宅建試験の合格点の推移は?2021年の予想合格点を知る方法も解説

宅建試験の合格点の推移は?2021年の予想合格点を知る方法も解説

宅建試験一発合格済みの宅建士Kiryuです。

今回は宅建試験(宅地建物取引士資格試験)の「合格点」とその推移、そして「予想合格点」について解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

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宅建試験の合格点とは

宅建試験の合格点とは、試験合格・不合格の基準となる点数のことです。「合格基準点」「合格点」とも呼ばれます。

宅建試験は現在「全50問、50点満点」の試験です。そして合格点は一定ではなく、年によって変わります。

たとえばある年の合格点が「35点」であれば、35点以上の受験者は合格し、35点未満の受験者は不合格。来年は35点とは限らない…というわけです。

例年、本試験が終わった後は「今年の合格点は何点?」という話題が大きな関心を集めています。

以下、合格点に関する各種の疑問に答えます。

2020年までの合格点の推移は?

宅建試験が現在と同じ「全50問、50点満点」になった1981年(昭和56年)以降、2020年度までの合格点の推移は以下の通りです。

宅建試験 合格点の推移

実施年度合格点
1981年(昭和56年)35
1982年(昭和57年)35
1983年(昭和58年)30
1984年(昭和59年)31
1985年(昭和60年)32
1986年(昭和61年)33
1987年(昭和62年)35
1988年(昭和63年)35
1989年(平成元年)33
1990年(平成2年)26
1991年(平成3年)34
1992年(平成4年)32
1993年(平成5年)33
1994年(平成6年)33
1995年(平成7年)28
1996年(平成8年)32
1997年(平成9年)34
1998年(平成10年)30
1999年(平成11年)30
2000年(平成12年)30
2001年(平成13年)34
2002年(平成14年)36
2003年(平成15年)35
2004年(平成16年)32
2005年(平成17年)33
2006年 (平成18年)34
2007年(平成19年)35
2008年(平成20年)33
2009年(平成21年)33
2010年(平成22年)36
2011年(平成23年)36
2012年(平成24年)33
2013年(平成25年)33
2014年(平成26年)32
2015年(平成27年)31
2016年(平成28年)35
2017年(平成29年)35
2018年(平成30年)37
2019年(令和元年)35
2020年(令和2年)10月試験38
2020年(令和2年)12月試験36

上のグラフから次のことがわかります。

  • 直近約40年間では、宅建試験の合格点は30点から36点の幅にほぼ収まっている(30点を下回ったのは2回だけ。36点を上回ったのは2回だけ)
  • 2019年まで明確な上昇傾向・下降傾向はみられず、「30点から36点の幅」を行ったり来たりしていた
  • 2020年10月試験で過去最高の38点が記録されたことから、やや上昇傾向と判断できる
  • 出現頻度で見ると、最も多く現れた合格点は33点(9回出現)および35点(9回出現)である

結局、満点のうち何割の正答率があればいいの?

「宅建試験に合格するには50点満点中7割(35点)の正答率があれば良い」と言われることが多いです。

とはいえ合格点は毎年異なり、35点より高い年もあります。

8割(40点)以上得点できれば合格はほぼ確実ですが、宅建試験で40点以上を成績を出すにはかなりの勉強が必要です。

科目ごとの合格点は?

宅建試験は「宅建業法」「民法(権利関係)」「法令上の制限」「税・その他」の4科目から出題されますが、科目別の合格点は特に設定されていません。

なので、たとえば「税・その他」が0点であっても、他の3科目の合計で合格点以上の点数が取れていれば合格します。

2021年度の合格点はいつわかる?

正式な合格点は例年、合格発表日の午前9時半以降、試験実施団体(不動産適正取引推進機構、通称RETIO)のホームページで確認できます。

* * *

なお、正式な発表よりも9時間ほど前の深夜0時頃、住宅系の新聞社の公式サイトまたはSNSで「合格点の速報値」が発表されることがあります。

合格点の速報値を知りたい場合は下記リンク先をチェックしておきましょう。

ただし毎年必ず速報値が発表されるわけではないので、上記をチェックしていても空振りに終わる可能性もあります。

INFO

この「速報値」がどのような性質のものかは、あまり明らかになっていません。

おそらく、試験実施団体から住宅系新聞社に対して合格点の事前通知があるのでしょう。そして、その情報解禁日が試験当日(0時)に設定されているということなのではないかと思います。

合格点の決め方は?

