宅建試験に独学で一発合格した宅建士Kiryuです(*^o^*)
今回は女性が宅建の独学をする際の「強み」と「注意点」についてお話しします。
私は男性ですが、女性の受験生を観察していて「ここは女性の強いところだな」「女性はこういったところを気を付けたほうがいいな」と感じることがいくつかあります。
この記事ではそれらをまとめていきます。
もちろん、全ての女性に当てはまるのではなく、あくまで私が見聞きした範囲で「女性にはこういう傾向がありそうだ」と判断した内容です。
これから宅建試験の独学を始めようとしている女性がこの記事を読むと、スムーズに学習を進めていくヒントが得られると思います。
ぜひ参考にしてみてください。
女性が宅建の独学をする際の「3つの強み」
女性が宅建試験の独学をする場合、強みになるのは次の3点です。
- 言語能力を活かせる
- 現実主義で、コツコツと物事を進められる人が多い
- 男性よりも学習時間の確保がしやすい
以下でもう少し詳しく説明していきます。
言語能力を活かせる
女性が宅建試験の独学をする際の強みの1つめは、「言語能力を活かせる」ことです。
言語能力を活かせるといわれても、いまひとつピンと来ないかもしれません。
まず、「男性よりも女性のほうが言語(ことば)に関する能力に優れている」とか、「脳の言語に関係する部分は女性のほうが発達している」といった話は、あなたも聞いたことがあると思います。
私たちの体感としても、一般的に女性のほうが人とコミュニケーションをとるのが上手いですよね。
* * *
さて、「女性のほうが言語能力に優れている」ということを話題にするとき、話し言葉が念頭に置かれていることが多い気がします。
でも、実は「書き言葉」に関する読解力の面でも、女性のほうが優れていることを示唆するデータがあります。
上記リンク先によれば、調査対象となったすべての国で、15歳女性のほうが15歳男性よりも優れた読解力を示したとのこと。
女性は「書き言葉を読んで理解する」、つまり「読解」についても得意な傾向がありそうです。
* * *
以上を踏まえて宅建試験について考えてみましょう。
宅建試験は、法律系国家試験です。過去問を見たことがある人はわかりますが、長文の問題文や選択肢を読み込んで、理解する必要があります。
込み入った内容の文章を理解するという面で、女性の読解力の高さを活かせるわけです。
設問で問われている内容を正確に読み取ることができれば、当然ですが得点しやすく、合格に結びついていくと言えます。
そして実際に女性が男性よりも得点しやすいことを示すかのように、「実は宅建試験の合格率は毎年女性のほうが高い」という事実があります。
もっとも、「女性のほうが合格率が高い」ことに関しては他にも色々な解釈が可能で、女性の言語能力の高さが主たる要因だと即断することはできません。
とはいえ、女性の言語能力の高さが得点につながっていると考えること自体に無理はありませんので、合格率向上に一定の貢献をしていると考えて良いでしょう。
以上のことから、「言語能力を活かせる」ことは、女性が宅建試験の独学をする際の強みのひとつだと言えます。
現実主義で、コツコツと物事を進められる人が多い
女性が宅建試験の独学をする際の強みの2つめは、「現実主義で、コツコツと物事を進められる人が多い」ことです。
これは私の印象に基づいた話で、ソースなどが一切ない話なので恐縮ですが、女性のほうが現実主義的かなと思っています。
女性は将来の自分の社会的地位や年収について敏感で、必要とあらば計画的に、少しずつ努力していくことをいとわない方が多いのかなと。
そして「女性は計画的に、少しずつ努力していくことをいとわない」という推察が正しいとすれば、女性は宅建試験の独学に向いていると言えます。
なぜなら、宅建試験に合格するには300時間もの学習が必要だと言われているからです。
300時間という数字は、毎日2時間半勉強しても、4ヶ月ほどかかってようやく達成できる時間です。
かなりの長期戦なんですね。
ここで女性がその特性を発揮すれば、地道な努力によって必要な学習時間が達成されていき、合格が手に入りやすくなると考えられます。
男性よりも学習時間の確保がしやすい
女性が宅建試験の独学をする際の強みの3つめは、「男性よりも学習時間の確保がしやすい」ことです。
一般的に、女性のほうが男性よりも職場から帰宅する時間が早いですよね。
実際、残業時間は男性が女性の1.6倍という調査結果もあるようです。
また、たとえば職場関連の飲み会等の会合でも、女性が早く切り上げることは男性に比べ容認されやすいと思います。
もちろん、家事・育児をするためにイヤでも早く帰る必要があるのだという女性も多いでしょう。
一方で、単純にアフター5を重視していて、夕方から夜にかけての時間を楽しんでいるという独身女性も多くいると思います。
いずれにしても、男性に比べると女性のほうが仕事で拘束される時間が短い傾向にあるということは確かです。
