宅地建物取引士試験ってどんな試験?合格率・難易度・解答速報サイト等まとめ

「宅建士試験ってどんな試験なの?」

「宅建士試験の難易度は? 合格率は何パーセント? どんな問題が出るの?」

「解答速報サイトなどの役立つサイトを教えて!」

宅建士試験を攻略するために、まずは全体像を把握したいというその気持ち、とても大切だと思います。何か高いハードルを超えなければならないとき、ただ闇雲にそのハードルに向かって走っていくとうまく飛べずケガをしてしまうかもしれません。事前にそのハードルの高さを測っておいたり、何割の人が無事飛び越えられたのかを調べておく等、その試練の全容を知ることで自分が飛ぶときの対策を立てられます。宅建士試験も同じです。

前回の記事で「宅地建物取引士」という資格そのものについてご説明しました。今回は「宅地建物取引士試験」について詳しくご紹介したいと思います。試験そのものがどのような内容で、どんなスケジュールで実施されているのかなど、これから受験する人は決して見逃せない必須情報ばかりです。

この記事を一読していただくと、あなたに次のようなメリットがあります。

  • 宅建士試験の概要が分かる
  • 宅建士試験の合格率や難易度、出題範囲等、基本的な情報が分かる
  • 宅建士試験に関係する有益なサイトが分かる

この記事は、あなたが受験を決意した日から合格発表日に至るまで、何度も何度も役にたつような内容になっています。記事をブックマークしていただけると、今後、同じ情報を検索する手間が省けますので効率的です。もし「もっと多くの人にこのページの存在を知ってほしいな~」と思っていただけたら、SNSでシェアしていただけると管理人が喜びます(^^)

合格を手にするその時まで、ふるってご活用ください!

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宅建士試験って何? 日程は?

宅建士試験は、不動産取引の法律の専門家であることを証する国家資格「宅地建物取引士」に関する試験です。合格すると、宅地建物取引士として登録するための主要な要件が満たされます。試験合格は宅建士になるための最も難しい条件であり、これを突破して諸手続きを済ませると晴れて宅建士を名乗ることができます。

宅建士試験は年に1回の実施です。10月の第3日曜日を本試験日とするのが定例化しています。合格発表はその約1ヶ月半後の水曜日です。私も経験したので分かるのですが、受験する人にとってこの「本試験日から合格発表までの期間」は人生でもっとも長い1ヶ月半になります…。それはそうと、平成30年度の試験日程は次の通りです。

実施内容 実施日
ネット申込み 2018年7月2日(月)から
2018年7月17日(火)まで
郵送申込み 2018年7月2日(月)から
2018年7月31日(火)まで
本試験 2018年10月21日(日)
合格発表 2018年12月5日(水)

宅建士試験の実施団体は「一般財団法人 不動産適正取引推進機構」、略称RETIOです。宅建士試験の公式情報はRETIOのウェブサイトを確認するのが最も確実です。インターネット申込みの窓口もこちらになっています。

どんな問題がどのくらい出るの?

宅建士は不動産取引の法律に関する資格なので、試験でも不動産取引の法律に関する出題があると考えてもらえればOKです。そう言われてもいまひとつピンと来ないかもしれませんね。そこで、試験実施機関RETIOのウェブサイトから、平成29年度第1問を抜粋してみます。

【問1】代理に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。

  1. 売買契約を締結する権限を与えられた代理人は、特段の事情が無い限り、相手方からその売買契約を取り消す旨の意思表示を受領する権限を有する。
  2. 委任による代理人は、本人の許諾を得たときのほか、やむを得ない事由があるときにも、復代理人を選任することができる。
  3. 復代理人が委任事務を処理するに当たり金銭を受領し、これを代理人に引き渡したときは、特段の事情がない限り、代理人に対する受領物引渡義務は消滅するが、本人に対する受領物引渡義務は消滅しない。
  4. 夫婦の一方は、個別に代理権の授受がなくとも、日常家事に関する事項について、他の一方を代理して法律行為をすることができる。

この問題は、民法で定められた「代理」という制度に関する出題です。不動産取引と民法に何の関係があるの?と思われるかもしれませんが、不動産の取引というのは「契約」の一種であり、契約の基本的なところを幅広く定めているのが民法なのです。もちろん実務でも民法のことを考える機会がありますよ。

上記の問題は「誤っているものを選べ」という指示になっています。選択肢を検討すると、1・2・4は正しく、誤っているものは「3」なので、「3」を選ぶと正解です。はじめて宅建士試験の問題を見た人は「難しいな…」と感じると思います。ですが、この問題は宅建士試験としては普通レベルの問題ですし、あなたも宅建士試験の学習を続ければこの問題が解けるようになります。不安に思わなくても大丈夫です!

