

メリット

ここまでの口コミ・特徴・比較を踏まえ、スタディング中上級合格コースを受講することで得られる利点を3つの観点で整理します。

業界最安水準の受験経験者向け講座

中上級合格コースの最大のメリットは、何と言っても価格です。

価格メリットの整理
  • 44,000円(税込)という業界最安水準の受講料
  • 無料お試し登録で配布される10%OFFクーポンの適用が可能
  • 競合(資格スクエア169,400円・アガルート426,800円)と比べて圧倒的な低価格
  • クレジットカードの分割払いにも対応(12回まで)

価格が安いことの意味は、単なる「お得感」というレベルにとどまりません。すでに過去の挑戦で時間と費用を費やしてきた中上級者にとって、再挑戦に踏み出すハードルを下げてくれる重要な要素になります。

「これ以上、家計から大きな出費はできない」という現実的な制約を抱えた方でも、月々4,000円程度であれば検討の俎上に乗せやすいのではないでしょうか。

この価格設定は「再挑戦を諦めない」という選択を静かに後押ししてくれる力を持っています。何度も挑戦してきた方ほど、家族や周囲から「もうやめたら」と言われてしまうもの。

そんな状況で、年間4万円台という小さな投資であれば、家計への影響を最小限に抑えながら「もう一度だけ」と挑戦の機会を確保できるわけです。

この価格にはもう一つ、「失敗のコスト」を下げてくれる効果もあります。仮に次の受験で合格できなかったとしても、44,000円なら「金銭的に大きな損失だった」とは感じにくく、来年への精神的なダメージも限定的です。

再挑戦を続けていくうえで、心理的負担の軽さは想像以上に大きな意味を持つと私は思います。

スマホだけで完結する学習環境

中上級合格コースは「スマホで完結する」設計が徹底されています。

スマホ学習環境の特徴
  • WEBテキスト・講義動画・問題演習・記述添削のすべてがスマホで完結
  • 1動画5分から開始でき、スキマ時間に対応した短い単位
  • 動画は通常速・1.5倍速・2倍速で視聴可能
  • バックグラウンド再生対応(画面スリープ中でも音声継続)
  • 事前ダウンロード機能でオフライン再生も可能

社会人受験生にとって、スマホ完結型は「学習時間を捻出する力」を劇的に押し上げてくれます。通勤電車、昼休憩、子どもの寝かしつけ後のソファ、トイレ、入浴中、布団の中。これらすべてが学習の場になり得るわけです。

紙テキストや専用端末を持ち歩く必要がないため、「学習を始める前の準備」が限りなくゼロに近づくのも地味に効いてきます。

特にバックグラウンド再生機能は、家事や運転中の「目と手が空かない時間」を学習時間に変えてくれる頼もしい存在。

再挑戦組の多くは仕事と家庭の両立で時間に余裕がない方が中心ですから、こうした「ながら学習」の選択肢があるのとないのでは、年間を通した総学習時間に雲泥の差が出てきます

口コミでも繰り返し指摘されていた通り、スマホ完結型は「短い時間でも学習を続ける」という習慣形成と相性のよい設計です。

「今日はゼロにしない」という小さな積み重ねを実現しやすく、その積み重ねがやがて大きな合格力という形で花開いていく。そんな成長曲線が描きやすい環境なのです。

AI機能で弱点克服から記述対策まで

中上級合格コースには、スタディングの最新AI機能群がすべて標準搭載されています。

搭載されているAI機能
  • AI問題復習:合格者の復習パターン分析をもとに、最適なタイミングで復習問題を自動出題
  • AI実力スコア:現時点での予測得点を科目別・単元別に算出
  • AI記述添削:合格答練・合格模試の記述式答案を即時添削(チケット130枚)
  • AI検索・AI説明機能:キーワード検索とAI解説で疑問を即時解消

中上級者の学習で最ももったいないのは、「すでに身についている部分を繰り返し復習してしまう」ことだと私は考えています。何年も学習を続けてきた方の中には、得意分野で安心感を得るために不得意分野から無意識に目を背けてしまう傾向が少なからずあります。

AI実力スコアは、この自己欺瞞を許さない冷徹な指標です。「自分は本当はこの単元が弱い」という事実を数値で突きつけられることで、目を背けがちな部分にも正面から向き合えるようになります。

AI問題復習も、中上級者との相性は抜群です。何度も挑戦している方は、過去問のうち何問かを「答えだけ覚えている」状態になっている可能性があるもの。

AIがそうした「すでに正答できる問題」を自動で間引き、「忘れかけている問題」「定着していない問題」を優先的に出題してくれれば、復習の効率は飛躍的に上がっていきます

