宅建試験に一発合格した宅建士Kiryuです。
今回はスタディング宅建士講座を購入し実際に受講してみた感想をお伝えします。結論を先に言ってしまうと、この記事でお伝えしたいことは次の2点です。
- スタディング宅建士講座は講義が分かりやすく、知識のインプットがサクサク進む
- スタディング宅建士講座は問題演習機能がよくできており、本番に強い実力(解答力)をつけやすい
動画や画像を交えながらわかりやすく述べていきます。ぜひ最後まで読んでみてください。
※2021年12月追記:2022年度版を購入・受講し、全体的に加筆修正しました。
スタディング宅建士講座の概要
私の感想をお伝えする前にスタディング宅建士講座の概要をざっと見ていきましょう。
スタディング宅建士講座はスマホ1台で宅建試験の対策ができるオンライン通信講座(ウェブ講座)です。主に次の内容で構成されています。
- ビデオ講座
- WEBテキスト
- スマート問題集
- セレクト過去問集
- 13年分テーマ別過去問集
基本講座で知識をインプットして3つの問題集で知識をアウトプットするシンプルなカリキュラムです。
講座の雰囲気を知ってもらうために約3分で見れる動画を作ってみました。ぜひ一度ご覧ください。
スマホをポチポチとタップしてテキストを読んだり問題を解いたりしていきます。講座の雰囲気がなんとなくつかめたでしょうか。
動画で概要がわかったところで、ここから先は画像を交えつつ私自身が使ってみて思ったことや使用感などをお伝えしていきます。
スタディング宅建士講座「基本講座」の感想
スタディング宅建士講座の基本講座に対する感想は「講義がわかりやすく、知識のインプットがサクサク進む」というものです。
簡単に言い換えるなら「勉強しやすい」。宅建試験の合格に必要な知識をスムーズに頭に入れることができます。
なぜスタディング宅建士講座は勉強しやすいのでしょうか? 主な理由は次の3つです。
- 科目・法律の全体像を明示してくれるから
- 抽象的な法制度を具体例に置き換えてくれるから
- 講義とWEBテキストの2段構えで知識を得られるから
以下で1項目ずつ深堀りしていきます。
科目・法律の全体像を明示してくれる
スタディング宅建士講座の基本講座が勉強しやすい理由の1つめは「新しい科目や法律を学習する際、最初に全体像を明示してくれるから」です。
たとえば権利関係の全体像を講師が解説しているシーンはこんな感じ。
総則・財産法・家族法の3つの柱を全体像として明示しています。
宅建業法の全体像を講師が解説しているシーンはこんな感じ。
開業・規制・監督罰則の3つの柱を全体像として明示しています。
都市計画法の全体像を講師が解説しているシーンはこんな感じ。
都市計画区域の指定から都市計画決定プロセスまでの5つのステップを全体像として明示しています。全体像が明示されることの何が良いのかというと受講する側が迷子にならずに済むんです。
というのも、宅建試験はどの分野も学習するべき事項が膨大にあります。そのため一般的な教材を使って学習を続けていると「いま自分が勉強していることは宅建試験全体の中でどのような意味を持っているんだろう?」「いま学んだ内容はどのくらい重要なんだろう?」と疑問符で頭がいっぱいになりがちです。
いわば「宅建の受験勉強という森の中で目的地を見失い、迷子になっている」状態で、こうなると学習の意欲が低下し効率も落ちてしまいます。
スタディング宅建士講座ではそんな事態を防止するためにこれから勉強することの大枠を先に解説し、全体の中での位置づけと重要さの度合いを明確化してくれます。
おかげで受講生は先々を見通すことができますし、勉強の力の入れどころ・抜きどころを前もって意識できます。自然とモチベーションが途切ることもなくなり勉強の効率も維持できるんです。
抽象的な法制度を具体例に置き換えてくれる
スタディング宅建士講座の基本講座が勉強しやすい理由の2つめは宅建試験で学習する抽象的な法制度を具体例に置き換えて説明してくれるからです。
たとえば権利関係の抵当権の項目では抵当権という法制度を「A銀行」「債務者B」「裁判所」「土地」を交えた具体例に置き換えて図解しています。