とすれば、学習時間の確保の自由度は、どちらかというと女性のほうが高くなりやすいと考えられます。
先にもお伝えしたように、宅建試験の合格のためには毎日数時間の学習を数か月間続けるという積み重ねが欠かせません。
受験生は皆必死に時間を捻出するわけですが、この点、女性のほうが男性よりもやや有利だと言って良いのではないかと思います。
女性が宅建の独学をする際の「2つの注意点」
女性が宅建の独学をする場合、男性だと気にしなくてもよいような独特の側面があり、注意が必要です。
具体的には、次の2点を指摘できます。
- 男性よりも楽しみが多いため、慎重な学習管理を要する
- 体調が最悪だったとしても合格点を取れるような対策が必要
以下で詳しく見ていきましょう。
男性よりも楽しみが多いため、慎重な学習管理を要する
女性が宅建の独学をする場合に注意するべきことの1つめは、「男性よりも楽しみが多いため慎重な学習管理を要する」ことです。
私は男性なので、はたから女性を見ていて思うのですが、世の中は女性のほうが楽しめることが多くてうらやましいです。笑
ショッピングセンターや地下街にいくと、女性向けのショップの数が圧倒的に多いなと感じます。
美容全般、服飾全般はもちろん、ヨガやスパなどの健康系施設や、飲食店なども女性向けのものがとても多い。
もちろん、女性の中には「化粧とかヒールとか、男よりずっと面倒なことも多いんだよ!」という主張もあると思います。
それはそれとして理解した上で、それでも女性のほうが楽しみが多いということもまた真実なのかな、と考えています。
とすれば、宅建試験の独学という観点からすると、「女性のほうが誘惑が多く、学習が妨げられやすい」ということでもあるわけです。
宅建の勉強を開始しても、「そういえば、あのお店に行かなきゃ」「そうそう、買ってきたあの服も一度着てみなきゃ」みたいになりやすい。
これが続くと、思うように勉強が進まないという困った事態になりかねません。
したがって、女性が宅建の独学をする場合には、いつ・どのくらい勉強する(した)といった学習管理を、意識的にやっていく必要があるでしょう。
ちなみに、フォーサイト宅建士講座という通信講座の受講生専用アプリを使うと、学習スケジュールを自動的に作成できます。
自動作成されたスケジュールに沿って勉強をしていけば自然に学習が完了するので、学習進捗の管理の面でかなりの威力を発揮します。
「そういうアプリを使って学習を管理するのも良いかも」と思った方は、次の記事で詳細を確認するか、公式サイトの情報をチェックしてみてください。

体調が最悪だったとしても合格点を取れるくらいの用意が必要
女性が宅建の独学をする場合に注意するべきことの2つめは、「体調が最悪だったとしても合格点を取れるくらいの用意が必要」です。
「どんなに体調管理をしていても、周期的に具合が悪くなりやすい」「周期的といっても、いつ頃具合が悪くなるのかはおおざっぱな予想しかできない(予想が外れることも珍しくない)」という女性は多いと思います。
私は女性のパートナーと5年以上同居していることもあり、そのことを実感しています。
一方で、現行の宅建試験は残念ながらそのような女性側の事情は考慮されておらず、試験日が10月中旬の日曜日に固定されています。
したがって、女性の場合、心身ともに調子のよい状態で試験当日を迎えられるかは、全くの運次第という不利な現実があると言えます。
(私は、このような状況は何かしらの形で是正されるべきだと考えていますが、残念ながらこの問題が解決されるのは当分先になることでしょう)
このような中で女性が取りうる対策は、「試験当日にどんなに体調が悪かったとしても合格点以上の点数が取れるよう、十分なトレーニングを積んでおく」ということになると思います(もちろん薬学的な対策もありますが、それを除いた場合)。
女性は試験日のコンディション悪化に備えて余分に勉強しなければならないということになり、理不尽な話ではあるのですが、現状できる有効な対応方法として意識していただければと思います。
具体的な解決策として、私は「合格点を狙うのではなく、合格点を大きく超えた点数を狙う」のが良いと思っていて、そうするには予想問題集(予想模試)を取り入れた学習が効果的だと考えています。
次の記事を参考にしてみてください。


この記事のまとめ
今回は、女性が宅建の独学をする際の「3つの強み」と「2つの注意点」についてお話ししました。
ポイントを改めてまとめると、まず「3つの強み」は次の通りです。
- 言語能力を活かせる
- 現実主義で、コツコツと物事を進められる人が多い
- 男性よりも学習時間の確保がしやすい
「2つの注意点」としては次のことを指摘しました。
- 男性よりも楽しみが多いため、慎重な学習管理を要する
- 体調が最悪だったとしても合格点を取れるくらいの用意が必要
以上参考になれば嬉しいです。
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