記述式についても、AI添削の即時性は中上級者の伸びを大きく左右するはずです。

記述式は「書いて初めて自分の実力が見える」科目。「書けるはずだったのに、いざ書いてみたら言葉が出てこなかった」という苦い経験は、中上級者なら誰しも一度は味わったことがあるでしょう。

AI添削チケット130枚あれば、合格答練・合格模試の記述式問題に対し、「書く→添削→書き直す」という反復サイクルを十分に回し切ることができます。

デメリット(注意点)

メリットだけでなく、率直にデメリットもお伝えします。受講後に「こんなはずではなかった」と後悔しないよう、事前に把握しておくべき注意点を整理します。

紙テキストが付属しない

中上級合格コースには冊子版テキストが付属しません。すべての教材はWEBテキスト(デジタル)で提供されます。

紙テキストに関する状況
  • 標準で付属するのはWEBテキストのみ(スマホ・PC・タブレットで閲覧可)
  • WEBテキストはフルカラー、メモ機能付き
  • スタディングの合格コース向けには冊子版オプション(19,800円)が存在するが、中上級合格コース購入者がこれを購入できるかどうかは公式サイト上で明示されていない

紙テキスト派の方にとっては、これは見過ごせないデメリットでしょう。紙には「全体を一望できる物理性」「マーカーや付箋で情報を構造化できる柔軟性」「目が疲れにくい」など、デジタルにはない強みがあります。

何年も紙ベースで学習してきた方が、急にWEBテキスト中心の学習スタイルへ移行すると、最初のうちは学習効率がガクッと落ちる可能性も否定できません。

とはいえ、これは多分に「慣れ」の問題でもあります。WEBテキストにはメモ機能・マーカー機能が用意されており、検索性に関しては紙より優れているくらい。

AI検索機能と組み合わせれば「あの論点はどこに書いてあったか」をキーワードで瞬時に呼び出せるため、紙時代よりも調べ物が早くなるケースも珍しくありません。1~2週間ほど使い込んでみると、デジタルならではの便利さに気づくはずです。

それでも紙でないと落ち着かないという方は、家庭用のA4プリンタで印刷する、コンビニ印刷を活用するという抜け道もあります。必要なページだけ印刷して紙で持ち歩く、というハイブリッド運用も現実的な選択肢になるでしょう。

中上級コースとしての合格実績がない

新設コースゆえの構造的な弱点として、中上級合格コース受講者の合格実績データはまだ存在しません。

合格実績に関する状況
  • 中上級合格コースは2026年度合格目標版が初出
  • 現時点では「中上級合格コース受講者の合格率」「合格者数」のデータは存在しない
  • スタディング行政書士全体の合格報告者数は「2025年度491名」と公表されているが、これは合格コース(初学者向け)を含む全コースの合計

新コースゆえの宿命とは言え、「実績データが見られない」というのは購入時の判断材料として大きな痛手です。「他にどのくらいの受講生が合格しているのか」「合格率は何%か」といった、講座選びの定番指標が使えない状態で決断を迫られることになるからです。

不安をやわらげる方法としては、無料お試し登録(初回講座の体験)の活用を強くおすすめしたいところ。実際の講義の雰囲気・テキストの質・学習システムの使い勝手を、購入前に自分の目と耳で確かめられます。

中上級者の方なら、5~10分の体験講義を見るだけでも「自分に合うかどうか」の感覚はかなりの精度でつかめるはずです。

質問チケットの上限は30枚

学習中に生じる疑問への対応として用意されている学習Q&Aサービスは、チケット制で30枚が上限です。

質問サービスの仕様
  • 学習Q&Aチケット:30枚(1チケット1問)
  • 回答者:講師
  • オンライン上でいつでも質問可能
  • 試験日の約2週間前~試験日当日はサービス利用停止期間あり

競合と比較すると、アガルート(KIKERUKUN 100回)・資格スクエア(ワンクリック質問100回)に対して、3分の1以下の枚数にとどまります。「分からないことがあったら気軽に質問したい」というスタイルの方には、少し心もとなく映るかもしれません。

もっとも、中上級者にとってこの30枚という枚数は、実は十分以上である可能性が高いと私は見ています。中上級者は基本的な知識がすでに身についているため、本当に質問が必要になる場面はそれほど多くないはず。