宅建業法の営業保証金の項目では営業保証金制度という法制度を「宅建業者」「供託所」「顧客」を交えた具体例に置き換えて図解しています。
このようにスタディングの講義では法律の条文だけを追い続けるのではなく、登場人物や機関を登場させた設例に基づいて制度の理解を深めることが徹底されています。
それにより受講生は当事者間の利害関係を捉えやすくなり、抽象的でとっつきづらい法律を明確にイメージできるようになります。
講義とWEBテキストの2段構えで知識を得られる
スタディング宅建士講座の基本講座が勉強しやすい理由の3つめは講義とWEBテキストの2段構えで知識を得られるからです。
たとえば市販されている宅建試験の教材で独学する場合、分厚くて専門的なテキストをひたすら読み続けることになります。でも小難しい法律のことが書かれた本を予備知識無しの状態で淡々と読み続けていくのは精神的にかなり辛いです。
これに対しスタディング宅建士講座では講義動画(ビデオ講座)とWEBテキストという2つのインプット教材が用意されています。はじめのうちは講義動画を再生して見るだけで良いので気楽です。
動画の視聴を続けているといつの間にか学習内容の概要・重要ポイントがわかるようになってきます。続いてWEBテキストを読み込むことで細かい論点や補足的な知識をおさえていきます。
「講義で概略をつかんでWEBテキストで深く学ぶ」という2段構えなので、ごく自然なステップで宅建試験の攻略に必要な知識を習得できるというわけです。
スタディング宅建士講座の「基本講座」は無料お試し講座で体験可能です。気になった人はぜひ次のページで無料講座をスタートしてください。
WEBテキストについては別の記事で詳細にレビューしました。そちらも合わせてチェックしていただけると嬉しいです。

スタディング宅建士講座「3つの問題集」の感想
スタディング宅建士講座の3つの問題集に対する感想は「繰り返し解くことにより本試験で結果を出すための解答力がつきやすい」というものです。
※「解答力」というのはあまり使われない言葉かもしれませんが、要は問題文を読んで正確な答えを導く力を指してます。
なぜスタディング宅建士講座の3つの問題集は解答力がつきやすいのでしょうか。主な理由は次の3つだと思っています。
- 練習モード・本番モードで段階的に実力アップできるから
- 自動採点・自動集計機能で自分の実力をモニタリングできるから
- 復習のための機能が充実しているから
以下で1項目ずつ深堀りしていきます。
練習モード・本番モードで段階的に実力アップできる
スタディング宅建士講座の3つの問題集を使うことで解答力がつきやすい理由の1つめは練習モード・本番モードで段階的に実力アップできるからです。
スタディングで問題演習を開始する際はいくつかのモードのうちから1つを選びます。練習モードを選択すると問題と解説が交互に表示される形式で問題演習をします。
基本講座で知識を身に付けた直後など、まだ自分の知識にそれほど自信が持てないうちは練習モードで解説を確認しながら解きます。そうすることでまずは正確な知識を脳に定着させていくわけです。
練習モードを何度か繰り返して自信が持てるようになったら本番モードに進みます。本番モードでは問題だけが連続で出てくる形式で問題演習をします(解説は必要があれば最後の問題を解き終わった後に確認します)。
自分が出した答えが正解かどうかは不明のまま一定数の問題を解き続けるというより本番に近いスタイルです。
* * *
なぜ「自分の解答が正解かどうかがすぐわかる練習モード」だけでなく「正解かどうかわからないまま解く本番モード」が必要なのでしょうか。
私は受験経験者なのでわかるのですが、実は宅建試験の本番で正解かどうかわからないまま50問解き続けることは非常に不安な気持ちを引き起こします。そのせいで問題文の誤読やマークミスをしてしまうほどです。
その対策のため本番モードで本試験に近い状況を何度も経験して慣れておくのです。そうすれば試験当日に十分に実力を発揮できますよね。スタディングではこのように練習モード・本番モードを通じて確固たる解答力を身に付けていきます。
自動採点・自動集計機能で自分の実力をモニタリングできる