宅建試験の合格点は、得点順で上位3万人程度が合格者となるように決められます。

おおむね次のような決め方をイメージしていただければOKです。

  1. 宅建試験が終了し、約20万人の受験生の答案が回収・採点される
  2. 採点結果に基づき、受験生の受験番号を得点の高い順に並べ替える
  3. 合格点を40点と仮決めする。そうすると合格者が1万人くらいしか出ないので、合格点を下げる
  4. 仮の合格点を少しずつ下げていって、最終的に合格者が3万人程度となるような点数を見極め、それを正式な合格点として決定する

5問免除者の合格点は?

登録講習を受講した5問免除対象者の合格点は、一般受験者の合格点から5点引いた点数です。

たとえば一般の受験者の合格点が35点であれば、5点引いた「30点」が5問免除対象者の合格点となります。

予想合格点とは

宅建試験の予想合格点とは、資格スクールや通信講座が本試験後に発表する「合格点の予想」です。

予想合格点は試験当日中か、遅くとも翌日頃には発表されます。

どうやって予想するのか

「えっ!合格点の予想なんてできるの!?」と驚いてしまうかもしれませんが、「その年の試験問題」と「多数の受験生の回答情報」があれば、統計学的に可能です。

「その年の試験問題」は、本試験終了後、試験実施団体のサイト等で公開されます。

「受験生の回答情報」というのは、受験生がどの問をどの選択肢で解答したかという情報のことです。

どうやって回答情報を収集するかというと、宅建試験の時期になるとよく目にする「自動採点システム」がわかりやすいかなと思います。

試験後に、色々なスクール・通信講座が「自動採点システム」を提供して受験生に利用を呼びかけます。

受験生はシステムに自分の回答を入力して自動採点の結果を受け取るのですが、その裏でスクール・通信講座は受験生たちの回答情報を手に入れて、合格点の予想に使っているのです。

予想は当たるの? 的中率は?

予想を的中させるスクール・通信講座は毎年いくつもあります。

特に受験生の回答情報を得やすい大手スクール(LEC・TACなど)が出した予想の的中率は、そこそこ高いです。

といっても、多くのスクール・通信講座が「35±1点」という具合に幅を持たせた予想をするので、その幅の中におさまるという意味での「的中」です。

(幅の無い予想を出す予想を出すスクール・通信講座も無くはないのですが、残念ながら外れることが多いように見えます。)

2021年の予想合格点を知る方法

例年、資格スクール・通信講座は、宅建試験の予想合格点を「解答速報」と合わせてウェブサイト等で配信します。

主要な速報サイトを次の記事でまとめています。最新年度の予想合格点を知るために、ぜひチェックしてください。

2021年度 宅建試験 解答速報サイトとSNS検索&関連書籍
宅建試験の解答速報サイトとSNS検索用リンクのまとめです。開業・実務に関する書籍も取り上げています。

予想合格点について私が思うこと

個人的には、宅建を受験するなら予想合格点で出てくるような数字を軽く上回るくらいの点数を取れるように、十分な学習をした上で試験に臨むのが一番良いと思います。

というのも、予想合格点はスクール・通信講座ごとにばらついてしまうものです。

ということは、あなたがもし予想合格点前後の点数しかとれなかった場合、本試験後から合格発表日まで毎日毎日各スクール・講座の予想合格点を見て「自分は合格できているのか?できていないのか?」と悶々と過ごすことになります。

そんなのイヤじゃないですか?