1ヶ月あたり2~3回程度のペースで活用すれば、試験までの約1年間を30枚の中でやりくりできるでしょう。

さらに、AI検索・AI説明機能を使えば、「わざわざ人に聞くほどではない」レベルの疑問はAIで解消できます。質問チケットは「AIでも解決できなかった本当に難しい質問」のために温存する。そんな運用に切り替えれば、30枚でもきっと対応できます。

それでもなお質問サポートの手厚さを最優先したい方は、質問回数100回のアガルート・資格スクエアを選ぶほうが精神的にも安心できるでしょう。学習スタイルとサポート量の最適なバランスは、やはり自分自身の価値観に照らして判断する必要がありますね。

合う人・合わない人

ここまでの内容を踏まえ、中上級合格コースが合う人と合わない人を整理します。あなた自身の状況と照らし合わせながら、購入判断の最終チェックにご活用ください。

スタディング中上級合格コースに合う人

こんな方に向いています
  • 行政書士試験の受験経験(1回以上)があり、基礎知識は一通り入っている
  • 過去の挑戦で費用を投じてきており、今回は予算を抑えて再挑戦したい方
  • スマホ・タブレット中心のデジタル学習に抵抗がない方
  • まとまった学習時間より、スキマ時間を積み上げる学習スタイルが性に合う方
  • 自分で学習計画を立てて自走できる
  • 記述式で点を伸ばせず悩んでおり、AI添削を活用した反復演習に取り組みたい方

中上級合格コースの設計思想は、まさに「自走できる中上級者」を対象に最適化されたものです。基礎知識の入門講義は思い切って省かれ、いきなり「5ステップ合格法」による知識再構築から始まる構成になっています。

「行政書士試験の枠組みは理解している」「主要な条文や判例は一通り頭に入っている」という前提に立てる方にとっては、無駄のない実戦的な学習環境だと感じるはずです。

とりわけ、過去に何度か受験して「あと一押し」のところで届かなかった方には、この講座はお勧めできます。

AI問題復習で苦手分野を炙り出し、AI実力スコアで成長を可視化し、AI記述添削で記述式の弱点を克服していく。この流れが、再挑戦組の伸び悩みに対する非常に直接的な処方箋になってくれるからです。

価格面のハードルが低いことも、再挑戦組にとって心理的な大きな後押しになるでしょう。

「今年こそダメだったとしても、来年もう一度挑戦できる経済的余裕を残せる」という安心感は、お金には換算できないほど貴重なもの。諦めないためのインフラを整えるという意味でも、44,000円というラインは絶妙だと私は評価しています。

他の講座が向いている人

こんな方には他社のほうが合うかも
  • 紙のテキストを使って書き込みながら学習したい
  • 講師に直接質問したり、対面・Zoom相談で励ましを受けたい方
  • 過去の経験から「自走するのが苦手」と感じている方
  • 大量のオリジナル予想問題で実戦感覚を磨きたい方
  • 受講料が多少高くても、サポートの手厚さを最優先したい

紙テキスト派の方や、直接的な人的サポートを重視する方には、アガルートの中上級カリキュラム/フル(税込426,800円)がおすすめです。

業界屈指のカリスマ講師による大量の問題演習に加え、バーチャル校舎・AWESOMEコンサルティング・KIKERUKUN(100回質問)など、サポート面が圧倒的に手厚い設計。「合格のためには費用を惜しまない」という覚悟の方には、最良の選択肢になり得ます。

「中間的なバランス」を求める方には、資格スクエアの森Tの中上級合格講座(税込169,400円)が有力候補になります。問いかけアウトプット講義を約140時間というボリュームで提供し、月1回のZoom相談会・ワンクリック質問100回という人的サポートも備えています。

価格はスタディングより高いものの、アガルートの半額以下で「インプットとアウトプットのバランス」を確保できる位置づけ。テキストありプランを選べば、紙のテキストも手元に届きます。

最終的にどの講座を選ぶかは、「価格・学習スタイル・サポート量」の3軸で自分の優先順位を整理することが決め手です。3社いずれも実力派ですから、ご自身のライフスタイルや学習観との相性で、しっくりくるものを選び取ってください。

最安値で受講する方法

受講料をなるべく抑えて中上級合格コースを始めたい方に向けて、現時点で確認できる主な割引情報をご案内します。

主な割引情報
  • 無料お試し登録:新規無料会員登録で受講料10%OFFクーポンが配布される(中上級合格コースにも適用可)
  • Wライセンス応援割:スタディングの他講座受講者が別講座を申し込む際の割引
  • 法人割引:5名以上のグループ申込で適用される割引