宅建士試験は、上記のように文章を読んで4つの選択肢から1つを選ぶ四肢択一・マークシート形式の試験です。全部で50問出題され、1問1点、50点満点となります。出題分野と出題個数は例年ほぼ一定で、次のような構成です。

出題分野 出題個数
民法(権利関係) 14問
宅建業法 20問
法令上の制限 8問
税・その他 8問
合計 50問

ちなみに、本試験の制限時間は2時間(120分)です。1問あたり2分で解くと50問で100分かかります。100分で解き終わったら、残りの20分で見直しをしたり、飛ばした問題を回答したりする、というのがおおざっぱな時間配分になります。

合格率と難易度

宅建士試験は、国家資格の中では相当な人気資格です。毎年20万人の人が受験しています。20万人というと、東京都台東区の人口とだいたい同じくらいです。だから何だよ、って話ですが…(≧▽≦)

他方、合格者は例年3万人程度となっています。20万人に対する3万人なので、合格率は15%前後というところです。そう言われてもイメージがつきにくいかもしれませんね。私がよく使っている例えは次のものです。「学校で自分のクラスが40人だったら、そのうち上位6人が合格」。分かりやすいでしょ?

過去数年分の合格率の推移を下の表にまとめました。

年度 合格率
2012(平成24) 16.7%
2013(平成25) 15.3%
2014(平成26) 17.5%
2015(平成27) 15.4%
2016(平成28) 15.4%
2017(平成29) 15.6%

数値の出典はこちら。

宅建士試験の難易度は?というのもよく聞かれる話題ですが、実際に受験して合格した私が持っている印象はこうです。「勉強が好きな人または得意な人は、少し頑張れば独学で合格できる」 「それ以外の人は、独学で合格しようと思うと結構つらいので、通信講座や通学講座を選ぶのが精神的にも時間的にも有益」。

独学する場合、必要な学習時間は300時間くらいであると言われています。まずは試験日までにそれだけの学習時間を確保できるか、というのが難易度を左右するポイントになるでしょう。フルタイムで働いている人の場合、毎日勉強したいと思っても現実には難しい場合が多いので、少しお金を使って講座を利用したほうが勉強時間が短くて済むので、合理的だと思います。

難易度を左右しうるポイントとしてもう1点指摘したいのは「試験の一部免除制度」です。これは宅地建物取引業に一定期間従事したことを証明できる場合に、講習を受ければ試験を5問免除しますよ~という、業界人にだけ認められた特権制度です(笑)講習といっても2ヶ月の通信教育と2日間のスクーリングがあるので、作業量は結構あります。でも確実に5点ゲットできるわけなので、受けられる人は受けたほうが良いでしょう。

合格基準(ボーダー)

宅建士試験の合格基準点は年度ごとに変動します。しかも基準点は事前ではなく事後、つまり合格発表時に初めて発表されます。これは要するに、試験を実施した後、受験した人の得点分布を偉い人々が確認して、上位3万人が入っている範囲を合格基準点にするためです。

過去数年間の合格基準点を下の表にまとめました。

年度 合格基準点
2012(平成24) 33点
2013(平成25) 33点
2014(平成26) 32点
2015(平成27) 31点
2016(平成28) 35点
2017(平成29) 35点

数値の出典はこちら。

宅建試験は50点満点ですので、毎年、満点の7割前後がボーダーになっていると考えておけば良いでしょう。ちなみに、合格しようがするまいが、自分がとった点数を試験実施団体が教えてくれることはありません(試験制度としてどうなの?と思いますが…)。なので、受験生は本試験を受ける際、後で自己採点できるようにメモをとっておくのが一般的です。

過去問を閲覧できるサイト

宅建士試験は過去問が重要であるという話を聞いたことがある人もいるでしょう。実際、あなたの試験勉強でもかなりのウェイトを過去問演習が占めることになると思います。そんな位置づけの過去問ですが、実は公式サイトで直近10回分程度の過去問が公開されています。

その他、有志の過去問サイトがいくつもあります。次の記事でそれらをまとめていますので、必要な方はどうぞ。

厳選!無料で使える宅建過去問サイト7個をまとめて紹介
宅建の確実な合格のためには、過去問は100%に近い正解率で解けるようになることが必須です。 過去問を利用する場合、原則としては「市販の過去問を購入すること」を私はオススメしています。 ですが、インターネット上には...

注意点として、ネット上で無料で手に入る過去問は、解答・解説がついていなかったり、解答・解説があっても最新の法律には対応していなかったりします。そのため、宅建士試験の学習用に使うべきではありません。過去問を使って勉強する際は、市販の独学用過去問題集や通信・通学講座で提供されているものを利用するようにしましょう。

解答速報サイト

実は宅建士試験当日の夜から翌日頃にかけては、一種の「お祭り騒ぎ」になります(≧▽≦) というのも、各予備校が競って解答速報を作成し公開するからです。予備校によっては会場を借り切って「速報会」を実施し、その様子をネット上にライブ動画で流していたりもします。要は、予備校のプロモーションのひとつですね。

解答速報の多くは、ネット上で誰でも閲覧できる形で公開されます。自己採点をする際にありがたく利用させてもらいましょう。予備校によって解答が異なる場合もあるので、複数の速報を見比べるのがコツです。