スタディング宅建士講座の3つの問題集を使うことで解答力がつきやすい理由の2つめは自動採点・自動集計機能で自分の実力をモニタリングできるからです。
先に見た練習モードや本番モードで問題を解き終わると自動的に採点され正解数が集計されます。
スタディング独自の基準に基づいて合格・不合格が判定されるほか、解答に要した時間や正答率も表示されていることがわかると思います。
さらに解答履歴や問題ごとの他の受講生の正答率も確認できたりします。
こうやってさまざまな指標が記録されていくことで自分の実力が上がっているのか下がっているのか、他の受講生と比べてどうなのかといったことを常に監視でき、実力アップにつなげることができます。
もう少し具体的に考えてみましょう。次の画像は私が実際に問題を解いてみたときの結果です。
画像からわかるように第4問と第5問を間違えてしまっています。ここで第4問は他の人も間違えることが多いようで、全員の正答率は66%は留まっています。正解できなくてもある程度は仕方がないと思えます。
でも第5問の全員の正答率は94%にものぼります。かなり多くの他の受講生が正解できているにも関わらず私は間違えてしまったということです。
もし本試験でこんな失点をすれば命取りになってしまいます。2度と間違えるわけにはいきません。
このように採点・集計結果を確認することで危機感が芽生えますし、今後の学習に対する気持ちもいっそう真剣なものに変わっていくと言えます。
そして自分の弱点や改善を要する点を発見して1つ1つ潰すことで合格をより確実なものにしていくという理想的な学習が可能になります。
復習のための機能が充実している
スタディング宅建士講座の3つの問題集を使うことで解答力がつきやすい理由の3つめは復習のための機能が充実しているからです。
まず注目したい復習機能は復習するにはリンクです。各設問の解説のすぐ下に「復習するには」とあり、リンクがついています。
こちらのリンクをタップすると、その設問に最も関係している基本講座に即移動できます。
基本講座には講義動画やWEBテキストがありますので、理解が不十分だったところを学び直すことができるというわけです。
問題を解いた後に解説を読んでも今一つピンと来なかった場合「復習するにはリンク」を使うことで一瞬で復習するべき箇所へジャンプでき、効率が良いです。
復習機能の2つ目は復習モードです。復習モードは練習モード・本番モードに続く第3のモードです。
復習モードでは「前回間違えた問題」や「自分で要復習にチェックマークを入れた問題」だけを抽出して、問題を解くことができます。苦手な問題を集中的に解いて克服できるというわけです。
以上見たように、スタディング宅建士講座では「復習するにはリンク」と「復習モード」を活用して知識の抜け・漏れを一切見逃さない復習が可能となっています。このことが受講生の解答力をみるみる伸ばしていくのです。
スタディングのSNS「勉強仲間機能」の感想
ここまでスタディング宅建士講座のメインの教材である基本講座と3つの問題集を見てきました。しかしスタディングは勉強するための機能だけを提供しているわけではありません。
実は受講生の交流の場として勉強仲間機能が用意されています。これが意外なほど学習のモチベーションを高めてくれましたのでレビューしていきます。
* * *
勉強仲間機能は例えるなら学習状況を簡単にシェアできるスタディング内ツイッターです。はじめにニックネームを設定し好きなプロフィール画像をアップします。
コメントを書いて投稿すると、自分の学習時間・学習内容などを他の人にシェアできます。
受講生同士のコミュニケーションって楽しいもので、勉強の合間のちょっとした息抜きになります。またお互いに勉強内容を見せ合っていると「自分も負けていられない!」と感じ、学習意欲が燃え上がります。
さらに勉強をしていく上での悩みをつぶやくと他の受講生からアドバイスをもらえることもよくあります。
受講生同士でゆる~くつながった連帯感のもと、情報交換しながら皆で試験合格を目指す。勉強仲間機能はそんな前向きで明るい雰囲気のSNSです。
スタディング宅建士講座には他にもいくつかの学習補助機能が備わっています。
- 学習フロー機能
- 学習レポート機能
- メモ機能 etc.