むしろ、自己採点を終えた瞬間に「この点数ならどう考えても合格している!」と確信したくはないでしょうか。

合格を確信できれば、合格発表日までとても明るく前向きな気持ちで過ごせます。

実際、私は試験当日の夜に自己採点をして50点満点中40点とれたことがわかったので、その後は精神的にかなり楽でした。

私自身が取り組んだ勉強法は次の記事で詳しくお伝えしています。ぜひ参考にしてみてください。

一発合格できた!私のおすすめ宅建独学勉強法&高得点で勝ち抜くコツ
【宅建士合格ブログ】宅建試験に独学一発合格した私が、おすすめの勉強法や反省点、高得点を取るコツを詳しくお伝えします。
宅建の勉強時間は?一般的な目安と独学合格した私の推奨時間
【宅建士合格ブログ】宅建試験の合格に必要な勉強時間について、「世間一般で言われている目安」と「完全初心者の状態から独学し一発合格した私の推奨時間」とをお伝えします。

よくある質問

宅建試験の合格点と予想合格点に関連したよくある質問に答えます。

そもそも宅建の合格ってすごいの?

「宅建試験の合格がすごいと言える理由」もあれば、「宅建試験の合格はすごくないと言える理由」もあります。

次の記事で私の意見とともにお伝えしていますので、ぜひ読んでみてください。

宅建試験の合格はすごい?すごくない?それぞれの理由と、独学一発合格した私の意見
【宅建士合格ブログ】宅建試験の合格はすごいものなのでしょうか?肯定できる理由と否定できる理由を確認した後、一発独学合格した私が現在感じていることを語ります。

宅建試験の合格率は何%? 低い理由は?

宅建試験の合格率はざっと15%前後であり、政策的な理由によって低く抑えられています。

もう少しかみ砕いていうと、国は「きちんと勉強したトップクラスの知識を持つ人々だけを宅建士として認めよう」と考えています。

そのため、毎年15%前後という低いところに合格率が設定されているんです。

より詳しくは次の記事で解説しています。ぜひ読んでみてください。

宅建試験の合格率は?【60年間の推移と現在】
【宅建士合格ブログ】宅建試験の合格率をグラフ・表でわかりやすく示しています。昭和・平成から令和にかけての合格率の推移や、各種講座の合格率、5問免除対象者の合格率、女性の合格率なども紹介。

合格発表日に自分の点数はわかる?

宅建試験を受験した人は、自分の点数が何点だったのかをぜひとも知りたいですよね。

しかしながら、宅建試験の得点が合格発表日に通知されることはありません。電話等で問い合わせても教えてはもらえないでしょう。

どうしても必要な場合、個人情報開示請求をすることで得点のわかる書面を受け取れることもあるようです(有償)。

詳しい手続きや料金については試験実施団体に問い合わせてみてください。

宅建が簡単すぎるって言う人もいるけど本当?

宅建試験が簡単すぎるというのは何十年も前の話です。今ではそう簡単に合格できる試験ではなくなっています。

詳しくは次の記事でお伝えしました。そちらもあわせて目を通してみてください。

「宅建は簡単すぎる」は嘘!独学で一発合格した私が実体験から真実を伝えたい
【宅建士合格ブログ】宅建試験は簡単に合格できるとうそぶく人がいますが、全く同意できません。客観的な指標と私の実体験から、宅建合格のリアルを語ります。

宅建の試験日や申し込み手順を知りたい

宅建試験の試験日や申込手順の概要は次の記事で解説しています。ぜひチェックしてみてください。

宅建試験の試験日はいつ?地域ごとに異なるの?情報まとめ
【宅建士合格ブログ】宅地建物取引士試験の実施日に関する情報をまとめました。2020年度・2021年度・2022年度の試験日や、試験当日の持ち物など、関連情報も合わせてお伝えします。
宅建試験の受験申し込み方法と注意点【2021年度】
【宅建士合格ブログ】宅建試験の受験申し込み方法をわかりやすく解説します。「インターネット申し込み」「郵送申し込み」それぞれの手順と注意点を把握しましょう。

この記事のまとめ

今回は宅建試験の合格点・予想合格点について解説しました。

この記事のポイントを復習しておきましょう。

  • 宅建試験の合格点とは、試験合格・不合格の基準となる点数のことである
  • 直近約40年間では、宅建試験の合格点は30点から36点の幅にほぼ収まっている(ただし、近年やや上昇傾向)
  • 宅建試験の予想合格点とは、資格スクールや通信講座が発表する「合格点の予想」である

以上参考になれば嬉しいです。

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