以下、宅建士試験の解答速報提供サイト、および公式の解答掲載ページを列挙してご紹介します。

LEC

大手資格対策予備校のLECは、宅建試験の解答速報を毎年作成・公開しています。

LECの解答速報は、下記ページにてご確認ください。

フォーサイト

資格対策講座のフォーサイトは、宅建試験の解答速報を毎年作成・公開しています。

フォーサイトの解答速報は、下記ページにてご確認ください。

資格スクエア

資格対策講座の資格スクエアは、宅建試験の解答速報を毎年作成・公開しています。

資格スクエアの解答速報は、下記ページにてご確認ください。

クレアール

資格対策講座のクレアールは、宅建試験の解答速報を毎年作成・公開しています。

クレアールの解答速報は、下記ページにてご確認ください。

日建学院

資格対策予備校の日建学院は、宅建試験の解答速報を毎年作成・公開しています。

日建学院の解答速報は、下記ページにてご確認ください。

住宅新報社

住宅関連の情報を扱う出版社住宅新報社は、宅建試験の解答速報を毎年作成・公開しています。

住宅新報社の解答速報は、下記ページにてご確認ください。

資格の大原

資格対策講座の資格の大原は、宅建試験の解答速報を毎年作成・公開しています。

資格の大原の解答速報は、下記ページにてご確認ください。

ユーキャン

資格対策講座のユーキャンは、宅建試験の解答速報を毎年作成・公開しています。

ユーキャンの解答速報は、下記ページにてご確認ください。

TAC

資格対策予備校のTACは、宅建試験の解答速報を毎年作成・公開しています。

TAC の解答速報は、下記ページにてご確認ください。

大栄

資格対策講座の大栄は、宅建試験の解答速報を毎年作成・公開しています。

大栄の解答速報は、下記ページにてご確認ください。

九州不動産専門学院

不動産関連資格専門の対策予備校九州不動産専門学院は、宅建試験の解答速報を毎年作成・公開しています。

九州不動産専門学院の解答速報は、下記ページにてご確認ください。

公式の解答

試験実施団体である不動産適正取引推進機構により、公式の解答が毎年公表されています。

下記ページをご確認ください。

Twitter・2ch・YouTube動画検索

宅建士試験に関する情報は、ツイッター2ちゃんねる、YouTubeでも手に入れることができます。特に試験当日の夕方頃からはこちらもお祭り状態。あまりにも盛り上がるので、眠れなくなります(≧▽≦)

実際に受験した人の感想や、不適切問題に関する情報など、最新の話題を知りたい方は、下記のツイッター・2ちゃんねる検索用リンクを使用してみてください。

参考 Twitterで「宅建」を検索

参考 2ch(新名称:5ch)で「宅建」スレを検索

個人や企業の解説動画等を閲覧したい場合は、下記のYouTube検索用リンクを使用してみてください。

参考 YouTubeで「宅建」を検索(新着順)

予想合格点

試験後は、各予備校等が予想合格点を発表するのが恒例となっています。予想合格点は、試験翌日から2週間後くらいまでの間に発表されることが多いです。ここではその主なものをまとめています。

【平成30年度の予想合格点】

予備校等名 予想合格基準点
日建学院
LEC
資格の大原
TAC
大栄
九州不動産学院

以下は過去の予想合格点と実際の合格基準点についての資料です。

【平成29年度の予想合格点】

予備校等名 予想合格基準点
日建学院 34±1
LEC 34±1
資格の大原 33-34
TAC 34±1
大栄 33
九州不動産学院 33 or 34

平成29年度は上記の予想合格点が発表されました。その後発表された公式の合格基準点は「35点」。この年は35という数値を出した予備校が無く、やや予想が難しい年になったようです。

【平成28年度の予想合格点】

予備校等名 予想合格基準点
日建学院 34±1
LEC 35±1
資格の大原 36±1
TAC 35±1
大栄 35
九州不動産学院 35 or 36

平成28年度は上記の予想合格点が発表されました。その後発表された公式の合格基準点は「35点」。大栄の予想が的中しました!

合格発表サイト

合格発表はウェブサイト上でも行われます。平成30年度の合格発表は12月5日水曜日、午前9時30分からです。下記ページに合格者の受験番号が掲載される予定です。

(発表日の午前中はアクセス過多で見れない可能性もかなりあります。その場合は諦めて午後にもう1度見てみてください。その頃にはアクセスが落ち着いて、問題無く閲覧できるようになっているはずです。)

この記事のまとめ

以上、宅建士試験の概要や基本データを確認し、宅建士試験に関連するウェブサイトも合わせてご紹介しました。この記事の内容をまとめておきます。

  • 宅建士試験は年1回実施される国家試験であり、宅建士になるための大切な要件のひとつである。
  • 宅建士試験の合格率は15%前後で、1クラス40人であれば上位6人というイメージである。独学でも合格できる試験だが、勉強が好きでない人は通信講座・通学講座等を利用したほうが効率が良い。
  • 宅建士試験の過去問をまとめたサイトや、解答速報を提供しているサイト、合格発表サイトがある。

この記事に含まれている情報とリンクは、宅建士試験の受験前や受験後に繰り返し必要になるものばかりだと思います。あなたが試験に合格する日まで、少しでも助けになれば幸いです。「他にもこんな情報をまとめて欲しい!」などの要望があったら、ぜひ教えてくださいね。

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