気になる方は次のページでチェックできます。
外出先でもフル活用!ミスドでスタディング宅建士
外出先でもいつでもどこでもスマホ1台あれば学習できる、というのがスタディング宅建士講座の強みです。
…とスタディングは言っていますが本当にそうなのでしょうか? 外出先でも快適に利用できるかどうかはやってみなければ分かりません。
そこで私はとある週の日曜日、某ショッピングセンターで営業しているミスドにおもむき、スタディング宅建士講座が利用できるかどうかを検証してみました。
店内で動画を再生してみます。その結果やいかに?
嬉しいことに、とてもスムーズに視聴できました。 動画再生以外にもWEBテキストを読んだり問題集を解いたりしましたが全く問題なく実施できました。
ちなみに私が使っている通信環境は格安SIMのDMMモバイルです。DoCoMo・au などと比べたら弱い回線ですが、読み込みの遅延もほぼ無く快適でした。
最後に念のため。ミスドの席を勉強のためにずっと占領するのはもちろん良くないですよね。私はドーナツを食べて、飲んでいたカフェオレが無くなった時点でササッと席をたちました。
公共の場所や飲食店で勉強する場合はマナーへの配慮も忘れずに。
店内では講義の音声が他人の迷惑にならないようこんな感じのイヤホンを使って聞いていました。
この黒くて丸いのがイヤホンです。こういう無線タイプのイヤホンだとケーブルが邪魔になることもないので快適に学習できます。
耳の穴にスポッとフィットする感じで、音漏れもほぼ起きません。スタディング利用の際はぜひ合わせて使ってみてください。
外出先での利用について次のような疑問を持っている人もいると思います。
- スタディングはどんな端末で利用できるの?
- ビデオ講座は1ヶ月7GB以内に収まる?
- スマホとPCの両方で使える?
その答えはスタディング公式「よくあるご質問」の「ご利用環境について」に書かれていますので、ぜひ一読してみてください。
おわりに:スタディング宅建士講座の感想まとめ
今回はスタディング宅建士講座を受講した感想をお伝えしました。この記事の要点と私の感想を以下にまとめておきます。
- スタディング宅建士講座のメインコンテンツは基本講座と3つの問題集である
- 基本講座は講義が分かりやすく知識のインプットがサクサク進む
- 3つの問題集は演習機能がよくできており、試験で結果を出すための解答力をつけやすい
- 勉強仲間機能は学習意欲を高めてくれるコミュニケーションの場である
- 某ミスドでスタディング宅建士講座を使ってみたところ快適に利用できた
今回分かったこと・感じたことは上で述べてきた通りですが、特に印象的だった点を追加で指摘しておきます。それは講師 竹原健先生の「講義の質の高さ」です。
竹原先生の講義は「権利関係」「宅建業法」「法令上の制限」「税その他」いずれの分野についてもとても分かりやすい!と感じました。
宅建試験を深く理解し俯瞰しているからこそできる誰にでも伝わる講義内容になっており「プロが話すとこんなに理解できるんだ!」と感動してしまうほど。無料お試し講座で試聴できますのでまだの方はぜひ一度聴いてみてください。
竹原先生の情報まとめ記事も用意しています。こちらは時間のあるときに一読していただけると嬉しいです。

最後に一言。私はスタディング宅建士講座を受講して料金以上の素晴らしい学習体験ができました。なのであなたにも自信を持ってこの講座を推薦します。スタディングと手元のスマホをフル活用して、今日から試験合格に向けて突き進みましょう。
以上、参考になれば嬉しいです。