最も手軽に活用できるのは、無料お試し登録による10%OFFクーポンです。新規会員登録は無料で、登録するだけで受講料10%OFFのクーポンが発行される仕組み。

クーポン目当てで登録するのではなく、まずは無料体験講義で「自分に合うか」を確かめつつ、その流れでそのまま申し込むという使い方が自然だと思います。

スタディングは過去にも各種キャンペーンを繰り返し実施してきた実績があります。最新のキャンペーン情報については割引情報まとめ記事もあわせてご確認ください。

最後に割引と並んで押さえておきたいのが「教育訓練給付制度の対象外」という点。

一般教育訓練給付制度は中上級合格コースの対象外となっています。制度の受給要件・対象講座についての詳しい情報は厚生労働省の教育訓練給付制度のページでご確認ください。

よくある質問

ここでは、中上級合格コースに関してあなたが抱きそうな疑問にQ&A形式でお答えします。本文で触れきれなかった補足的な論点を中心にまとめました。

「合格コースとどう違う?」

中上級合格コースは「受験経験者の知識再構築」、合格コースは「初学者のゼロからのインプット」と、対象者と設計思想が大きく異なります。

具体的には、合格コースには「基本講座(150回・約50時間)」「過去問解法講座」「記述式解法講座」「スマート問題集」「セレクト過去問集」など、初学者向けの丁寧なインプット講座群が含まれます。

一方、中上級合格コースにはこれらが含まれず、代わりに「中上級講座135回」「13年分テーマ別過去問集」「合格答練」「合格模試」「横断総まとめ講座」という、知識再構築・実戦演習に特化したラインナップが用意されています。

価格は合格コース コンプリート(冊子テキスト付)が69,400円、中上級合格コースが44,000円と、25,400円の差があります。担当講師も異なり、合格コースは竹原健講師、中上級合格コースは白石さりな講師が担当します。

「行政書士試験を一度も学んだことがない」という方は合格コース、「過去に受験経験がある」という方は中上級合格コースを選ぶのが基本です。

「質問チケット30枚は足りる?」

中上級者であれば、30枚で十分に足りる可能性が高いと考えています。すでに行政書士試験の受験経験があり、基本的な制度や用語の理解は持っているからです。

本当に質問が必要になる場面は、「テキストの記述に納得がいかない」「問題の解説が分からない」など、ピンポイントな疑問に限定されることが多いはずです。月2問前後のペースで活用すれば、試験までの約12ヶ月間で30枚を使い切らずに済むでしょう。

それでも不安な方には、AI検索・AI説明機能の活用をおすすめします。「人に聞くほどではないが分からない」というレベルの疑問は、AIが用語解説や関連コンテンツの提示で解決してくれます。

質問チケットは「AIでも解決しなかった本当に難しい質問」のために温存するという運用にすれば、30枚でも余裕を持って使えます。

この記事のまとめ

スタディング行政書士講座 中上級合格コース 図解

スタディング行政書士講座 中上級合格コースは、受験経験者に向けて新たに立ち上げられた2026年度合格目標版の新コースです。

新コース固有の口コミがまだ存在しない状況の中で、本記事では姉妹コースである合格コースを再受講した中上級者の声を丹念に集めて分析し、スタディングというブランドが受験経験者にどう評価されてきたかを検証してきました。

口コミから浮かび上がってきたのは、「独学から乗り換えて合格」「他社から乗り換えて合格」「2年目以降に記述で覚醒」という再挑戦組の3つの成功パターンでした。共通していたのは、やり方を根本的に変えるための選択肢としてスタディングが機能していたこと。

スマホ完結型のアクセスのしやすさ、AI機能による継続支援、そして手頃な価格による経済的な持続可能性。この3つが噛み合うことで、再挑戦の成功が静かに支えられていたのだと私は感じています。

新設の中上級合格コースは、44,000円という業界最安水準の価格設定でありながら、AI問題復習・AI実力スコア・AI記述添削など、再挑戦組が切実に必要とする機能をしっかり備えています。

新設ゆえに合格実績データや白石講師への評価がまだ存在しないという不安要素はあるものの、無料お試し登録で講義の雰囲気を事前に確認しておけば、購入判断の不安はかなり和らぐはずです。

何度挑戦しても届かなかった行政書士試験。その分厚い壁を越えるために本当に必要なのは、追加の根性論ではなく、「やり方を変える」という冷静な決断なのかもしれません。

今年こそ合格を掴み取りたいあなたにとって、この記事がほんの少しでも背中を押す材料になれば嬉しいです。

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